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November 25, 2009

第353話 肩こりと思ったら…

 3か月前くらいから左の肩がジーンとくる痺れや痛みが続いている。程度はその日によりマチマチだが、電気マッサージ器をあてがっても一向に改善しない。マッサージでもしにフィリピンでも行くか、などと思案していたが、近所に最近開業した整形外科があることを思い出し、行ってきた。

 厳つい医者は、症状を聞いただけで、「あ~だいたい原因はわかった。」と一言言うや否や、私の腕をとり急に持ち上げたかと思うと、後ろに引っ張り、「これは痛くないよね」。うん、別に痛くはない。「じゃあこれはどうだ、痛いだろ」と言いつつ、首をギュッと横に向けた。「イテテテ!」左肩から腕の付け根が強烈にジーンときた。「ほ~ら、やっぱりそうだ、原因はクビだよ」だって。

 何枚かレントゲンを撮った。自分の骨を透かして見るのも薄気味悪いものだ。その気味悪い写真を前に乱暴な医者は言った。「1,2,3,4…えーと7つほど骨がつながっているだろ。骨の形は悪くないよ。それぞれの隙間も規則正しく繋がっている。問題は下の方の2つだな。それぞれの骨に小さな穴があいているが、ここに神経が通っている。下の方の二つはその穴が少し潰れているのか、小さくなっているだろ。だから神経を圧迫してるんだよ。」と言うことだそうだ。

 投薬で傷んだ神経を回復させるということになったが、定期的な通院治療が必要になってしまった。それでも、フィリピンに行ってマッサージしてきても全く効果がないことだけは確かなようだ。

 それにしても、この乱暴な医者の最後の一言も奮っていた。

「今まで3ヶ月も我慢できたんだから、痛み止めは要らないよね」。weep

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November 13, 2009

第352話 窃盗

 昨日、寸でのところで自転車を盗まれるところだった。クリーニング店に入って出るまでの間わずか1~2分なので、鍵はかけていなかった。店から出ると、40歳くらいの男がちょうど自転車に跨ったところだった。「その自転車、誰の?」と聞いたら、「あ、いや、間違えた、俺のじゃないや」だと。そこには他に自転車は1台もない。「間違えた」もクソもない。奴は目を合わせずポケットに手を突っ込んで、そそくさと立ち去った。

 この手の窃盗は、さすがにフィリピンだったらこちらも用心するから鍵をかけないなどということはないが、この国も油断できない世の中になった。

 セブの加工区は人やモノの出入りは厳重に管理されているから、ドロボーが簡単には侵入できないはずである。が、実態はどうか。特に工場で工事があったりすると、許可されているとはいえ、様々な人が出入りする。それでも会社のガードハウスだけでなく加工区出口でも不審な持ち物はチェックされる。でも、その会社の立地が加工区の縁に面していたなら、状況は変わってくる。

 こんなことがあった。新しい工場の建設中にブレーカーなど電機部品類がまとまって無くなった。整理が悪くて紛失、あるいは運搬中に落とした、ということもあり得るから、まずは敷地内を探させた。やがて総務部長Tが「多分どういうことになったかが分りました。見に来てください。」というので行ってみた。彼が指さしたところを見ると「なるほど」ということになった。工場は加工区内にありながらも外の一般道とは金網のフェンスで仕切られているだけである。かれが示したところは金網が破られた跡であった。恐らくは外の道路で待機している共謀者への受渡しの穴だった、ということだろう。しかもよくよく見れば、このような“穴”が他にも見つかった。個数管理していない貯蔵品など相当数がそれまでにも持ち出されていたのかも。

 人を疑ことを前提として日々を過ごすのも味気ないことだが、フィリピンに限らず、世界中どこでもそうで、自分の身(財産も)は自分で守る感性は我々日本人はことさら薄い。 

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November 04, 2009

第351話 Excuse me.

 スギ花粉の季節でもないが、先月からクシャミが…。このくしゃみ、人によって個性なのか、さまざま。さあ~今からクシャミをするぞ~と言わんばかりの表情で「ほえーくしょんっ!」とやる人もいれば(これは女性には少ない)、下を向いて押えがちに「クシャン」の人もいる。

 フィリピン人はどちらかと言うと後者だ。これは男性も、だ。ここから先は聞いたわけでもないので勝手な思い込みだが、くしゃみとオナラは同等の恥ずかしいもの、というのが彼らの価値感なのかな、と。「くしゃん」のあとで周囲に人が居ようが居まいが、必ずと言っていいほど続くフレーズが「Excuse me.」なのだ。

 どういうところがどうでもよくて、どういうところにこだわるのか。こういう価値観の切り口からカルチャーの一端は窺い知ることが出来る。個人的には、くしゃみのあとの「Excuse me.」は日本人の控えめな感性にもあっていて、悪くない。

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