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November 28, 2006

第175話 部下の数

 フィリピン人社会は日本人が考えている以上に、メンツの社会だ。特に会社では顕著な様相を示す。日本で会社の中での人物の軽重を示す端的な尺度は肩書きだ。勿論フィリピンでも肩書きは重要だ。何故ならそれはストレートに給与に反映するから。

 もう一つ彼らが重要視するのは部下の人数である。ここには二つの理由があるようだ。一つは部下が多いほどエライという見かけ上の問題。もう一つは恩の売り買いというフィリピン人独特の感性が働いているようだ。部下が減ってしまうと、この恩の売り買いをできる相手が減ってしまうからだ。要は影響力を行使できる人間が減ってしまうということは、この国の社会では自分の立場を非常に大きく揺るがす。

 会社ではある時期から、生産品目が増え、購入する原材料が大幅に増えたことから、それまで購買及び物流を一人のマネージャに任せていたのを二人のマネージャに責任範囲を分けたのだが、フィールドが狭くなったマネージャはしばらくの間かなりモチベーションがダウンし、意気消沈していた。

 この国で組織を変え、異動させようとするときは、彼らのメンタリティもよく理解してかからないと、想定外のリバウンドを食らうことになる。

 

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