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March 31, 2008

第270話 ワディ・ダハール

Photo  ワディ・ダハールはサナアから15キロと近く、手頃な見所だ。訪れた時は風が強く、少し埃っぽかったが、なかなかの威容だ。ここの小さな岩山の上に建つロックパレスは70年位前に当時のイマームの別荘として造られたらしいが、どう見ても酔狂な建物だ。

 ここはサナア市民の気軽な行楽地にもなっているらしく、訪れる人も多い(勿論、ここでも居るのは男性だけで女性の姿は見かけない)。ここでも日本人と分かるととにかく話しかけられる。屋上からのパノラマもなかなかで、居心地も悪くない。何と言ってもオネダリの少年が居ないというだけでも有り難い。

Photo_2  帰り際には変わったものを見ることができた。ジャンビアダンスと言って、彼らが腹に差しているナイフを抜いて、振りかざしながら踊るのだ。結婚式のお祝いの流れでやってきたグループが花婿を囲むようにして踊っていた(当然、花嫁の姿はない!)。さて、帰ろうとしても雇ったタクシーの運ちゃんがいない。なんと、ダンスの輪の中に入って踊っている。おいおい、仕事中じゃないのか?

 

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March 28, 2008

第269話 スーラ

 Photo サナアの街中を歩いていると、小さな子供達から声をかけられることが多い。そして「スーラ、スーラ」と言って近寄ってくる。スーラとは写真のことだ。デジカメはすぐに画像が見られることも知っていて、何回でも撮ってくれと言って催促してくる。

 一方で成人女性は写真に撮られるを極端に嫌う。街中を撮影していてたまたまアングルに入ってしまう位の場合でも、撮影に気付くと、クルッと向きを変えてしまう。お願いしても面と向かっての撮影は難しいだろう。宗教的にも偶像崇拝を禁止していることが影響しているそうだ。

 イエメン滞在中に大人の女性の素顔を見たのはたった二人である。博物館の中で働いていた女性と、空港のチェックインカウンタの女性。いずれもびっくりするくらいの美人である。大体において街中を女性が歩いていることさえ少ないし、黒ずくめのドレスからは目しか見えない。それでも、その目は何ともいえぬ深みがある。それにしてもあの全身をスッポリ覆うチャドルの下はどんな衣装なのだろう。かろうじて見える足元はサンダルやらスニーカーやらかなりカジュアルだ。

 こんな店が堂々とあるんだ、と思ったのは新市街で女性下着専門店の前を通った時だ。ちゃんと裸のマネキンがいて、下着を着けて通りから見えるように立っている。ほほう、この国でもこういうのはアリなのか。チャドルではないが、色はおしなべて黒だ。因みに見た限りでは、布地の表面積は日本の女性のそれよりも倍以上はあった、とだけ言っておこう。happy01

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March 27, 2008

第268話 女性旅行者

 アラブ地域の旅行は何かと不自由も多いのは、ある程度は仕方ないことだ。中でもサウジは別格としても、イエメンも特に女性旅行者には窮屈な環境だろう。日中はかなり暑くなる砂漠気候でも薄着で街中を歩くことは出来ない。現地の女性は黒ずくめのチャドルなしに外出することはありえず、髪や素肌は一切出すことを許されない。

 前編に登場した若者とハンマームに向かって歩いていた時に、日本人と思われる二人の若い女性と狭い路地ですれ違った。「!」(その格好やばいんじゃないか)と内心思ったが、彼も驚いた表情で、「あの服装どう思いますか?」と私に聞いてきた。「この国の文化を知らないはずは無いが、危険だね。」と私が言うと、彼は彼女達に話しかけた。「どこから来たの?いつからいるの?」そんな問いかけには彼女達は答えることもそこそこに、「私達急いでます。」と言って背を向けた。キケンなイエメン人とでも思ったのだろう。彼は憤慨した様子で「彼女達は僕を無視しようとした。誰かが注意しなければ彼女達は危ないと思って、注意しようとしたのに。」

