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June 27, 2005

第21話 もうひとつの戦後 at コレヒドール

 A氏は6人兄弟の6番目、末っ子として生まれ、9歳の時に終戦を迎えている。そして13歳年長の長男はフィリピン海域で在船中にアメリカの潜水艦に雷撃を受け、沈没、戦死した。1944年10月18日、北緯14度03分東経119度39分。マニラ湾の入り口に浮かぶコレヒドール島より西南西に70マイルの地点である。南方には小野田さんが発見されたルバング島がある。
 予てからの念願を果たし、終戦後60年の今年こそ兄の弔いを果たしたいとA氏は願っていた。しかし、場所はマニラから200km近く離れた洋上である。相談を受けていた私はあるNPO法人の会長に何か算段はないもいのか相談をお願いしていた。ここの会長は長年にわたりフィリピンの日系人や困窮日本人への援助を行ってきていて、現地の日系人会会長の息子さんU氏を紹介してくれた。U氏は行動力があり、滞在中のあらゆることに便宜を図り、段取りをしてくれた。
 海上での慰霊については、当初はセスナで現地を3回くらい周回し、慰霊の品物を上空から海上に投下しようと予定していた。しかし、セスナの安全性をA氏の周囲の方々が危惧した為、上空からの慰霊は断念し、現場に近いコレヒドール島の西側から西南方向に向かって行うこととした。協会に色々とお願いし、U氏と連絡を取っていただき、全ての段取りがついた。そして2005年4月9日A氏と私はマニラに向かった。

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Comments

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