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April 21, 2008

第275話 レイテ戦記(2)

 レイテ決戦とはよく言ったものだと思わざるを得ない。もう既に制海権も制空権も奪われた時期になお人員を補給し続ける司令部。その時期にはフィリピンから台湾に逃れて避難する幹部すらいる状況だというのに。

 送り込まれた兵士も上陸して間もなく状況が分かり、そこから先は自活作戦という名の死の彷徨である。見つかれば銃弾を浴び、隠れ通していても待っているのは栄養失調による衰弱死。

 ところで、明らかな数字が見当たらないが、フィリピン人の被害も相当なものだったことは容易に想像がつく。ゲリラ化して米軍の一派となった者の被害だけでなく、米軍の爆撃によるものが多いとはいえ、相当の民間人も巻き添えになったようだ。それでも住民の大多数の反感は日本人に向けられていた、という事実を忘れてはならないだろう。

 レイテに限らず、末期にはフィリピン全土で同じような状況にあったようだ。フィリピンから幸運にも復員した方々によって書かれた本も少なくない。フィリピンに関わる日本人も多い昨今、フィリピン人に対する接し方がちょっと失礼ではないかと見受けられる人が少なくないが、そのような本を1冊でもよいから読んでみて欲しいと思う。彼らに対する見方や接し方も変わってくるはずだ。

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Comments

フィリピンの田舎に行けば未だに身内を殺されて日本人に反感を持っている人がいます。
かみさんの妹が結婚した相手のお婆さんは私にはっきり言いました。
『わたしは死ぬまで日本人を許さない』と。
このお婆さんが特別だとは思えません。

田舎に場違いな豪邸を建てる日本人がよく居られるそうですが周りから反感を持たれなければいいがといつも心配いたします。

Posted by: 山のおやじ | April 23, 2008 at 10:13 PM

その通りだと思います。今、フィリピンと関わっている人の中でやはり勘違いしている人は少なからずいます。今食わしてやっているのは誰だ、のタイプですね。欧米人に対しても同じ態度がとれるのでしょうか。尊敬されているのは持っているカネだけ、最近事件に巻き込まれる人たちはどうなんでしょうか。

Posted by: 富嶽庵 | April 23, 2008 at 11:03 PM

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