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December 11, 2006

第177話 Sana'y laging magkapiling(3) 

 その日は午後4時からクリスマスパーティになるので、朝はいつもより出勤時間は1時間早い。それにしてもこういうことの段取りは彼らは本当に早い。ステージや観覧席などとっくに出来ている。ASEANの会場準備のモタツキが信じられないくらいだ。司会を買って出た受付のRは堂々と司会をこなしている。このあたりは日本人には真似できない。

 ついに順番が回ってきた。練習では歌詞を見なくても一通り暗記できているが、ちゃんとできるだろうか。司会のRはステージに上がるよう促す。自分で言うのも何だが、会場からは割れんばかりの拍手。曲がjかかった。この歌は3番まである。火事場のナントカではないが、案外練習どおりいけるじゃないか。そう思った途端、急にリラックスムード。やはり余裕の気持ちで歌えば声の伸びがいい。曲に合わせて歌うのでなく、曲がついて来る感じになるものだ。少なくとも今までの中では拍手の多さでは引けはとらなかった。

 だが、上には上がいるものだ。何と言う曲だったか(日本では郷ひろみがアッチッチとか言って歌っていた)やってくれた二人の日本人がいた。彼らは普段は無口でどちらかと言えば目立たない方だ。そう、そんな彼らも秘密の特訓を毎夜重ねていたのだ。彼らは英語で歌う方はハナから放棄している。その分をフリでやってきた。

 恐らく完璧なフリだったら、あそこまで受けなかっただろう。いかにもとってつけたようなぎこちないフリがフィリピン人には印象的だったようで、爆受け。

 相手に印象付けようとするなら、中途半端な完璧を目指すよりも、このような新鮮さもあるものだと感心した。

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