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March 12, 2006

第99話 この国はどこへ

 フィリピンという国は一体どこへ向かうのか。東南アジア各国の中でもどんどん置いてきぼりにされる国。要因はいくつかある。
 国の予算そのものが小さい中で、社会インフラに有効にそのカネが使われているとは言いが難い。舗装したばかりの道路が半年後には穴だらけになるのは、予算額の中から関与する有力者が吸い取ってしまう為に材料を間引かざるを得ないからだそうだ。予算は100万円でも実際には10万円で道路を作っていると思えば、欠陥道路になるのも頷ける。
 直近のデータによると、この国の主な外貨獲得手段である電子部品の輸出額が減少してきている。はっきりとはわからないが、外資企業の生産縮小傾向があるのかもしれない。もしそうだとすれば、納得せざるを得ないいくつかの要因はある。人件費の上昇、経済的恩恵の薄さななどは目に見える要因だが、もうひとつ目に見えない面がある。信頼して任せられる管理能力を持った幹部社員たる人材が少ないという点だ。これはフィリピンの文化そのものに根ざしている側面とも言え、簡単に解消されることではない。
 そんな中で、ちょっと興味を引いた数値は農産物、とりわけココナッツオイルの輸出額が昨年1月の2千万ドルから今年の1月は8千万ドルへと4倍に伸びていることである。輸出総額に占める割合も0.6%→2.5%に伸ばしている。特徴ある農産物を有効に活用してそれらの派生商品を活性化させることは、閃き豊富なこの国の人達にはうってつけの策ではないか。

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