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November 23, 2007

第246話 どっちもどっち

 日本人とフィリピン人、お互いにどう思っているのか。夫々にステレオタイプな評価が支配されている感が無きにしも非ず、といったところだが、仕事を中心にしてみた場合、こんな評価が代表的なところではないか。

 フィリピン人から見た日本人…◎計画通りに事が運ぶ、丁寧で紳士的   ×結論が出ない、決断しない、見下す、社交性がない           

 日本人から見たフィリピン人…◎アイデアが豊富、記憶力が良い   ×時間の概念が薄い、論理的でない、いい加減                  

  日本人の負の部分も、大いに自覚すべきところではあるが、所詮日本人、どうしても相手の負の部分にイライラしてしまうことも多い。例えば、会議。彼らは枝葉の話に終始してしまい、目的を見失っていることが目につく。論理性は確かにどこかに置き去りだ。以前、ある記念式典の準備を検討させたところ、いきなり食事のメニュウは何がいいとか、エンターテイメントは何がいい、とかピンポイントの提案が飛び交うのだ。何のためにどんな式典にするのか、といった初期的な議論はすっ飛ばしだ。

 もっとも、日本人も問題だ。議論ばかりで結論や具体的行動になかなか結びつかない。差し迫った問題が起きても「事実関係をよく調査し…」「動向を良く見極めて…」というお馴染みのフレーズの後に行動が伴っていないことがほとんどだ。上に挙げた日本人の×の例もどこかに該当する人も少なくないはずだ。

 まあ、どっちもどっち。相手の悪い部分はよく目につくが、自らの足元もよく自覚して付き合うべきだろう。

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November 09, 2007

第245話 給与の格差

 給与に関して言えば、各国夫々の事情で特色があるが、日本の社会で少なくとも同じ会社や役所内での格差はかなり小さい(正規の社員や職員であれば)。年齢給と職能給が中心だからだ。そして職能給はどんな職種の仕事でも概ね年齢に比例して上がってゆく。だから貰っている給料の何倍も組織に貢献する者もいれば、数分の一の貢献すらしない者も、そう差は生じない。

 一方、フィリピンは完全に職務給社会だ。年齢は一切関係なし。どういう仕事(職務)への対応力を持っているか、これだけで決まる。夫々の職務給テーブルは一定の幅を持っていて、ある程度の昇給はあるが、まあ数年で頭打ちになる。それ以上給与が欲しければ違う職務にチャレンジするしかないが、そう簡単なことではない。しかも、ワーカークラスともなると、賃金テーブルの幅はごく僅かで、ミニマムウェッジが上がらない限り、下方にへばりついたままである。日本だったら正社員ならブルーカラーもホワイトカラーも殆んど同じように昇給するから、大きな違いだ。

 尤も、最近の工場現場の非正規化は作業現場における労務費の職務給化が狙いであり、ホワイトカラーは職能給、ブルーカラーは非正規化で職務給という流れだ。であれば、職務給は年齢に関係なく誰でもほぼ同一の賃金だから、需給バランスによる若干の変化はあっても、今後もボトムレベルでへばりついて推移するだろう。

 どうやら、日本も職能給の正社員と職務給の派遣請負社員という構図で、フィリピンほどではないにしろ、本格的格差社会へと向かう流れは止まらないだろう。

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November 06, 2007

第244話 マル秘のレシピ

 暫く前に塩ラーメンを牛乳で茹でる記事を紹介させていただいたが、何と、日清から牛乳のシーフードヌードルが近々発売されるとか…。特にシーフードヌードル大好きのフィリピン人には大いに喜ばれるだろう。まさか、この記事からヒントを得たわけではないだろうが、自分の味覚にちょっと自信を持った次第だ。大体において、インスタントラーメンを水を使わずに牛乳で茹でると言うと、10人中10人から気持ち悪い、と言われたものだ。

 で、言うべきか、黙っていた方がいいのか、えーい、これも言ってしまえ。これは誰にも言ってはいないが、前述のものより気持ち悪がられるだろうこと請け合い。やはりセブにいた時に考え出したレシピなのだ。

 コメを水を使わずに牛乳で炊飯するのだ。さすがに牛乳を使ってコメを研いで、汁を捨てるのは勿体無くて気が引けるので、いつも研がずにやっていた。やることは、ただそれだけ。炊き上がったらバターをボコッと落とす。更にガーリックチョップを足したり、するめをちぎって入れたり、干し海老を入れたり、色々試したが、このあたりは好き嫌いも出てくる。おっと、塩は牛乳と一緒に炊く前に入れておくべし。

 コクがあるので、毎日だと飽きてしまうが、時々食べたくなること請け合いだ。

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