 ここでは、欧米人の旅行者は時折見かけるが、女性の多くは顔は出すものの、首から下の素肌は出さず、髪をスカーフなどで覆っている人も多い。そんな中で半そでシャツにスカート、サンダル履きの彼女達は明らかに突出していた。彼は言っていた。「何かが起きる可能性は十分ある。」

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March 24, 2008

第267話 断崖絶壁の町

 イエメン国内を旅していると、山の上に作られている集落を数多く見かける。部族間での争いや侵略が幾度となく繰り返されてきた歴史とは無関係でないようだ。その中でもハジャラの町は標高2300メートルのまさに山の頂上に作られた集落だ。

 サナアからクルマで約2時間半、砂漠と山岳地帯の道を突っ走ると、マナハという集落にたどり着く。ここから約5キロ、山岳道路を進むと、突然目の前に異様な光景が飛び込んでくる。Photo と同時に、少年達がガイドの売り込みに猛然とやってくる。金は要らないというが、要は土産物屋につれて行き、そこで金を使わせるのだ。はっきり言って気分の良いものではないが、冷たくあしらって石を投げられたという話を聞いたこともあるので、その中の年長の少年のあとをついていった。集落の中の通路は道路と言うよりは登山路に近い。よくもまあこんなところに町を作ったものだ。畑も作れないし、水なんかもどうしたのだろう。もともとはユダヤ人が作った集落だそうだ。勿論今の住民は皆モスリムの人たちだ。

 さて、帰ろうとすると、案の定土産物屋に連れて行かれた。手を振って土産はいらないといっても、とにかくしつこい。これはどうだ、と言いながら、次々と品物を持ってくる。終いには他の子供達も売り物を持ってワイワイ集まって来る始末だ。キリが無いので案内の少年に5ドル握らせて強行突破。せっかくの歴史遺産もこれでは幻滅だ。gawk

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March 21, 2008

第266話 ハンマーム(2)

 捨てる神あれば拾う神あり。どうしたものかとトボトボ歩き始めると、見た目も爽やかな青年が「何を探しているんだ?」と聞いてきた。今度はさっきのおじさんと違って、なかなか流暢な英語だ。

「ハンマームに行こうと探しているんだけど、どこに行けばいいんですか?ハンマームといわれて来たら、そこはトイレだったし、通りの向うのハンマームは女性が出てきて入るな、と言われた。」

「ああ、ここではトイレもハンマームというし、向うのハンマーム、あなた入ったの?」

「いや、入ろうとしたら、女の人が怒った。」

「おいおい、あそこは女性専用だよ。」

…そうだったのか、女性が顔さえ見せないこの国で、女風呂になんか入れるはずは無い。道理で凄い剣幕だったわけだ。

 親切にも彼はオールドサナアホテルの近くにあるハンマームまで道案内してくれ、中に入ったらどうするか、裸になるまで付き合ってくれた。

 中に入ると、硫黄のような臭いが立ち込めていて、とにかくムンムン。汗をかきながら座っていると、恐そうな顔つきのお兄さんがやってきて、何やら特殊なグローブをはめて私の体を擦り始めた。痛くは無いが、何しろ垢がぼろぼろ取れる。俺はこんな垢だらけな人間だったのか、と思いつつ周囲を見ると、みんなの視線がどうやらこちらに集まっている。垢すりが終わるとマッサージだ。マッサージと言ってもフィリピンのように可愛い女の子がやるなどここではあり得ない。あー、またさっきの兄さんだ。いきなりアクロバットのような格好をさせられたかと思うや否や、グイッと手を引っ張って海老反りにされた。

「イテテテッ!」

痛みを感じたときのこの表現はイエメン人には奇妙だったらしく、みんなが笑いながらこっちに視線を集める。何回か同じ作業が繰り返され、そのたびに苦痛で顔がゆがむ。そして、みんながこっちを見て声をかけてくる。アラビア語だから何を言っているのか分からないが、目を見ると皆優しい目をしているから、一応は歓迎されているのかな?

