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March 09, 2009

第315話 雨男

 ウズベキスタンは1~2月は曇りや雨、雪の日が多いと聞いていたが、3月に入れば暖かい晴れの日が多くなる、と大使館でも聞いていた。機内のアナウンスでもタシケントは晴れている、とのことだったし、先々月のベトナムでは雨で散々な思いをしたので、今度は良かろうと心も軽く空港に降り立った。

 あれれ??さっきまでの窓からの景色では確か晴れていたはずだが、建物の外に出ると夕方とは言え、空は相当暗いぞ…。

 空港内で両替が見当たらなかった。当面ドルも通用すると聞いていたから、まあホテルで済ませばいいか、と出迎えのG氏とクルマに乗り込んだ。どこかで両替できるか聞いてみたら、友達がやっているからホテルに着いたら待っていてくれと言う。

 さて、30分程して表れた友人氏。表に停めてあるクルマを差して、乗ってくれと言う。まさか、変な所に…と躊躇していると、G氏は笑いながら「大丈夫だよ。」クルマの後部座席で予め伝えてあった200ドルを渡すと、輪ゴムで留めてある札束を寄越してきた。ウワッ、何これ??もの凄い量だ。1ドル1400スム。200ドルだと28万スムになるわけだが、ウズベキスタンでは高額紙幣の流通がなく、すべて千スム札だのだ。こんなの財布に入らないよ~。念のため枚数を数えようともしてみたが、彼は「問題ないよ」と言わんばかりに肩を窄めているが、分かったものではない。それでもいい加減100枚数えたところで“大体合っていそう”なので数えるのは止めてホテルに引き返した。Himg0006

 さて果たして夜にはとうとう雨が降り出した。年間降水量200ミリ程度のタシケントで雨に降り込められるとは思ってもみなかった。

 

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