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May 29, 2007

第211話 フィリピンは環境先進国?

 フィリピンで製造業に携わる日系企業は環境レベルにはかなり気を使う。特に排気や化学物資の排出を伴う設備については、そう簡単には操業許可がおりないからだ。アンダーテーブルでどうにかなる場合もあるかも知れないが、当局から揺すられる材料はないに越したことはない。

 しかし、これらの規制はどう見ても笊で水を救っているが如くに映るのだ。工場から排出する水の水質は猪苗代湖並みのクリーン度を要求する。それならば、スクワットから流れ出る生活排水はどうなんだ。排気もそう。溶剤系の排気と一律には論じられないが、ジプニーが吐き出すディーゼル車の真っ黒い煙はどうなんだ。シートベルトの罰金もそうだ。ジプニーの運転手はおろか、バスの屋根の上のパッセンジャーとは何なんだ。

 ルールは作ったからには厳しく適用すべきだし、適用できないなら中途半端なルールはない方が公平だ。

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May 26, 2007

第210話 池ぽちゃのボール

 今朝の朝刊によると、岐阜県でゴルフ場の池に深夜に忍び込んで池ポチャボールを盗んだとかで逮捕された者がいるそうだ。1ヶ月で3千個以上、高いものは1個150円で毎月20万円以上の稼ぎだったとか。へー、日本でもこれを生業としていた人がいたのか。

 フィリピンではお馴染みの光景である。特にセブカンの11番ホール、グリーン前の池は余程“ポチャる”人が多いのか、深夜といわず日中でも池の中をボール拾いが泳ぎ回っていた。大体子供が多いが、大人の場合もある。中にはシュノーケルを装備している本格派までいた。プレーヤーのボールが当たったりしないのか。フィリピンではこれは窃盗に当たらないのか。

 ところで、件の逮捕者は「窃盗罪」とのことだが、窃盗というからには他人のモノを盗んだということだろうが、池ポチャボールは誰のモノなのだろう。ゴルフ場か、打った人の遺失物か。

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May 22, 2007

第209話 美人局?

 フィリピンにいると日本人男性は100%金持ちと誤解されているせいで非常にモテるのは諸兄遍く経験することである。言葉なんか通じようが通じまいが、異常と言えば異常だが利害が一致してしまうのでどうしようもない。

 ダバオのアポビューホテルに滞在していた時のことである。内線電話が鳴った。若い女性の声だ。

「I'm △△, I'm also staying here. I'm lonly…, Are you Japanese?」 (来たな~)

「Japanese? How did you know I was a Japanese?  I'm sorry. What do you say if I'm a Korean?」

「Ah…, Im sorry」 … ガチャン。

 確かこんな感じだった。宿泊者名簿は第三者にも筒抜けなんだろうが、昏睡強盗だったのか美人局だったのか、或いは単に交流を求めていたのか、日本ではホテルに宿泊していてこんな電話は来ないはずだ。でもどんな娘だったか、見るだけでも見ておけば良かった・・・。一緒にいた同僚は、「えー、何でそんなもったいない事をするんですか~」

 今度は、また電話がかかってこないかと待っていたが、二度とコールはなかった。

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May 16, 2007

第208話 3番ホール

 セブカンでプレーすると、土日なら必ず詰まるホールがある。3番は距離は大したことないが、手前の池にハマってしまう人が多く(私も)、グリーンも奥行きが浅いので案外ワンオンしにくいからだろう。

 そうするとキャディだって暇だ。何を始めるか。プレーヤーにマッサージを押し売りしてひと稼ぎしようとする輩もいれば、例えば私のキャディだったLとA。彼らはおもむろに小さな木箱を開く。なんと、クモを飼っているのだ。そこで始まるのは闘鶏ならぬ闘クモ。何をもって勝ち負け判定しているのか知らないが、結構熱くなっていた。

 ところで、セブの観光地を紹介するテレビで一時期セブカンの紹介では私が出ていた。自分では気づかなかったが、同僚から「○○さん、テレビに出てるよ」と言われ、見たら本当だ。場面はこの3番ホール。ところが何と打ち損なって池に入れたときのものだ。これじゃ恥をさらけ出しているようなもの、どうせ使うならもうちょっといい場面を使って欲しいものだ。こんなの日本なら肖像権といい、名誉毀損といい、訴訟モノじゃないのか。

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May 15, 2007

第207話 場所が変われば

 普段はセブカンでプレーすることが多かったが、同じフィリピンでも場所が違えば流儀が違った。

 クラブフィリピノでは、恐らく彼らはメンバーなんだろうが、プレー中後ろから来て「俺達は2人だから先に行かせろ」なんて言ってきた連中がいたし、ダバオのラナンではもっとひどいのがいた。我々の前の組が突如姿を消し、我々についていたキャディもどこに行ったか辺りを探していたが見つからず、「OK. We will go.」と彼女。ところがプレーを終えてキャディフィを渡そうとしたら、泣いている彼女。どうやら抜かされた連中が文句をつけ、3日間のサスペンドを食らったらしい。どう見ても抜かされた彼らに非があるので、私がキャプテンに説明してやろうと言ったが、無駄だと言う。気の毒なので500ペソチップを渡した。

