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November 23, 2005

第64話 闘病生活?(8:懲りない男)

 私は鼻炎持ちである。要はアレルギー体質なのだ。今回肺炎にかかるまでは、花粉症のシーズンの鼻詰まりほど苦しいものはないと思っていたが、考えを新たにした。咳が止まらない方がやはり苦しい。鼻が詰まっても呼吸は口で出来るが、咳き込むとそうはいかない。
 ひどく咳き込むとナースが背中を叩く、そんな日々が数日続いた。それでも食事だけは前回よりもはるかにマシだった。N亭の弁当はおいしく、いつも残さず平らげた。120ペソで小さいながらも鰻が入っていた時もあった。部屋のシャワーも存分に使った。病院の給食はもしよければ、と言って付き添いナースに勧めた。彼女はおいしそうに食べていた。
 1日3回、機械から吸入を受け、安静にしているうちに卵の薄皮が剥ける様に、状態は良くなってきた。咳の出方もドライでなく、痰が出るようになり、連続性の咳ではなくなってきた。こうなるとやはり普段の生活に戻したくなる。やはりドクターに頼んで退院を申し出た。医者は自宅で安静にする、という条件でそれを認めた。
 またしても自由を得た私は、よせばいいのにそのままN亭に向かい、病院を出て1時間後にはカウンター席に座っていた。そして、久しぶり、とばかりにキャスターマイルドに火をつけていた。全く懲りない男だ。

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