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March 23, 2006

第104話 フィリピン人の記憶力

 フィリピンの人達の記憶力は相当なものがある。我々日本人(特に中年にもなると)は画像情報と文字情報がうまく繋がらず、知っている人とバッタリであっても、咄嗟に名前が出てこないことが多い。
 ある日、セントエレナというゴルフ場でプレーした後、未だ日が高く、このままホテルに帰るには時間も早かったので、道中時間つぶしにタガイタイに立ち寄った。一角には何と言う建物だったか失念したが(確かマルコス家に由来した建物?)、大勢の観光客を集めていた建物があった。さして目的もなく来たわけだから、別段の印象も感じられないまま、建物を後にして、緩い下り坂を歩いていたそのとき、後ろで声がした。
「○○さん!○○さん!」
「○○さん!○○さん!」
○○さん、とは私のファーストネームであるが、日本ではかなりありふれた名前である。私にはマニラに女性の知人はいない。ほー、同じ名前の日本人がここにいるのか。
「○○さん!」
その女性の声は次第に近づいてくる。そしてついに私の肩を叩いた。
 ビックリして振り向いた。そこでは屈託のない笑顔の若い女性がいるのだが、私には思い出せない。
「私よ、○○。」
それでもまだ思い出せない私。茶髪のロングヘアの彼女は
「えっ、昨日のことも覚えてないの?」
そこまで言われてやっと思い出した。昨夜行った何とかというカラオケの娘だ。いやー、女性は昼と夜では大違いだ。それにしても彼女たちの記憶力といったらどういうことだ。顔だけでなく、名前までよく覚えているものだ。しかもこの人ごみの中でよう見つけてくれた!
一緒にいたU氏は
「へー、モテるじゃん。」とイヤミを一言。

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