« 第35話 焼売ならゴールデンシティ! | Main | 第37話 マレーシアのお風呂屋さん »

August 30, 2005

第36話 セブの台風

 今年も関東地方めがけてやってくる台風が多い。画像で見るとアメリカのハリケーンも半端じゃない。そんな時思い出すのがフィリピンでの台風だ。セブはいつも微妙に台風の進路からそれるので、3年間いて、吹き荒れるような台風を私は経験していない。それでも、フィリピン東方海上は台風の生誕地である。サマール付近に近づいてくると、シグナル1~4といった表示で強弱が表され注意を呼びかけるようになっている。
 シグナル1では、そよ風が吹いて雨が降り続くといった程度。シグナル2になると風も確かに少々強くなるが、日本の冬の季節風の方が断然強風だ。雨量は発表されないからよく分からないが、セブあたりでは大した雨量ではない(洪水になるのは雨量の問題だけではないだろう)。なあんだ、大したことないじゃないか。
 シグナル2と警告された台風が近づきつつある時、総務部長が、製造現場以外の社員を自宅に帰らせたい、と言ってきた。
「えー、ただ雨が降っているだけじゃないか。」
「でも、シグナル2が出ている。」
暫く考えたが、製造現場は帰させない訳だし、提案は許可しないことにした。
 が、翌日朝、通勤途中の風景を見てびっくり仰天!多くの木が倒れ、屋根を飛ばされている家もある。あれっぽっちの風で何で??滅多に強い風が吹かないから、家の造りもいい加減なんだろうけど(倒れたらまた建てりゃいいや、という感性もありそう)、あれだけ多くの木が倒されていたのは驚きだった。が、しかし倒れている木に目をやって納得。根っこがちょこっとしかないのだ。これじゃちょっとした力の作用で倒れてしまうのも致し方ない。雨なら毎日ほどほどに降るから木も一生懸命根を張る必要がない。何の根拠もない勝手な類推だが、きっとそうに違いない、と納得してしまった。

|

« 第35話 焼売ならゴールデンシティ! | Main | 第37話 マレーシアのお風呂屋さん »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91498/5706404

Listed below are links to weblogs that reference 第36話 セブの台風:

» 火事の傷跡 セブ・シティ [フィリピンの真実を伝えるブログ(文化・社会・時事・政治)]
tacchyです。 セブ・シティの民家で火事が起き、その残骸で、天井がなくなっ [Read More]

Tracked on November 21, 2005 at 06:29 AM

« 第35話 焼売ならゴールデンシティ! | Main | 第37話 マレーシアのお風呂屋さん »