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June 26, 2006

第127話 日本に来る研修生

 フィリピンの日系企業では、製造現場の現地でのオペレーション能力向上を目的に、現地の製造現場のリーダークラスの社員を日本に連れて行き、研修させることが少なくない。
 多くは女性社員である。彼女たちにとって、僅か2~3週間の滞在ではあるが、日本に行くということはどういうことなのか。少し誇張されているだろうが、日本に対するポジティブなイメージを持っている場合が多いから、まずは行って見てみたいという興味。それと少なからず、臨時収入が入る、ということも見逃せない。
 まずは支度金が支給される。滞在中の賄いは全て現物で支給されるので、マネージャクラスが出張したときの日当とは異なるものの、小遣い程度の日当を滞在中も受け取ることが出来る。
 支度金は、本来渡航に当たっての準備の為の費用であるが、一旦彼女たちの手に渡ってしまえば、支給目的などはどうでもよい。ほとんどの場合、親兄弟、親類縁者に分配されて、瞬く間に消えてしまうことが多い。だからだろうか、空港まで家族や親類が大挙して見送りに来る光景も珍しくない。
滞在中のささやかな日当はどうかというと、彼女たちはほとんど手をつけない。スナック菓子を買う程度だ、それでも帰る頃には秋葉原でひとつふたつ電化製品を買い、残ったお金は再び親兄弟に渡る、というのがティピカルなスタイルだ。

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