 ホテルに帰り、共同トイレ(安ホテルだから専用のバスルームがない)に行くと、入口には小さなプレートに確かに“ハンマーム”と書かれていた。toilet

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March 20, 2008

第266話 ハンマーム

 旧市街に住むイエメン人の家には風呂がないのが普通だ。そこで彼らはハンマームと呼ばれる蒸し風呂に行く。ハンマームは独特のドーム型の白い屋根を持っているものが多く、目印となっている。泊っていた安ホテルの近くに見つけたので、行ってみた。

 「Oh!No,No!」と、入口で黒ずくめの女性に追い返された。???入口には小さいながらもハンマームのプレートがあるのだが。まあ、とにかく入れないようだ。近くのおじさんにハンマームは近くにあるか、聞いてみた。「あの通りを渡った向こうにある。」と言っているようだが、当方アラビア語はさっぱり分からない。一見親切そうなこのおじさんは「カム、カム」と言ってついて来いという。かれが最後に指差した建物には白いドームらしきものは無い。

「あれがハンマーム?」

「そう、ハンマームだ」

どう見ても、公衆便所じゃないか。でもハンマームだと言い張るし、入口にはハンマームと書かれたプレートもついている。どうやら風呂も便所もハンマームと呼ぶらしい。おーい、風呂のハンマームはどこなんだ~

 ちなみに一見親切そうなこのおじさんからは、しっかりチップまで要求される顛末。pout

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March 18, 2008

第265話 イエメンの道路事情

 イエメンの道路は予想していたより良い。フィリピンでは舗装して間もない道路が、数ヶ月もすれば穴があいたり陥没したり、などということも珍しくない(関係者が寄ってたかってカネを抜くため材料代が無くなる為)が、アラブ最貧国のイエメン、と言う割には道路の整備状況は良い。まず、道幅が広く、地方に出ても主な道路は全て程度の良いアスファルト舗装だ。広々とした景色も楽しめるので、ドライブだけでも楽しい。

 我が国には江戸時代以前より、主要街道には関所があったが、イエメンでは今でもそれがある。特に外国人は自由に往来することが許されず、予め相当枚数の許可証をツーリストポリスで入手しなければならない。この役所は他の官庁から離れた所にあって、本当に面倒くさいことだ。さて、首都サナアから30キロも走ると、検問所が現れる。日本人の心証は良いと見えて、運転手が「ヤバニーだ」と言えば、チラッとこちらを見るだけで「OK」となる。

 一方、交通上のマナーはどうか。これがまたフィリピンそっくり!片側4斜線の道路も渋滞の時間帯になると、大きく横に拡がる。見た限り、最大で9車列になっていた。殆んど擦る寸前まで幅寄せしてくるところも、一向に譲り合う気配がないのもフィリピンと同じだ。後ろのことは気にしないからウィンカー無しでの進路変更、これも同じだ。歩行者の道路の渡り方、これも一緒なんだな。1車線ずつ行ける所まで小刻みに渡る光景、懐かしい。驚いたことに交差点での物売り少年、これも大きな交差点には必ずいる。赤信号で止まっていると、ぼろきれをもった少年がやって来て突然窓を拭き始める。うーん、これもよく見た光景だ。

 新しい近代的な道路に未だ交通マナーが追いついていないようだ。飲酒運転”ドライバーはまずいないはずだが、カートを噛みながらの覚醒状態での運転、どうなのカナ?

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March 15, 2008

第264話 ビール!ビール!

 イエメンは敬虔なイスラムの国だから、酒類には不自由するだろうと思ってはいたが、本当にない。ホテルのお兄ちゃんに聞いてもどこにあるか知らない、と言っていた。そこらのレストランに置いてないことは分かりきっていたので、初日の夜は市内の五つ星ホテルに出向いた。

 メニュウを見てびっくり。ビールはグラス一杯で10ドル。おいおい、ここはイエメンだぞ。彼らの1日の日給の2倍じゃないか。その他の食べ物も高~い。チキンケバブとサラダとビール2杯で6千円も払った。とほほ、4泊全部でこれくらいの食事代のつもりだったのに…

