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April 29, 2007

第202話 バイオ燃料(2)

 フィリピンには関係ないが、これもバイオ燃料の話題ついでに。バイオ燃料の原料に食料が回され、食料不足になるのではないか、という懸念が現実的になってきている。既に米国ではとうもろこしが高騰しているとか。わが国は食料自給率が驚くほど低い。小麦は14%、大豆は4%、果実や魚介類も輸入の方が圧倒的に多い。国内生産で賄えるのは米と卵と野菜くらいだそうだ。誤解されているが、欧米は基本的に農業国だ。多くの国が主要作物は国内で賄っている。

 だったら、日本で有り余っているものは?ゴミだ。これなら売るほどある。以前都内某埋立地のゴルフ場でプレーしたとき、コース内喫煙厳禁というルールがあった。地中のゴミからメタンガスが微量だが発生していると言っていた。また、汚い話で恐縮だが、旧式のトイレは抜気式で貯槽の中にはガスが発生している。30年以上前だが、TVジョッキーでヘモス会会長なる者が、自分のオナラに火を点けるような芸をやっていた。また、どこかの家庭ではトイレの貯蔵物からガスを家の中に引き込み、それでコーヒーを沸かしていた。そのまま流してしまっては、資源としては利用できない。ちょっと抵抗はあるが、慣れてしまえばどうということはない。

 どうやら、こんな馬鹿馬鹿しいことに真面目に取り組む時代が来つつあるようだ。

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April 26, 2007

第202話 バイオ燃料

いよいよバイオ燃料の話題が日本国内でも増えてきた。今日のNHKのニュースでも混合ガソリンがいよいよ市場に出回ったことを報じていた。価格は通常ガソリンと同価格とはちょっと意外だった。フィリピンでは既に混合が義務付けられる法制化も進み、新たなビジネスになっている。以下NNA記事より一部抜粋。軽油に混合されるメチルエステルはココナッツが原料だ。

 スター紙によれば、バイオエナジーNL3億米ドルを投じて年産能力3億リットルのバイオ燃料製造設備を建設する計画を持つ。プラントの生産能力に合致する面積50万ヘクタールのココナツ・プランテーションも併せて立ち上げ、原料からバイオ燃料までの一貫生産体制を構築するものだ。完成後は、フィリピン国内での他社との競合を避けるために、2008年にもバイオ燃料の普及に向けた法律の成立が見込まれる日本に輸出する方針。

フィリピンでは、5月にもバイオ燃料法が施行される予定で、需要の急速な拡大が見込まれることから、バイオ燃料を事業化しようという動きが活発化している。直近では、石油公社オルタナティブ・フューエルズ(PNOC―AFC)が本格事業化に向け、科学技術省と共同で研究開発することに合意。フライングVなど中堅石油会社がコンソーシアムを組んでバイオディーゼルの生産に乗り出す姿勢も示している。

日本勢でもフィリピンで生産の可能性を探る例もある。コスモ石油が2月から3月にかけ、レイテ州でバイオ燃料の原料調達に関する調査を実施。プラント設計、施工最大手の日揮も、エタノール工場建設に向けた可能性の有無を探る調査を行っている。

 

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April 17, 2007

第201話 手造りココナッツオイル石けん

 セシリアさんの天然手造り石けん“Jabon de Cecilia”は店舗販売も始まった。東急ハンズではバイヤーさんもコンセプトに共鳴して頂き、町田店で販売していただけることになった。018

 当面は母の日の特設コーナーで4週間販売される。スペース的にも結構取っていただき、有難い。始めのうちは売上はスローでも母の日が近づくと動くようになる、そうだ。ココナッツベースのアイテムは少ないので面白そうだとおっしゃられていた。次は定番商品としての地位確保と、首都圏他店への展開だ。

 

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April 13, 2007

第200話 パエリア

 さて、今回の渡比は約半分の時間をレイテで過ごしたので、セブでは然して時間がとれず、セシリアさんの工房で打合せたりした他は、特にこれと言ったこともできず、あっという間に終わってしまった。夜は夜で以前部下だったA氏やJ氏が食事はご馳走してくれた。思えば滞在中ディナーは自分の出費が全くゼロ。フィリピン人に食わしてもらう日本人…ちょっと情けないような気もするが。

 さて、J氏は元の会社を辞めて、今はマニラで経営者。IT系の仕事で日系の会社に食い込んだそうで、羽振りもいい。私の日程に合わせて彼もセブにやってきた。会社は忙しいようだが、今は自分が働かなくても問題ない、そうだ。セブ滞在中はこれを使ってくれ、と言って運転手つきで1台よこしてきた。

 ディナーで彼はアラノスに招待してくれた。グアダルーペに向かう途中の狭い路地の奥、全く変わっていない。何と、まだやっていたのか!かなり年配のスペイン人がオーナーだが、まだ健在で来客をもてなしていた。久しぶりの本格派パエリアだ~Photo_10

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April 09, 2007

第199話 レイテの乗合バス

 日曜日の午後、私は小田急の車内にいた。つり革につかまっていると、目の前にいた中学生と思しき女生徒から「どうぞ座ってください」。ショックだった。席を譲られるとは。丁重に断ったが。

 日本では席を譲るかどうかは本心ではない場合が多い。どういうことかと言うと、席を譲らない場合の周囲の視線を気にして席を譲ることが多い。

 さて、アナハワンからの帰りは乗合バスだ。朝7時に町を通るバスに乗らないとフェリーに間に合わない。朝も早いし、空いてるだろうとの考えは甘かった。長距離移動の人は勿論、通学のハイスクール生徒の数、半端じゃない。やっとの思いでバスに乗り込んだが乗客の荷物も多く、足の置き場などありゃしない。

 バスに乗り込んで暫くはただ立っているだけでもやっとだったのが、だんだんと身の置き方にも慣れてくる。そんな時だ。斜め後ろの席に座っていた中年の女性がここに座れと、狭い座席スペースを指差した。周りには他に乗客もいるのに何で私が?周囲の乗客もあんただよ、あんたが座るんだよ、と言わんばかりの視線だ。

 一人で乗り込んでいる外国人への配慮か、はたまた年配者と思われたのか。後者だとは絶対に思いたくない。結局このおばさんの話につき合わされヒロンゴスまで約3時間、これはこれで結構疲れた。

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April 05, 2007

第198話 ココナッツオイル(2)

 ある地元出身の衆議院議員と町長が反目する。日本ではあまり聞かない。政党や政策が違えばあるかも知れないが、フィリピンの場合はそうではないようだ。要は個人的な打算で彼らは行動する。

 M氏は仲間から資金を集め(約6Mペソだそうだ)アナハワンにココナッツオイル製造プラントを立ち上げた。さて、操業の許可には町長が一枚かんでくる。一旦許可した町長は操業が開始されると、なんだかんだ言いがかりをつけて許可の取り消しに動いたそうだ。

 M氏と南レイテ州のコングレスマンME氏は懇意にしていたが、ME氏も手を出せない。この辺りの権限の構造はよく分からない。結局M氏は「俺もビジネスの仲間に入れろ」という町長の要求を断った。ビジネスの仲間ったって町長は働くことはしない。利益の一部をよこせ、ということだ。結局M氏はプラントを放棄し、町長が引き継いだそうだ。そんな町長にまともな操業が出来るはずも無く、ギブアップした町長が放り出したところで、再びM氏が操業再開に動くことになった。

 何でもあり、のフィリピン、面目躍如といったところだ。

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