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March 24, 2008

第267話 断崖絶壁の町

 イエメン国内を旅していると、山の上に作られている集落を数多く見かける。部族間での争いや侵略が幾度となく繰り返されてきた歴史とは無関係でないようだ。その中でもハジャラの町は標高2300メートルのまさに山の頂上に作られた集落だ。

 サナアからクルマで約2時間半、砂漠と山岳地帯の道を突っ走ると、マナハという集落にたどり着く。ここから約5キロ、山岳道路を進むと、突然目の前に異様な光景が飛び込んでくる。Photo と同時に、少年達がガイドの売り込みに猛然とやってくる。金は要らないというが、要は土産物屋につれて行き、そこで金を使わせるのだ。はっきり言って気分の良いものではないが、冷たくあしらって石を投げられたという話を聞いたこともあるので、その中の年長の少年のあとをついていった。集落の中の通路は道路と言うよりは登山路に近い。よくもまあこんなところに町を作ったものだ。畑も作れないし、水なんかもどうしたのだろう。もともとはユダヤ人が作った集落だそうだ。勿論今の住民は皆モスリムの人たちだ。

 さて、帰ろうとすると、案の定土産物屋に連れて行かれた。手を振って土産はいらないといっても、とにかくしつこい。これはどうだ、と言いながら、次々と品物を持ってくる。終いには他の子供達も売り物を持ってワイワイ集まって来る始末だ。キリが無いので案内の少年に5ドル握らせて強行突破。せっかくの歴史遺産もこれでは幻滅だ。gawk

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Comments

バングラデシュの首都ダッカの中央モスクのまわりのスーク(市場)での出来事を思い出しました。市場には本屋があり、娯楽の少ないバングラデシュでほぼ唯一の娯楽の場だったんですが、そこへ行くと、必ずこづかい稼ぎの子供が来て「政府公認の案内人だ」とひつこく、ひつこく付いてくる。最後まで無視しても、帰りの屋根付きバイクタクシにまで乗り込んで来て案内したからチップ寄こせとうるさい。最後は、運転手に「こいつを追い払ったら50タカやる」と言ったら、消えました。
次の週にバングラデシュ人の秘書と行ったら、彼女の一言で彼は退散していきました。
そうそう、
石を投げられたのは、ガーナでした。5つ星ホテルのラバデビーチホテル。裏からでるとそこは、プライベートビーチ。やはり、あげなくてもよいチップをあげないという理由で土産屋の子供に小石を投げられました。ホテルのガードを呼んで、注意させましたが、いやな思い出です。

Posted by: pogi makati | March 25, 2008 at 02:11 PM

子供のオネダリは発展途上国の宿命ですね。が、旅行者にとっては著しく気分を害します。
そうですか、子供から石を投げられるのは他でもあることなんですね。

Posted by: 富嶽庵 | March 26, 2008 at 12:48 PM

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