 翌日は運転手兼ガイドとハジャラという町に行くことになった。彼は多少英語を喋る。まあ中学2年生の通信簿3くらいのレベルだ。彼に聞くと、ビールなら手に入ると言う。それも今日行くところの途中で買えるというじゃないか。よっしゃ~。

 峠を越えた荒涼とした処で「ここだよ」と運転手。ここだよって、小さな掘っ建小屋しかない。それでもクルマが着たので、中から胡散臭そうな男が出てきた。

「ビール?何本?今は無いから帰りにまた寄ってくれ」こんな感じだ。結局1本1500リアル(800円くらい)で3本買った。まあ、五つ星で馬鹿高い食事をしなくて済むことだけでも有り難い。

 となると今度はツマミだ。酒類を公衆の面前で飲めない以上、部屋で飲むしかない。魚肉ソーセージと昆布と煎餅くらいならあるが、旅先の夕食にはいかにも寂しい。と思いながら、道端を歩いていると、いろいろある。が、どれもベタベタと甘そうに見える。Photoそんなときに目に飛び込んだのが、中央アジア料理でお馴染みのマトンのつるし切り。これはいけそうだ。ホブスに包んだものがひとつ50リアル(約28円)。二つ買って部屋に持ち帰った。割り箸は持っている。ホブスをパックリ開き、マトンのチョップに胡椒をかけてピリ辛にしてちびちびやる。なかなか悪くない。日本酒は1.8L持っていたから、これで日々の晩酌はどうにかなった。飲むことに関して言えばホント不便。とてもイスラム教徒にはなれそうにない。 beer

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March 13, 2008

第263話 カートは凄い?

 イエメンの人たちの昼食時間は遅い。大体午後2時頃からだ。多くの店もこの時間帯になると休憩で閉めるので、スークの中でさえ閑散とする時間帯だ。そして昼食後は多くの男性はカートと言われる葉っぱをかじる。少しづつかじり、エキスは飲み込みながら、カスは口の中に溜め込んでいく。だから、次第に口の中に大量のカスが溜る。それを片側の頬の内側に集める。そうすると、片側の頬はプックリ膨れる。凄い人になると、野球のボールくらいの大きさに頬を膨らませている人もいる。

 このカート、軽い精神高揚作用があるそうで、見方によっては麻薬である。だからサウジアラビアでは非合法扱いで、見つかれば相当の厳罰があるそうだ。ここイエメンでは国を挙げてのカート栽培と言っていいほど、都市周辺部に緑が見えると思ったら、多くはカート畑だ。しかも決して安くない。小さな袋ひとつで、田舎の少年がロードサイドで売っているもので600リアル(約300円)、街中のスークで700リアル(約350円)という値段だ。

 運転手兼ガイドのアヌワル氏は昼食後は、片手はハンドル、片手はカートの袋に手を突っ込みながら運転をしている。やがて“効き目”がでてきたのか、よく喋るようになってくる。

「さあ、あんたもやりなよ。」といってカートを勧めてくるので、ちょいとかじってみた。期待もしていなかったが苦くて全く美味しくない。まあ、それでもこれも文化交流と思い、くちゃくちゃと噛み続けた。やがて彼は右手で自分の股間を指差しながら、

「カートは凄いんだ。噛んだ後で、ベーリーストロングね。」と何度も言っていた。

 ほほう、日本人はくちゃくちゃ何時間もやるほどヒマ人は少ないから、ぎゅっと搾ってドリンクにしてしまったら、どうなんだろう。でも麻薬扱いじゃちょっとヤバイのかな?などと、こちらもカートの効き目なのか、周囲の荒涼たる景色を眺めながら、良からぬ算段をするのであった。delicious

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March 11, 2008

第262話 男同士でおテテつないで

 まあ、彼らにとっては何でもない事なのかも知れないが、この光景は日本人の感性からはちょっと…。子供同士ではなく、いい年した成人である。しかもあちらこちらで見かけるのだ。流石に写真を撮るのは躊躇した。ただでさえ、写真撮影は許可を得ないといけない国柄と聞いていたし。

