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September 03, 2008

第292話 スローライフ(五能線)

 どうしてもフィリピン、と言う人はどちらかと言えば、いい加減さ、ズボラ、それでも許される環境に惹かれる。勿論、女の子、というケースもあるが。もうひとつは、年配になってから、今までのセカセカした人生からノンビリしたい、という人達にもアピールがあるだろう。全てが分刻みという生活は、確かにフィリピンにはない。それでも日本にもそんなところがあった。

 先週末、仕事の合間を縫って、JR「大人の休日」を使い、北東北を周遊した。12,000円で新幹線を含め3日間JR乗り放題。指定も取れる。青森では三内丸山遺跡で縄文人の気分に浸り、弘前では城内をジョギング。

 でも、一番楽しみにしていたのは五能線。車窓からの景色が変化の連続で、何しろ飽きない。快速「リゾートしらかみ」は座席指定が取れないチケットだそうだ。単線で複雑な海岸線に沿って忠実に走るディーゼル車はカーブや上り下りが多いせいか、トロトロ走る。すれ違いの待ち合わせで15分程度待たされるのは当り前。無人駅は出入り自由だから、通過待ちの間に降りて散歩もできる。弘前から東能代まで百数十キロで4時間以上かかるが、もっとかかってもいい、と思うくらいだ。

 車内を見渡せば、平均年齢は間違いなく60歳以上。どう見ても自分が一番若いが、彼ら彼女らと同じ価値観を持ってしまったのかと思えば、相当複雑な心境だ。

 

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