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August 05, 2007

第229話 撃った?

 部下のUがある朝、血相を変えて私のところにやってきた。

「昨日、人を撃ちました!」

「えーっ、どこで、何で、どういうことだ?」

「個人的な問題があって、話しをしていたんですが、撃ってしまいました。」

「相手は死んだのか。どういうことだ?」

「足に向けて撃ったので、死んではいません。」

彼はそう言いながら、震えている。当り前だ。正直に話してくれたのは良いとしても、このままでは済まない。

 フィリピンでは銃の保有は簡単で、私も1丁持っていた。と言っても保管場所が限定されている許可だから、持ち出しは不可。彼の銃保有も保管場所は自宅、と決められていたものを持ち出しての所業だ。法律に従うと言う規範意識が薄いフィリピンでは保管場所限定のはずの銃が巷で使われていそうだ。日本人が巻き込まれる犯罪にもそんな凶器が使われているのかも知れない。

 因みに、彼はその直後に会社を辞めた。

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Comments

私も他人の騒動に巻き込まれて、銃を向けられたことがあります!

恐いですね、フィリピンは!!

Posted by: moimoi | August 06, 2007 at 01:40 PM

労働組合問題などでこじれて、社内で発砲騒ぎになった日系企業もありました。

Posted by: 富嶽庵 | August 06, 2007 at 07:52 PM

以前勤めていた会社で、内縁の妻を刺殺して逃亡した社員がいました。無断欠勤を理由に解雇しましたが、その社員に3万ペソを個人的に貸していたのです。
退職時の清算金全額でも3万ペソに届かず、確か8千ペソくらい損しました。

Posted by: pogi kofi | August 10, 2007 at 11:40 AM

あらー、社員が殺人ですか。最近の日本人もおかしいのが増えてますが、フィリピンではちょっとした恨みで殺られてしまいますからね。油断は出来ませんね。

Posted by: 富嶽庵 | August 10, 2007 at 02:35 PM

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