 一人のプレーヤーにキャディ一人、さらにはアンブレラガール一人までは当り前だが、パンプローナでは更にオマケがつく。プレーを始めてしばらくして気づいたのだが、常に我々の前方に人が何人かいる。しかも誰がどのプレーヤーを見るか分担も決まっているようだ。彼ら少年は“タマの行方確認係”兼“スコア付け係”。彼らには結局80ペソ渡した。ローカル色豊かでそれはそれで面白いものだ。

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May 14, 2007

第206話 まだ覚えていた

 先日久々に(2年ぶり)ホームコースで年会費支払いかたがたゴルフを楽しんだ。からだろうか、今朝夢の中でセブのゴルフ場が登場した。ので、セブのコースがそれぞれ1から18までどんなホールだったか思い出してみたところ、なんとセブカンとアルタビスタは全部覚えていた。

 ついでにフィリピンでプレーしたコースといえば、フィリピノ(アップダウンが多く狭くて長いホールが多かった)、エアベース(フェアウェーの真ん中にある電柱に何度タマを中てたことか)、メルセデス(確か13ホールくらいしかなかった)、バジャン(フェアウェーはヤギのウンチだらけ)。Img046 セブ以外だとマニラ近郊のセントエレナ(文句なしのいいコース!)、レイテのオルモック(雨季だったせいかコースがグジャグジャ)、ネグロスのパンプローナ(いいコースだけどほとんど客がいない)、ダバオのアポ(コースよりもアポ山の姿に感動)、ラナン(ちょっと狭い箱庭のようなコース)など、断片的だが、ビジュアル情報というのは、案外記憶の中に残っているものだ。

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May 12, 2007

第205話 学力低下

 日頃の仕事柄、生徒達の学力には相当の危機感を実感している。漢字を書かせればアテ字も多く、先日も学力診断で訪問してきた小学生の漢字テストをチェックしていたら、教師が教士だったり、汽車が機車だったり。算数では小数点がつくとまったくお手上げ状態だったり、目を覆うばかりだ。

 ところがこれは日本だけでもないらしく、フィリピンでも進行している現象だとか。以下NNA記事より抜粋。

教育省傘下の国家教育テスト研究センター(NETRC)が昨年3月、数学、科学、英語、タガログ語、社会教育の5科目で実施した試験で、小学6年生の正答率が前年の58.7%から4.2ポイント低い54.5%に、高校4年生が46.8%から2.5ポイント低い44.3%に下がったという。

ビジネスワールド紙によると、小学生、高校生ともすべての科目で正答率が16ポイント低下。とりわけマニラ首都圏の児童・生徒の学力はほかの地域に比べ低いという。

 世の中が便利になると、苦労しなくとも結果が手に入るようになったり、人工的な楽しいことも増えてくる。忍耐強く考えたり、面倒な繰り返しの練習などが疎かになってくる。フィリピンもそういう時代になりつつある、ということか。資源に乏しく自前の産業が脆弱な国では、座視できないテーマだろう。

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May 08, 2007

第204話 アロハシャツ

 当り前のことだが、フィリピンでは人手を使うものほど、我々には割安感を感じる。例えば靴。工場で作る運動靴などは輸入になるせいか日本で買うのと同じくらい高い。皮製の紳士靴などは手造りのため、むしろ安くなる。2000ペソも出せば皮底のしっかりした靴が手に入る。200ペソ位のもあるが、さすがに皮が硬く、歩き続けると血をみることになる。

 チッカアンの前に仕立て屋があった(今でもあるのかな?)。ここで作ったオーダーメイドアロハシャツ2着が今でも健在だ。004_2 仕立もまあまあだし、結構気に入っている。が、やや派手なので、普段着ることはなく、山梨の小屋に滞在するときに着たりしている。最近の夏はアロハシャツが流行っているそうだから、今年は思い切って都会でも着てみよう。生地と仕立代含めて600ペソ、ここの店主はディスカウントには全く応じなかった。

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May 02, 2007

第203話 アヤラとそっくり

 先日所用があって横浜に出た帰りに鴨居にある「ららぽーと横浜」に立ち寄ってみた。普段ショッピングで出歩くことなど皆無に等しいが、人々の動線や志向性を垣間見るのに案外役立つ。

 相当の集客力がありそうなことは駅からの人の流れで一目瞭然だ。鴨居の駅と言えば今から20年くらい前に降りたとき、鶴見川の向こうにM下通信がでーんと構えているくらいしか画像記憶がなかったが、随分と変わったようだ。駅を降りた人の流れは蟻の行列よろしくららぽーとに向かっている。

 さて、中に入ってみると、初めて来た人はどこに何があるのか、わざと分かりにくくしているのではないかと思うくらいややこしい。

 が、どこか見たような光景なのだ。そう、セブのアヤラと風情がよく似ているのだ。円形のイベントホールを中心にして、扇形というかセンターから放射状に配列された通路。ショッピングでなくウォッチングの人が休日の午後を楽しんでいるといったブラブラ歩き。027セブと違うのは、随所に案内表示板があるのと、トイレがきれい、と言う点か。都心のデパートも根強い人気があるのだろうが、若いファミリー世代にはこうした郊外のモール街は彼らの志向性を捉えているのだろう。

 

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