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April 07, 2009

第324話 ハンマーム

 昨年のイエメンではハンマームで往生した。トルコ風呂と言えばトルコ系民族の習慣、ウズベク人もトルコ系の顔立ちが多い。ということはハンマームもあるということだ。ここでも現代生活では普段使うものでなないだろうが、ブカラの旧市街に1軒あるのを見逃さなかった。

 入口は目立たないが、看板はついている。イエメンのときは入った途端にムンムンの熱気が流れてきたが、ここは一応はロビー風になっていて、寛ぐことも出来る。問題は値段だ。3万スムとなれば、2,200円くらいになる。ちょっと躊躇したが、一度入ってしまうと値段を聞いて出る、というのもなかなかできないものだ。Himg0080

 薄暗いドームの内部では数箇所から熱い蒸気が吹き込んでいる。あまり近づくと熱いが、遠くに居てはまるで汗が出ない。近寄ったり離れたりを何回か繰り返していると、大男が手招きをしている。インストラクションに従い、暖かい大理石の台の上に寝そべる。このあたりは岩盤浴と同じ感じだ。特殊な手袋を嵌めた彼は、一気に体を擦り始めた。例によって表皮やら垢やらがポロポロ取れる。問題はこのあとだ。何やら白いクリームを体全体に塗り始めたが、ピーリングされた肌にこれは相当しみる。ヒリヒリすることこの上ない。何のクリーム?と聞くと、コブラジェルだと言った。コブラの何のジェルなのか知らないが、彼はスパイスとも言っていた。

 さあ、今度はマッサージだが、ミディアムで頼んだ。どちらかと言うと揉むことより体を捻る動作が多く、片逆海老固めでは背骨が折れるんじゃないかと思ったくらいだ。彼は盛んに「リラックス、リラックス」と言ってくるが、リラックスなど出来るわけが無い。

 まだ4時頃で時間が早いからか、客は少なかったが、終わるとお茶や菓子が出てきたりり、散々痛い思いをしただけにホッとした気分で茶をすする。あとは外に出てビールだ!

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