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January 31, 2008

第253話(10) オエーッ食ってしまった

 今日のトップニュースの「中国製冷凍ギョウザ」。同じものではないが、上海のデパートで買った冷凍ワンタン、食べた…。安普請の肉体のせいか、何ともなかった。土産として他人にあげなくてよかった。冷凍肉まんも買ったが、こちらははっきり言って、井村屋とかヤマザキの方が美味い。

 ワンタンはスープ付きで40個で確か8元だった。そこそこ美味しかったが。紹興酒も20元かそこらのものを2本買って、とっくに飲んでしまっている。まさか不凍液とかは…。

 芝麻油とか豆板醤も買ったが、これらはまだ栓を開けてない。中国、恐るべし。

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January 26, 2008

第253話 上海(9) 麺

 蘇州。上海から約90キロ揚子江を遡る。どことなく旅情を誘う響きがある。蘇州と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか。古に思いを馳せる人なら歌の歌詞から連想されるのどかで霞んだ田園風景と水郷地帯。私もそんなイメージを持っていた。

 江蘇高速道路は上海から殆んど一直線。右も左も車窓の景色はヒジョーに単調。埃っぽい工事風景ばかり。それが今の中国だと言われればそれまでだが、退屈極まりない。(すみません。私はこの高速道路会社の株主でもあります。)

 さて、蘇州。う~ん、イメージと違う。勝手にイメージを構築していた自分がいけないのか。まず、水郷。あるにはある。が、誰も水運など使っていないし、茶色のドブ川、観光地にしたいなら、もうちょっとやり方があるだろう。

 蘇州といえば蘇州麺。ラーメン好きの私にとってはメインイベントのはずだったが、これもちょっと。あちこちのブログでは絶賛する人も少なくないが…。自分が食した店が今ひとつだったのかも知れないが、何しろコクがなく、スープは少し塩っぱいお湯のよう。この店がハズレなのか。翌日昼食に、上海市内で“麺”と表示されている大衆食堂で食べてみたが、やはり似たり寄ったり。

 そうしてみると、我が国のラーメン、かなり進化している。成田から帰宅する途中に思わずラーメン屋に立ち寄ってしまった。

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January 23, 2008

第253話 上海(8)上海蟹

 上海蟹。それほど食べたいと思ってはいなかったが、せっかく来たのだから一度くらいは、と思い行ってみた。中国を一人で歩いていると、慣れている人ならいざ知らず、一人用のバランス良いメニューが少ないため食事には案外不自由する。ホテルで聞いたら少量ずつコースで出す店があるというので行ってみた。いかにもガイドが連れてきたと言わんばかりの日本人が結構いたから、直感的に「しまった、こりゃ割高な店だな。」と思ったが、もう座ってしまったので後の祭り。

 初めて見る上海蟹。いや~小さいの何の。ワタリガニくらいの大きさだ。Photo_2 最初に出されるのは蟹爪。何しろ小さいのでしゃぶっても身なんか殆んどありゃしない。足も頼りない。テロッとしていて歯ごたえがいまひとつ。本体はどうか。ミソはまあそれなりに美味しいが、絶賛するほどではない。精子を和えた?ような一品は確かに他にはないねっとり感がある。が、ちょっとしつこい。Photo_3 接着剤を食べてるみたいだ。

 ところで、最初にビールを注文しようとしたが、盛んに紹興酒を勧めてくる。後で知ったことだが、蟹は体を冷やすので、ビールとか果物は合わないらしい。Photo_4

 1月ともなれば上海蟹のシーズンはほぼ終わりだそうだ。紹興酒1本飲んで400元近かった。はっきり言って、この値段ならまた食べたいとは思わない。タラバの方が自分としてははるかに美味しい。

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January 21, 2008

第253話 上海(7) CとH

 これは自分の常識が非常識なのか。シャワーを浴びている時のこと。湯の温度は個人の好みもあるが、ふたつある握り玉をそれぞれ回しながら調節する。我が国ではこの際、大体は左が熱湯で“H”、右は冷水だ。確かフィリピンのホテルも同じ位置関係だったかな(しばらく行ってないので自信がないが)。

 さて、宿泊したホテル。シャワーを浴びていて、何度も飛び上がった。握り玉の位置関係が逆なのだ。そう、Cが左で右にH。習慣というのは恐ろしい。しかも、フィリピンとは大違い。多くのフィリピンのホテルでは“H”を回しても当分の間(場合によってはず~っと)湯は出てこないが、ここ上海のホテルでは困ったことに、いきなり煮えたぎった湯が出てくる。シャンプーをしている時など、目が見えないから恐ろしい。

 それにしても世界標準ではCとHの並びはどうなっているのだろう。自分にとって当り前のことが全く通用しない。当り前のことを再認識させられた。

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January 18, 2008

第253話 上海(6)スモーキーマウンテン?

