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March 26, 2007

第197話 いつか見たような光景

 温泉からの帰り道、クルマを運転していたM氏が村の中で声をかけられ車を降りた。どうも長話になりそうな雲行きなので、私も降りて付近を散策に。裕福ではないにせよ、屈託の無い会話があちらこちらで繰り広げられている。だから都市部のスクワットのような貧困がための圧迫感のような雰囲気は無い。

 道端で小さな女の子が二人、額を擦り合わせるように仲良く遊んでいた。どうやら姉妹のようだ。通りかかると姉と思しき女の子が近づいてきた。彼女が右手を差し出してきた。(なんだろう、握手かな?)私も右手を差し出すと、彼女は私の手を握り、私の手の甲に自分の額をつけた。なんの儀式なのかは分からないが、礼儀作法のひとつなのだろう。Sisters

 最近は隣人同士が道端談笑するという光景を見かけなくなったし、子供たちが友達同士で遊ぶ、といった姿を見ることも少なくなった。こんな光景は30年くらい前はどこでもあった。タイムスリップしたような映像を前にして心も和む。

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Comments

初めまして!
いつも楽しみにして見ています。

私はフィリピンで日系企業に勤めています。

手の甲を額に当てる儀式!

こちらでは、二ノンとか二ナンとかいって、
洗礼の時又は結婚式の時に仮親になると
イナアナック(仮の子供の意)よりその様な挨拶を受けます。

但し、田舎の方に行くと二ノンや二ナンであろうが、あるまいが年配の人にはそういう挨拶をすることが多いみたいです。

日本でも田舎にいくと道端で、子供達が『帰りました』とかいって挨拶をくれたりしますが、
それと似たようなものでしょう。

Posted by: moimoi | March 26, 2007 at 05:19 PM

moimoi様。なるほど、そうだったんですね。カソリックの儀式なのか、ローカルの習慣なのか、分かりませんでした。それでもいかにも仲の良さそうな素朴な幼い姉妹は今でも印象に残っています。
富嶽庵

Posted by: 富嶽庵 | March 26, 2007 at 11:26 PM

富嶽庵さん、御無沙汰しております。例の儀式は、マノポと言われてるものですね。ニノンやニナンでなくても子供は大人に対して行うようです。あまりいいことの無いフィリピンですが、こういうところは日本に無い良さだと思います。

Posted by: dragonfly | March 29, 2007 at 11:52 PM

dragonflyさん、しばらくです。田舎では息づいている習慣なんですね。セブでは経験したことなかったです。

Posted by: 富嶽庵 | March 30, 2007 at 12:12 PM

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