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April 28, 2010

第371話 バルセロナの市場

 訪れた町でマーケットに行くのはなかか楽しい。そこでの生活を直に感じられるのもこういう場所だ。大都市のバルセロナでは繁華街のすぐ脇にある。

 サン・ジョセプ市場は原宿のようなランブラス通りから10メートルほど路地を入ったところに入ると、一気に小便横丁のような別世界に入り込む。中では、肉や魚、野菜、果物などエリアが分かれている。歩いている人たちの半分は地元市民ではない観光客のように見えた。肉屋の多くは立ち飲み屋も兼ねていて、ソーセージやチーズなどで1杯、てなことだってできる。

 アメ横あたりだと売り子はしゃがれた声のおっさんと相場が決まっているが、ここでは女性も多く、彼女たちが魚の頭をスットンスットン落としている光景もここでは不自然でない。中には若くてとびきり美人の女性もいるから、ついついそういうところは何度でも通りかかりたくなってしまう。Photo

 オリーブの塩漬けやらサフランなんかも安く手に入るから、土産物を探すにも手ごろなスポットだ。

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April 25, 2010

第370話 モンジュイックの丘

 もともと、景色を俯瞰して時を過ごすのが好きだ。だから山にも登るし、列車の旅は少しぐらい時間がかかっても新幹線でなく在来線となる。取り敢えず手身近にバルセロナをあ味わうなら、ランブラス通りとゴシック地区となるが、全体を見渡すなら、何と言ってもモンジュイックの丘だろう。Photo

 丘の上に登る地下鉄?のようなケーブルカーに乗る。標高でいえば大したことはなく、せいぜい100mもないくらいであるが、海は見渡せるし、市街地もバッチリだ。特に美術館のあたりでは弾き語りの音色もなかなかのBGMとなって、青空の下でビールを飲みながらの小一時間は何とも言い難いものになる。

 この丘ではオリンピックが行われた競技場は無料開放されている。ぐるっと見渡せば、オリンピックのイメージからは随分と狭い。今となっては誰がどんな活躍をしていたのか、ちょっと思い出せなかった。

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April 21, 2010

第369話 ストリートパフォーマンス

 最近では日本でも彼方此方で見られるようになったストリートパフォーマンス。バルセロナのランブラス通りは、バンドあり、コーラスあり、サーカスまがいあり、変装仮想ありで、なかなか面白い。それでもこのテのものは10分も見ていると飽きてくるが、数十メートルおきに何かがあるので500メートルほど歩くのに1時間以上は楽しめる。Photo

 見るだけならタダだが、ずーっと見ているとチップを催促されたりもする。近づいて写真を撮ったりするときも多少のチップを落とすのが流儀のようだ。バンドの演奏で人影からこっそりビデオ撮影していたら、後ろで“見張っていた”と思われる姉ちゃんに肩を叩かれ、1ユーロほど献上させられてしまった。

 この通りは“世界で最も美しいストリート”と言われているそうだが、確かにぶらぶら歩きは楽しい。カフェで人波を眺めながら、ちょっと古い街並みの雰囲気に浸るのも悪くない。

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April 15, 2010

第368話 サグラダファミリア

 バルセロナに来れば誰もが訪れるのがここ、サグラダファミリア。建築途中の建物を見るのにカネを取るのはここくらい、と言われるが、展望台への入場料含めて16.5Euroというのはちょっと高い。それでも見ないわけにはいくまい。混み合うことはわかっていたので、地下鉄の1日券を買い、朝イチでやってきた。Photo

 入場料を払って、さてどこから見ようかとベンチに座っていると、後ろで日本人の兄ちゃんの声が聞こえた。

「ウィー アー ジャパニーズ スチューデント ディスカウント プリーズ!」

中学1年レベルの英語の主は若い日本人のアンちゃん。こんなところで入場料の値引き交渉もないと思うが、目を引くのはそのいでたち。腰パンに野球帽をアミダにかぶり、スノボ某選手を彷彿とさせる姿は、ヨーロッパの古都の雰囲気とは相容れず、全く浮いていた。同胞として見ていて恥ずかしい限りだった。どこぞの大学の卒業旅行のグループとみたが、出来ればついでに大学名も名乗ってもらいたかった。まさか、落書きなんかしなかっただろうな?

 さて、奇抜な建築であることはわかるが、教会内部は本当に建築現場そのもので、上からの景色を除けば、話題になるほどの見どころ(しかも2千円も払って)とも思えなかった。

 

 

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April 08, 2010

第367話 バルセロナへ移動

 さて、アリカンテから再びRenfe(スペインの国鉄)に乗って今日はバルセロナに移動。今日もPaulのお父様のご厄介になり、駅まで送って戴いた。スペインは今ではEUの中でお荷物扱いされているPIIGSのSである。だから失業者も多い。駅の中では数人の路上生活者と思しき若者が所帯道具?を括りつけた自転車を引きずっている。

 特急は、数日前に通ったバレンシアを通過して、5時間半程度でバルセロナに運んでくれた。バレンシアを過ぎて暫くすると車窓からも右手に真っ青な地中海が見えるようになり、勿体なくて居眠りもできない。

 バレンシアの駅ナカのファストフードで遅めの昼食。ここでホテルまでどうしようか思案した。ホテルまでタクシーなら15~20Euroくらいだろう。地下鉄ならその10分の1。ただし、途中で乗り換えがあり、荷物もある。そろそろ混む時間であり、どう見ても観光の日本人はスリのお客さんらしいし。しかも駅を降りてからホテルまでの道順も大体しかわからない。暫く迷ったが、結局地下鉄ホームに向かうことにした。まだ明るいし、方向感覚には根拠のない自信もあった。初めての国の滞在も数日も経てば、なんとかなる式の楽観も出てくるものだ。

 ところで、驚いたことにここの地下鉄では日本語で“スリに注意してください”というアナウンスが流れている。日本人観光客がやたら多いのか、特に日本人が狙われているからなのかよくわからないが、韓国語や中国語でのアナウンスはない。Photo

 ホームや車内でも特に怪しげな輩に出会うこともなく、ケチャップ強盗や女性の抱き着きスリなんてホントにいるのかな?と思うくらいあっけなくホテルに到着した。ここでの滞在は明日1日だけ。さあ~、朝から歩きまわるぞー。

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