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January 28, 2009

第306話 ベトナム式コーヒー

 ココログで最近から1MB以上の写真をアップロードできなくなってしまい、写真も無しに記事を書くのもシラけるものだが、当面致し方ない…

 フエはフーン川の両サイドと中州に街がある。新市街と旧市街に川を挟んで分かれ、古い寺院などは主に旧市街、賑やかなのは新市街だ。賑やかと言ってもホーチミンのような喧騒はなく、歩いて散歩したくなるような緑濃い落ちついた街並みだ。不埒にもアオザイ姿の女子高生を見たくてクオクホックという国立高校の周りをウロウロしたが、あいにく誰とも出会わなかった(行ったのが土曜の午後と日曜だからムリだったかな)。

 土曜の朝、バイクタクシーのアンちゃんがコーヒーを飲みに行こうと言う。行ったのは道端のカフェ。カフェと言っても“道端”である。さて、ベトナム式のコーヒー。我々が普段飲んでいるのとは全く違うスタイルだ。居酒屋でビールを飲む時のようなガラスコップに底から2センチくらいのチョビッとの量であり、お茶が一杯ついてくる。ところがこのチョビッとのコーヒーはかなり濃厚なのだ。極端に言えばドロッとした感じ。その分香りは相当高い。誰もがスプーンで少しづつすくい、舐めるように飲んでいる。自分はあまりコーヒー好きでもなく、買ったコーヒーはいつも最後にはカビだらけにしてしまうほどだ。そんな私が美味いと思うくらい香りが豊かだ。独特な2段式のアルミフィルタを使っているが、穴の数が少なく、時間をかけてドリップさせている。

 美味しかったので、2杯飲んだが、バイクのアンちゃんが「2杯飲んだけど心臓は大丈夫か?」と聞いてきた。そんなに濃いのか…。 ところで、このコーヒー大した値段ではないと思うが、支払は自分が払うといって聞かず、アンちゃんの驕りとなったのだった。

 

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January 25, 2009

第305話 メガネ、トホホ

 何しろフエの雨季はずーっと毎日雨だから歩くのも厭になる。そこでバイクタクシーのアンちゃんと交渉して市内のあっちこっちに行く訳だが、まあいくらかボッタクられるのは仕方ない。半日貸切で20ドルをボトムラインと決めて交渉したら、案外すんなりまとまった。もうちょっと安かったのかな??

 ビニールシートのカバーに包まりながら後ろの座席にしがみつく。歴史的遺産にもいくつか廻ったが、個人的には日常生活の匂いがプンプンするエリアのほうが面白い。外見的にはフィリピンの都市の中級住宅街といった光景が旧市街には拡がっている。

 さて、昼飯。やはりフォー。フォーを食べたいと言ったら、アンちゃんは旧市街にある食堂に連れて行ってくれた。フォーはそれはそれで美味しい。でも、この店であるものを失ってしまった。バイクから降りるときヘルメットを取るのに邪魔だからメガネも外してバイクの荷台に置いた。店に入ってメニューを見たときにメガネがないことに気付き、取りに行ったが後の祭り。荷台には何も残されていない。このあたりはフィリピンと同じだ。

 アンちゃんはメガネが無いと不自由だろうと心配して?くれて眼鏡屋に行こうと言う。まあ安けりゃ買うか、とも思い、連れて行かれた眼鏡屋。ここでアンちゃんは何やら店主にまくし立てている。凡そ、客を連れてきたのだからいくらかよこせ、とでも言っているのだろう。店主は頷いていた。メガネは25ドル。アンちゃんのマージンが上乗せされているのかどうか知る由もなかったが、取り合えず視界は良好に。

 ところで、先ほどのフォー。美味しかった~。海外に出ると、大して美味しくないのに現地の食べ物にやらら絶品とか賛辞を送る言葉が多いが、ここのフォーはスープが本当に美味しかった。

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January 14, 2009

第304話 ベトナム・ドン

 この国の通貨はドン(VDN)。空港で100ドルを両替したら、1,730,000ドンが返って来た。俄かに大金持ちになった気分になってしまうから不思議なものだ。円換算だと1円で大体180ドン。こんな通貨は始めてだ。

 だから硬貨はない(厳密には以前流通していた5000ドンあたりの硬貨は見かけた)。両替で渡されたのも50万ドン、10万ドンなど桁数の多い紙幣。よく見ないと間違えて使ってしまいそうだ。

 まあ、慣れれば同と言うこともないのだろうけど、レストランでの明細にはいつもドキッとした。ランチにサイゴンビールで20万ドン、とか言われれば、ちょっと心臓が止まってしまいそうだ。町の食堂でフォーを食べても1万8千ドン。100円ほどだから驚く金額ではないはずなのだが、一瞬たじろいでしまう。

 紙幣の質は?と言えばフィリピンペソよりはず~っときれい。フィリピン人は紙幣を折りたたまずにクシャッとポケットに丸めてねじ込むから、20ペソ紙幣などテロテロで汚いものだが、ベトナムの紙幣はどこで釣銭を受け取っても、まあまあキレイ。

 何しろ貧乏人なもんで、10万ドン=600円程度と分かっていても、100、000VDN紙幣を出す時は緊張してしまった。せめて100分の1くらいにデノミをして欲しい…

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January 12, 2009

第303話 富嶽庵 in ベトナム

 フーン川の流れはとにかくゆったりしている。全長70kmと多摩川よりはるかに短い川でありながら、たっぷりの水を悠然と押し流している。ここ古都フエの町並みはいい。旅人ならこの町を悪く言う人はいないだろう。

 ところが、である。今回の短い旅は読み違いがあった。気候に関してである。フエは北緯17度あたりだ。10月から1月一杯は一応は雨季ということになっている。フィリピンの気候に慣れきっていたため、同じ東南アジアの熱帯気候、雨季といっても1日に1回は雨が降る季節、と思っていたのが大間違いだった。

 とにかく寒い。ホテルの受付の女の子はコートを羽織るだけでは足らないらしく、マフラーを巻きつけている。成田でマウンテンパーカーを預けずにスーツケースに入れておいたのは正解だった。気温は大体東京辺りの10月下旬の雨の日、の感じだ。それと、ここの雨季は本当によく雨が降る。フエ滞在期間中、1分たりと雨が止むことはなかった。マフラーグルグル巻きの彼女曰く、1週間前からず~っとこんな天気、だそうだ。読みが甘かったと言うほかはない。

 それでも欧米人の旅行者は本当にタフだ。土砂降りの中でもカッパをかぶって、ずぶ濡れになりながら、とにかく歩く、歩く。よーし、こっちも歩くぞ~。

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