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June 29, 2007

第220話 サラ金顔負け

 日本人も最近こそ返済の充てなく借金をする風潮が目立ってきているが、分相応という価値観が薄れてきているからだろう。それでもグレーゾーンのサラ金利息を除けば、収入さえ継続してあるという前提であれば、返済できないほどのローンを組む人はまずいない。

 会社のキャンティーンでは電気製品販売業者が家電製品を展示販売していた。工場の作業者が購買層だから日本とは違って電気釜、扇風機などが売れ筋だ。いずれも数千ペソの価格帯だから、月々の収入からちょっと貯えれば現金で買えそうなものだが、聞いたら殆んどの者がローンを組むと言う。不安定な雇用契約の中で返済計画は考慮しているのか?逆に信販会社の立場に立てば、そしてこのような者相手にローンを組んで踏み倒されないのか?

 驚いたことに金利は年35%!経理部長に聞いたら、多くの者はローンを支払えなくなり、品物は質屋に行くだろう、とのこと。後からわかったことだが、売上から5%がキャンティーンのマネージャにキックバックされ、驚いたことに当時の総務課長まで5%のロイヤリティを要求していたらしい。

 こうしてフィリピンでは貧しい者からどんどん搾り取られ、集まるところにどんどんカネは集まる。

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Comments

本当にそのとおりだと思います。
貧乏な人は、何時までたっても貧乏なままです。

中間搾取する人々、わびしいの一言ですが、この風潮は、上から下までなので、なかなか良くは、ならないのでしょうね!

Posted by: moimoi | June 30, 2007 at 03:37 PM

道路工事でも予算の9割は途中で抜き取られますからね。抜き取る仕組みの中にいる者だけが潤います。

Posted by: 富嶽庵 | July 02, 2007 at 02:45 PM

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