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September 28, 2010

第389話 フィリピンへ小包(3)

 翌日、局の部長氏から連絡があり、正しく彼に流れが伝わっているのかを確認すべく、まずは「あなたは今回の経緯を担当からどのように聞いてますか?」と質問。部長氏は「荷物がなかなか相手先に届かず、お客様がお困りだと伺っておりますが、ちょっとこちらからはどうしようもないというのが実情です。…」

 そーら来た。「あなた、それ以上の経緯を、特に私が問題提起した2点について、何も聞いてないんですね。そうやって耳の痛い話を伏せて社内で情報伝達している、そういうところが民間企業になり切れない理由なんですよ。いいですか、じゃあもう一度言いますよ。…………。もうこの品物は紛失されているかも知れない。ましてや時間がかかって出てきても、もう意味がないってことだってあり得るでしょ?もういいから、責任を持って品物を戻してください。いいですね。」

「荷物を戻す手続きは致しますが、万一、紛失なり破損なりあった場合は規定内の補償になります。」

「その間の現地とのやり取りの通信費はどうなりますか?また、これ程遅延し、挙句毀損したとなると、その品物事態の機会損失はどう評価されますか?」

「いや、そういうのは、ちょっと…。…あのー、こちらから最寄りの集配局の管理者をお宅様に伺わせますので、そこでまた相談していただけますか…。」 

 後日、日本郵便の最寄りの集配局から電話があり、「再度確認した結果、配達局のラプラプで保管中で引取りを待っている状態」と連絡があった。そして「もう状況はよく理解しておりますので、返却された荷物を確認したうえで、どうするか御相談にお伺いさせてください。」となった。「機会損失とか、通信費のご請求は受け付けられませんが、送った品物の値段については伝票上の価格にかかわらずお客様の方で決めて書き込んでください。」ということになった、というのが結末である。

 

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September 23, 2010

第389話 フィリピンへ小包(2)

 さて、件の調査依頼、相手国によっては1か月ほどかかる、とは聞かされていたが、本当に1か月ほど経ってから回答が来た。内容は“配達局に保管中で荷受人の引取りを待っている状態”というものだった。

 さすがにこちらも平常心は維持できなくなる。

「荷受人は2度も赴いたがそのような荷物は来ていない、と追い返されているんですよ。」

「そう言われてもこちらではそれ以上のことはわかりません。」

「何だって?」

「あっ、すみません。今から国際局に確認します。」と言って彼は国際局に電話し、状況確認したが、国際局でもそれ以上の状況は分らないと言っているようだ。彼は、「ではお客様がここにおられるので、電話替わりますからお客様に話してください。」と言ったが相手はそれを拒んでいるようで、彼も「でもそれではお客様は納得しませんよ。」と。すると渋々応じたようで、今度は私と国際局担当者とのやりとり。

「まずいくつかの問題点があります。国際クーリエより3~4割安いとはいえ、EMSはそれなりに高額な料金を取っている。それが、いま荷物がどこにあるのかもわからない、ということはあり得ませんね。どこの局なんですか、答えてください。」

「いや、そう言われても、相手の返答がそうなっていたので、そのようにお伝えして…」

「その程度の返事を、ハイそうですか、で受取り、そのまま荷主に伝える。それがあなた方の仕事なんですか。疑問に思って相手に配達局はどこかって確認しないんですか?EMSは成田から荷物が飛び立ってしまえば、もう仕事をしないんですか?」

「……」

「それともう一つ、出て行った荷物が1か月も相手先に届いていない状態をなぜ放っておけるのか、或いはなぜ到着の状況を確認しないんですか。相手国のフィリピンに問題があるのは知っているから、荷物が少々遅れてもそれはあなた方の責任とは思わない。しかし、荷物の到着状況を確認も把握もしようとしない。それなりの料金を取っておきながら、このことはどう思いますか。あなたでは答えられないでしょうから上司と替わりなさい。」

と言うと、暫く上司らしい人と話している声が受話器越しに聞こえたが、「すみません、今責任者がここにおりませんので、後ほどこちらから連絡させてください。」

と言うので、一応この場でのやり取りは終わった。

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September 21, 2010

第389話 フィリピンへ小包

 フィリピンにEMSまたはSALで小包を送る人も少なくないと思う。その際に時々トラブルがあると聞くが、例えば食品などを送った場合に中身をちょっと抜き取られていた、などはフィリピンなら当たり前に有り得そうである。

 先日、石鹸の材料として某オイルをEMSで送った。料率は本来SALの方が安いが、何故か計量物の場合はEMSの方が安かったりする。成田からマニラまでは速い。出して2日後には到着している。マニラから配達局までも速く、その翌日には転送されている。問題はそこからだ。フィリピンでは日本と違って小包をわざわざ配達してくれないのが普通で、到着したと荷受人に電話連絡をしてくる。今回もそのような経路で相手先に連絡があった。で、セシリアさんが受取りに行くと「そのようなものはない」の一点張り。日にちを改めて局に行っても、やはりそのような伝票番号の荷物はここには来ていない、だった。

 こうなると、日本サイドで調査依頼を出すしかない。JPの地元集配局に連絡し、調査してもらうことになった。調査には相手国の事情もあるので長ければ回答に1か月くらいかかるというが、とりあえず依頼することとした。

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September 15, 2010

第388話 最近のフィリピンの株価

 最近の株価、まるでジェットコースターに乗っているよう。先行きに不安材料がゴロゴロあるから、ちょっとしたどうでもいい材料にさえも敏感に反応している。

 9月に入ってからフィリピンの株価指数が顕著に上昇しているようだ。外国株は中国とベトナムでそれぞれ数社ずつナマ株を保有しているが、最近とくに目立つ動きがあるわけでもないし、何が良くてフィリピンではそういう動きなのか、今一つピンと来ない。

 フィリピンの株式投資はしばらく前に考えたこともあったが、その当時もフィリピン政府は産業振興のための国内インフラ整備にも大して熱心ではなく、景気沸騰の兆しが感じられなかったことと、流動性もあまり良くないから、いざ売ろうとしても売れない可能性が払拭できない。が、それ以上にフィリピン国内の銀行に口座を設けて出入金をしなければならない、というのは大いに検討を躊躇させるものだ。

 振興銀行の預金者は1千万円まではペイオフで保障されることになったが、フィリピンは僅か25万ペソまで、それさえも、制度はあれど実際に戻ってくることはないだろう。まとまったおカネをフィリピンの金融機関や投資に寝かしておく気にはとてもなれない。

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