« 第397話 九分 | Main | 第399話 ヨーロッパの火薬庫 »

February 25, 2011

第398話 基隆

 ちょっと駆け足だったが、九分もひと通り歩いたし、バス停でバスを待つ。時刻表もないからいつ来るのかわからない。薄ら寒い中、傘をさして立っているのもあまり快適ではない。客待ちのタクシーのおじさん達がチラチラこちらを見ていたが、その気はないので手を振った。20分ほどして、基隆と表示されたバスがやってきた。例によって“手話”で料金を確認して支払う。NT$55程、約50分で基隆の波止場の前で降ろされた。

 基隆は大きな物流港で想像していた以上に大きな都市だが、見どころと云えるようなところは少ない。目的は夜市だが、場所がわからない。バスターミナルの案内に尋ねたら、おばちゃんは地図を描いて英語で説明してくれた。夜市といっても昼間から賑わっている。本来は雑貨屋や薬屋、衣料品店などのようだが、どの店も店先に屋台を出していて、地元の人達が入れ替わり立ち替わりサッと食べて去ってゆく。見たところ観光客は少ないようだ。

Photo_3  もう15時頃だが、まだ昼飯を食っていなかったので、比較的客が多い屋台で数人が座っていた椅子の間に割り込む。取り敢えず目の前に山盛りに盛られている油飯を頼む。それからいい匂いのするするスープを指差して注文。スープと言っても肉団子がゴロゴロ入っていてボリウムもそこそこある。腹も減っていたのでとにかく旨い。特にスープはあちらこちらの店から匂いがして我慢できなかったのだ。一気にスープを飲み干してから他の客の挙動を見て後悔をした。彼はスープに麺を入れてもらっている。しまった、こうすりゃ良かった、と思った時はもう後の祭り。八角の香りだろうと思うけどこんなに安くてこんなに美味しいスープは滅多にない。しめてNT$60(200円程度)ですっかり至福になってしまった貧乏人根性も情けないが、大体において我が国で中華料理を看板に掲げている“食堂”にはもう少し味の勉強をしてもらいたいものだ。この屋台がB級グルメにエントリーしたらぶっちぎりで優勝すること請け合いである。Photo_2

 夜市自体はそれほど規模は大きくないので、20~30分もあれば、グルッとひと回りできてしまう。さて、港でも眺めて帰りの算段でもするとしよう。

 

|

« 第397話 九分 | Main | 第399話 ヨーロッパの火薬庫 »

Comments

Industry sources told Reuters in November that NITC what food was in talks with BNP Paribas in the repayment of hundreds of numerous dollars in loans using Iranian funds held in South Korea Mandy Discala whereas studies state that in britain such agreements are executed orally.

Posted by: Mandy Discala | July 24, 2015 at 10:46 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91498/50964779

Listed below are links to weblogs that reference 第398話 基隆:

« 第397話 九分 | Main | 第399話 ヨーロッパの火薬庫 »