 どこの国でも正の部分と負の部分はあるものだ。フィリピンは確かにそれが顕著。一方の中国だって似たり寄ったり。沿岸と内陸の地域格差だけでなく、都市部でもそれなりに目に見えるものがある。

 軌道鉄道の4号線は多くのところを高架で走っている。すると色々なものがよく見える。上海はまさに再開発一色であちらこちらに更地がある。多くの人達が住む場所を追い出された、というのはニュースでも聞き及ぶが、これらの景色を見ていると、なるほど、そういうことか、と分かる。

Photo  よく見ると、所々にゴミを集めているのではないかと見られる場所がある。電車を降りて近くの立体交差から眺めてみると、そこには粗末な小屋が寄り添うように建っている。規模は小さいがどこかで見たような光景だ。ゴミそのもののリサイクルなのかゴミの中からレアメタルでも回収しているのか、興味はあったが、度胸が無く、その中に入っていくことは出来なかった…

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January 17, 2008

第253話 上海(5) ちょっと恐い交差点

 ちょっと古いイメージだと、中国の道路といえば交差点から湧き出すようにドバッと出てくる自転車なのだが、勿論上海では今はそんなことはない。交通マナーもどちらかと言えばフィリピンよりも少しマシかな、というのが正直なところだ。それでも交差点を歩いて渡る時は油断は禁物だ。

 多くの交差点ではフィリピン同様右折車はいつでも侵入できる。但しこの際のプライオリティ、歩行者と車両のどちらが優先か、となると、車両のようだ。だから、青信号だからと言って、のほほんと歩いて渡ることは出来ない。常に前後左右を気にしながら、サッサと渡らなければならない。うかうかしているとクラクションを鳴らしながら結構なスピードで突っ込んでくる。慣れないうちは怖くて人の後ろにくっついて渡った。歩道だってうかうか出来ない。オートバーがプープー鳴らしながら歩行者を蹴散らし飛んでくる。

 その点、地下鉄は椅子がプラスチックで冷たく味気ないことを除けばなかなか悪くない。チケット購入も分かりやすいし、乗り換えも困難は全く無い。スリや引ったくりに注意しろ、と言われていたが、そんな雰囲気はなかった。意外とキレイで清潔だし、そして何より安い。Photo

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January 14, 2008

第253話 上海(4)マッサージ

 何しろ短期滞在なので、歩いた歩いた。朝は7時半ごろホテルを出て、最寄の金沙江路駅まで徒歩20分。後はひたすら地下鉄と徒歩。でもって、夜宿に帰ると、足はくたくただ。

 そんな様子を見てエレベータ前の男が小さなビラをよこして、「アシ、マッサージ1000エン」と言ってきた。1000元と思った私は「高ーい、」と一言、言い残してエレベータに乗ろうとしたが、振り向いて念のためRMBでなくJP\か?と聞いたら、「ソウデス。ヤスーイ。」と言い返してきた。「それだけか?」「ソレダケデス」。うーん、それなら確かに安いし、何しろ足がパンパンだ。荷物を部屋に置き、ズボンのポケットに千円札が2~3枚入っているのを確認して最上階のラウンジに向かった。

 確かに千円だけを支払い、通された部屋で足のマッサージは小1時間ほどで終わった。すると別の女性が現れて

「トクベツノマッサージ、アル。ゼンシンノマッサージ、イチマンエン、ヤスーイ。」

(なに、やはりそーきたか)「お金なーい。」といってポケットの中を見せた。千円札が確か1枚しか無かった。

「ルームナンバーオシエテ。アトデシハライ。」

冗談じゃない。部屋にチャージしたら、チェックアウトの時、何していたのか、あの受付の女の子に分かっちゃうじゃないか。

「疲れた。眠いから帰る。」と言って、掴んでいた腕をようやく振り切ってエレベータに乗り込んだ。それにしても現金を持っていなかったのが幸い?した。

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January 11, 2008

第253話 上海(3)しつこい人達-その2

 南京東路は何しろ賑やか。夕暮れ時はネオンにも灯りがともり、なかなかいい雰囲気。と思い歩いていたら、またまた後ろから肩を叩かれた。

「シャチョウ、オンナ。カワイコイルヨ。」今度は女の客引きだ。中国で女?公安にでも捕まったら、それこそ厄介。どこかの大使館の書記官と同じになってしまう。

「女?いらないよ。」

「ドシテ?チュゴクのオンナ、ミンナニホンジンダイスキ。アナタ、チュゴクのオンナモスキデショウ?」

「あっ、そう。でもいらない。」

このオバサンもしつこかった。交差点も一緒に渡り、ひっついてくる。それにしても何でこうも狙われるんだろう。かなりドブネズミのようなみすぼらしい格好をしているのに。思い当たるふしはひとつ。凡そ写真を撮ったあとに声をかけられているのだ。いかにも、といったスポットで写真を撮る姿は、どう見ても観光客。そして彼らなりの日本人の見分け方もあるのだろう。

 

