« 第52話 トイレブラザース | Main | 第53話 ヘンなボウリング »

October 21, 2005

第52話 トイレブラザース(2)

 さて、チップである。10ペソづつやろうかと思ったが、あいにく人数分の持合せははなかった。20ペソも50ペソも見当たらず、ちょっと高額だが100ペソ出して、「5人で分けろ」と言ったら、「自分たちは全く金を持っていないから、シェアできない」と言って受け取らない。これでは強行突破しかない。無視して出ようとしたら「OK,OK,we will share.」だと。一人20ペソでも出しすぎと思ったが、こんなところで揉める気にもならない。
 この時以来、トイレに入る前には細かい金を用意して入るようにしたものだ。ところが、あるとき同じ場所で白人男性が同様な“サービス”を受けているのを見た。“充分な”サービスが終わり、彼が出る間際に出したのはなんと5ペソコイン1枚だけ。件のトイレブラザースは盛んにクビを振って、「No, one doller !」とコンプレイン。すると、この白人男性は厳しい表情で渡した5ペソすらも取り上げ、睨みつけて出て行った。
 なるほど・・・。どうやら、我々日本人は彼らを随分と甘やかし、相場を上げてしまっていたのかも知れない。金さえやってしまえば、面倒さから開放されるという安易なDNAを自らも認識してしまったのだった。

|

« 第52話 トイレブラザース | Main | 第53話 ヘンなボウリング »

Comments

私もNAIAで経験がありますが、急に男がマッサージしてきた時に「Don't touch me! 」と言って睨みつけてやると、すぐにあきらめました。よほど強面に見えたのか。(笑)

Posted by: dragonfly | October 25, 2005 at 04:49 PM

NAIAのトイレはいつも混んでますが、そこでも現れるんですか。きっと高額なチップを払っている日本人が多いんでしょう。

Posted by: 富嶽庵 | October 25, 2005 at 11:18 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91498/6494403

Listed below are links to weblogs that reference 第52話 トイレブラザース(2):

« 第52話 トイレブラザース | Main | 第53話 ヘンなボウリング »