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April 07, 2006

第108話 公的機関のカツアゲ

 フィリピンで操業していると、無遠慮な寄付の無心もさることながら、言いがかりとも思える要求も少なくない。先般のNNAの記事では、ヨコハマタイヤ・フィリピンでは関係者の方のご努力で不当な課税を撤回させたという記事を目にした。(以下引用)


ヨコハマタイヤが非関税地域であるクラークから国内市場向けに製品を出荷する際には、関税の支払い義務が生じる。ただその課税対象は、同社が実際に輸入したゴムなどの原材料であるべきだが、一部は製品のタイヤそのものとなっていた。このため、最大で10倍ほどの開きがある異なる税率に基づく関税額の支払いを要求された同社は、政府関係機関にその不当性を説き改善を求めてきた。しかしその一方で、関税納付をこれまで続けてきたという。

私が滞在していた時にこんなことがあった。日本から溶剤を輸入した時に、手違いで一部の書類で揚げ地の記入ミスがあり、まずは品物の通関が止められた。手違いの非は認めなければならないが、それに対してどう出たか。
 カスタムからは何と約150万ペソのペナルティを要求してきたのである。書類上のミスならば再提出させるとか、そもそも根本的な問題ならば輸入を認めない、など違う対応になりそうなものだが、書類上のミスをペナルティという名のもとでカネで解決させると言うやり方が本当に存在するのか。
 品物が来なければ生産はストップせざるを得ない状況では、言いなりになるしかない。フィリピンでは公の機関によるカツアゲは事業リスクの中に織り込んでおかなければならない要素のひとつだ。

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Posted by: gold watches | October 02, 2013 at 03:43 AM

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