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January 10, 2008

第253話 上海(3)しつこい人達

 どこへ行っても日本人は良くも悪くも“お客さん”だ。まあカモネギと見られているのだろう。

 外灘のあの汚い川沿いを歩いていたら、横から「コンニチワ」と声をかけてくるおじさん。日本語で話しかけてくる外国人はどこでも怪しい。日本人は親切だとか、丁寧だとか何だかんだ喋りながら、無視していてもついてくる。しかもこのおっさん、何しろ起用。歩きながら何やら鋏でチョキチョキ始めた。

「コレ、アナタネ。ソックリネ。」

ちらっと見ると確かに切り絵だが、特徴をうまくつかまえている。

「いらない。頼んでない。」

「ワタシノムスメ、ニホンダイスキネ。デモ、ニホンニイクオカネスコシタリナイ。サッキノワカイヒト、コレクレタ。」

と100元札を取り出した。この間もずっと歩いたままだ。冗談じゃない、誰が払うか。

「ハンブンデモイイヨ。」

今度は立ち止まって行った。「イ・リ・マ・セ・ン」

やっと諦めたが、500メートルくらいはくっついて来ていた。やれやれ…

 

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January 08, 2008

第253話 上海(2)

 多くの人の中国のイメージは、汚い、うるさい、反日、騙される、でも4千年の歴史、中華料理、といったところか。このうち「汚い」の部分は上海でも半日もほっつき歩けば体感する。大体日本人観光客が大勢行くところはそれほど汚くない。それでもちょっと外れた路地に入り込めば“別世界”だ。

 この時期、大陸は乾季で雨は殆んど降らない。それでも裏通りにはあちらこちらに水溜りがある。歩いて行くと、道端でおばさんが魚をさばいていた。結構大きな魚だ。内臓をえぐり出しては道端にぺしゃっと捨てている。よく見りゃ、道端は魚のハラワタだらけだ。なるほど、水溜りの訳が分かった。道端に捨てられたモノを水で流しているのだろう。道理で水溜りの色が異様な色をしていたわけだ。私は嗅覚が悪いので臭いを感じないが、きっと相当な臭いなのだろう。20077_012

 別の市場(のような場所)に行けば、ここもなかなか。無残にも毛をむしり取られ、ぶら下げられているトリの下で鶏(いずれ処理される)が歩き回っていたり、その隣でペットの小鳥が囀っていたり、タライの中でのた打ち回っている大魚の隣に金魚がいたり。もうミソもクソも一緒。さらにその横で男達が昼間からどんぶりを囲んでガーガー喋っている。

 昼間見られないモノも朝早くなら見られる。ゲロ。あちらこちらに。よく下を見ないで歩くとふんでしまう。これも水で流してしまうのだろう。とにかくあちらこちらに水溜りがある訳がわかった。

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January 07, 2008

第253話 上海

 正月後半、駆け足で上海へ。実に久しぶりの中国。実は、今もっている株で日本の会社のものはひとつも無く、手持ちは全部中国株。どんな様子なのか位は、たまには見ておかないと。

 上海浦東の空港は市外から離れているからそうでもないが、市内の大気汚染は相当なものだ。天気図の概況を見ても冬晴れのはずのこの地域。何となく晴れているのは分かるが、青空とは程遠い。外灘から浦東側には幅500メートルくらいの川が横たわるが、向こう側にある高層ビル群は霞んでカメラには写らないくらいだ。聞けば北京の大気汚染はもっと凄いというから、この国の環境問題はまさに喫緊の課題だろう。でも、この空気が偏西風に乗って日本にも流れていくのだろうから、対岸の火事ではなさそうだ。

 フィリピン関連話題から外れるが、数回に亘って偏見と思い込みに満ちたレポートをしてゆく予定だ。20077_018  (写真は5・4運動の記念モニュメント。歴史が得意だった人なら覚えているだろう、「扶清滅洋」のスローガン。日本人がこんなところで写真を撮ってイチャモンつけられるんじゃないかと、小心者は遠くから写真を撮った次第。)

 

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January 03, 2008

第252話 地図

 日本人は何にしても(良い悪いは別として)キッチリしている。電車やバスもぴったり時間通りに運行されるし、少しでも遅れるとご丁寧にお詫びのアナウンスまで流れる。

 この国民性が端的に現れているのが、地図の正確さだ。ゼンリンの地図に至っては、家まで正確に記載されている。一方のフィリピンではどうか。まず書店で地図帳を見かけない。地図といえば旅行案内所のパンフのような“絵地図”だ。距離の表現も正確でなく、道路も行ってみたら行き止まりだったり。慣れない旅行者には何とも頼りにならない。それでも無いよりはマシであるが、地図があるのは都市部だけ。地方に行けば感だけが頼りとなる。

 もっともフィリピン人はあまり旅行はしないし、行動範囲はあまり広くない。日本人の感覚ならセブ市内からマクタンのリゾートまで大して遠くはないが、彼らは「very far」と言う。山間部を通ってバランバンまで行こうものなら「adventure」だそうだ。出かける場所もショッピングモールか家族や親戚の家、ということが多いから、正確な地図はさほど必要でないのかも。

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