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November 09, 2005

第63話 フィリピン人の視力

 フィリピンではメガネをかけている人は少数派だ。眼鏡は日本よりは安いとは言え数千円はするわけだから、購買力の問題で使っていない人もいると思うが、事務所の中でも40人中3~4人くらいだった。工場のオペレータに至っては殆どゼロ。これは視力が良いことを条件に採用されているわけだから当然と言えば当然だが、そんな条件に合致した人達がゾロゾロ居るということだ。
 ゴルフ場のキャディもそうだ。キャディのLには申し訳ないが、私のような下手くそはどこへでもお構いナシに打ち込む。それでも彼はどんな林の中でも草むらの中でも、落下地点が正確に見えていて、一直線でボールに辿り着く。夕方薄暗くなった時でもそうだったから、暗い中でもよく見分けがつくようだ。
 暗くても見えるという点では、私の部門にいたJもその一人。彼は日本人が出入りしそうな夜のスポットに彼自身もよく出没していて、誰がどこに誰と居たか、といった情報に長けていた。彼によると、夜の暗がりでしかも真っ黒い窓ガラスの車中をも見通すことが出来るそうだ。
「ワタシ、キノウ、ヨル、ミスター○○ガ△△デ、キレイノ、オンナノヒト、クルマデ、イショニ、イルノ、ミマシタ。」
彼は片言とはいえ、かなり日本語を理解する。
「夜、車の中が見えるのか?」
「ハイ、ワタシ、ミエマス。」
お陰で同僚の秘密も随分と握ってしまった。私のことに関してはどうかって?当然飲ませ食わせで懐柔しておいたことは言うまでもない。

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Comments

そうなんですよね。ほとんど透視に近いです。
残業でたまたま社長と一緒に帰った時の信号待ちで、
「社長、女の子がこちらに手を振ってます!」
社長は身を乗り出して見ていると、
「彼女、ウチの従業員だよ。ほら、ユニフォームがそうだろう。」
「アッ、僕の部署のコです。きっと僕が社長車に乗っているんで手を振ったんだ。」
翌日、彼女に聞いたらその通りの答えが返ってきました。
仕事での彼女たちオペレーターの外観検査の精度は日本のそれよりも遥かに高く、逆に精度が良過ぎて幾度もレベルを修正したものでした。

Posted by: G♂ | November 10, 2005 at 06:21 AM

これじゃ悪いことも出来ませんね!

Posted by: 富嶽庵 | November 10, 2005 at 07:15 AM

This text is invaluable. When can I find out more?

Posted by: best dating sites | January 19, 2015 at 02:33 PM

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