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March 14, 2009

第316話 特急シャルク号(2)

 感心なことに時間ぴったりに列車はタシケントを出た。運悪く雨降りなので、景色は暗い。市街地を抜けると、暫くは郊外を走るが、景色は至って単調だ。広々としてはいるが、延々と続く平原のところどころに、あの何と言ったか、竹ぼうきを逆さにして地面に突き刺したような木がまばらに生えているくらいだ。それもやがてはステップ気候独特の延々と続く草原に変わる。Himg0035

 さて、乗り心地といえば、とにかく揺れる。ただでさえ、椅子の据付が悪く不安定なので、電車の揺れと相乗効果で、飲み物を飲んでいると口からこぼれるほどだ。隣では太った婆さんがグーグー鼾をかいて寝ているが、よほどの神経の持ち主と見た。

 サマルカンドまで4時間、停車駅はない。時々車内販売でロシア系の金髪女性が通るので、そちらをチラチラ見るくらいしかやることも無い。その車内販売でサムサというパイを2個買った。値段が分からないので、500スム紙幣を出したら、何だかんだ言う。そこで1000スム紙幣を出したら無愛想に掴み取った。どうやら2個で千スム(70円)ということのようだ。このサムサ、中は肉まんのような感じで、まずまず。Himg0034

 ところで、この列車、暖房がないのだ。本当に寒かった。いい加減景色にも飽き飽きしてきた頃、5分遅れでサマルカンドに到着した。

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