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July 03, 2007

第221話 ゴネる

 フィリピンで仕事をしていると、欧米流の契約社会を実感することが多いが、アジア型の成り行き型の場面に面食らうことも多い。

 ある時期にキャンティーンの運営会社の見直しをしようということになり、いくつかの業者が手を上げてきた。このキャンティーンでは日本人駐在員も昼食をとる。我々の昼食はキャンティーンのメニュウから日本人に好まれそうなものが何品か盛り付けられ、コメは現地米にもち米を混ぜたものが出された。当時45ペソ。

 ある応札者は日本人が決定権をもっていると見て、日本人用のメニューも試食して欲しい、と言ってきた。駐在員達はこの時のランチには相当満足したようだ。何と言っても日本米である。おかずも従業員用のものとは明らかに異なる。であるが、心配なのはコスト。総務部長に聞いてみた。

「日本人用のランチは45ペソだということは、業者は了解しているのか?ご飯は日本米だったぞ。」

「はい、それは伝えてあります。大丈夫です。彼らはテレビも持ち込み、従業員に娯楽も与えます。」

 と、なれば、従業員が満足していれば決まりだ。どうせ、マネージャ達も裏でキックバックを貰っている事は想像に難くないが、それはフィリピンでは極めて当り前のことであるし…

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