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March 15, 2008

第264話 ビール!ビール!

 イエメンは敬虔なイスラムの国だから、酒類には不自由するだろうと思ってはいたが、本当にない。ホテルのお兄ちゃんに聞いてもどこにあるか知らない、と言っていた。そこらのレストランに置いてないことは分かりきっていたので、初日の夜は市内の五つ星ホテルに出向いた。

 メニュウを見てびっくり。ビールはグラス一杯で10ドル。おいおい、ここはイエメンだぞ。彼らの1日の日給の2倍じゃないか。その他の食べ物も高~い。チキンケバブとサラダとビール2杯で6千円も払った。とほほ、4泊全部でこれくらいの食事代のつもりだったのに…

 翌日は運転手兼ガイドとハジャラという町に行くことになった。彼は多少英語を喋る。まあ中学2年生の通信簿3くらいのレベルだ。彼に聞くと、ビールなら手に入ると言う。それも今日行くところの途中で買えるというじゃないか。よっしゃ~。

 峠を越えた荒涼とした処で「ここだよ」と運転手。ここだよって、小さな掘っ建小屋しかない。それでもクルマが着たので、中から胡散臭そうな男が出てきた。

「ビール?何本?今は無いから帰りにまた寄ってくれ」こんな感じだ。結局1本1500リアル(800円くらい)で3本買った。まあ、五つ星で馬鹿高い食事をしなくて済むことだけでも有り難い。

 となると今度はツマミだ。酒類を公衆の面前で飲めない以上、部屋で飲むしかない。魚肉ソーセージと昆布と煎餅くらいならあるが、旅先の夕食にはいかにも寂しい。と思いながら、道端を歩いていると、いろいろある。が、どれもベタベタと甘そうに見える。Photoそんなときに目に飛び込んだのが、中央アジア料理でお馴染みのマトンのつるし切り。これはいけそうだ。ホブスに包んだものがひとつ50リアル(約28円)。二つ買って部屋に持ち帰った。割り箸は持っている。ホブスをパックリ開き、マトンのチョップに胡椒をかけてピリ辛にしてちびちびやる。なかなか悪くない。日本酒は1.8L持っていたから、これで日々の晩酌はどうにかなった。飲むことに関して言えばホント不便。とてもイスラム教徒にはなれそうにない。 beer

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