 男同士で手をつないで歩いている光景が見られる一方、ドバイの空港では恰幅の良さそうな男が女房を3人位従えて(当然それぞれに子供もいる)歩いている姿も何人か見た。教えによれば、女房の数に制限はないものの、4人くらいまでにしておけ、だそうだが、女のほうには複数のダンナを持つ自由は無いわけだから、当然独身男がかなりの確立で発生する。となれば、男同士で手をつなぐのも仕方ないのかな?アラブの世界ではヒゲを生やしてない方がオカマだとか聞いたことがあるが、自分も滞在中はヒゲを剃るのはやめておいた。hairsalon

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March 10, 2008

第261話 ワディ

 イエメンは北緯12度~18度付近に位置し、緯度としては熱帯である。しかし首都サナア付近の高地、アラビア海や紅海沿岸の海沿い、それと東部の砂漠地帯とで顕著に気候が異なる。今回私が滞在したのはサナアが中心だったので、気温としてはまずまず快適。朝は10度位で日中は25度くらい。

 この辺りは年間では1000ミリ以上の雨が降るそうだが、3~4月の小雨季と8~10月の本格的な雨季にしか雨が降らない。だから滞在中は毎日晴れ。ではあるのだが、砂埃がひどくて空気は黄色っぽくどんよりしている。Photo

 さて、写真の道路、何でわざわざ他の土地より掘り下げてあるのだろう。ガイド兼ドライバーのアヌワル氏に聞いてみた。

「あー、ここかい?ここはワディ(川)なんだよ。雨季はこの辺の高さまで水につかる。今は乾季だから道路として使っている。」

なるほど、川幅が道路としてもちょうどいいわけだ。そのために川底?も道路に転用できるように石畳になっている。こういう発想は日本にはないなあ。eyeglass

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March 09, 2008

第260話 アザーン

 早朝4時過ぎ。神に祈りを捧げる時間がやってくる。すると、あのアラビア独特の抑揚のアナウンスが其処かしこと聞こえてくる。自然と目が醒める。その眠りから醒めた瞬間は、自分は今アラビアにいるんだ、と実感するときだ。

 イエメンはイスラムの中でも世俗化が進んだ国が多い中、保守的なアラブの中でも戒律に厳しい国だ。聖地メッカの守護サウジアラビアは別格として、クウェートと並びアラブの伝統を残す国だそうだ。そう言うと、外国人にとって非常に息苦しい生活を強いられるのか、と言えばそれは正しくない。外国人がその土地に来たら、その国の文化や伝統を尊重するのはどこに行っても当然のこと。都市部にいる限り、治安などはフィリピンよりかなり良いと言える。経済的にはまだ貧しい国なので、何かと不自由も多いが、何と言っても首都サナアの市街地の光景は他では決して味わえない、数世紀も前にタイムスリップしたような街である。Photo_2 

 最近はフィリピン以外の話題が増えてしまったが、以後数回に亘ってイエメンの様子を紹介してみたい。airplane

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March 02, 2008

第259話 花粉症

 とうとう始まった。いやな季節が。この道28年のベテランだが、症状に慣れると言うことはない。2月は比較的寒い日が多く、シーズンインは遅れ気味だったので、むしろ一気にドバッと飛び出すのではないかと思うと戦々恐々である。

 だからこの時期ほどフィリピンでの生活は快適だったと感じるときはない。それでは、セブではアレルギー性鼻炎に悩まされることは無かったのかというと、そんなことはない。程度は軽いものの、むしろ慢性的に鼻はグズグズしていた。原因は何だか分からない。素人の推測だが、空気の汚れではないかと思う。セブでもリゾートエリアは別にして、市内の空気は相当汚染されている。夕方会社の帰りにマクタンブリッジ辺りから市内を見ると、重そうな空気の層が市街地に垂れ込めているのがはっきり見える。マニラほどではないものの、セブ市内の空気はそうとう汚れている。喘息になったのもこれが原因ではないかと思うくらいだ。

 それでも、この時期だけは日本に居るよりはるかにマシだ。と言うわけで、今からちょっとだけだが、日本を脱出の予定。wink

 

 

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