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March 28, 2011

第403話 モスタル(2)

 モスタルはスターリ・モストという歴史的なアーチ型の橋を中心とした町が世界遺産になっている。自分は見ていなかったが、NHKでも紹介されたことがあるらしい。スターリ・モストはボスニア紛争の際にクロアチア側によってボスニア人の補給路を断つために爆破されたそうだが、地元の人達の努力で元の橋に復元されたとのこと。以前からのフェスタである橋から川への飛込み競技も夏には行われているらしい。Photo

 橋もさることながら、水路が縦横に張り巡らされ、こういうものは生活感があって私の好む風情だ。旧市街は通路が石畳になっているが、これはちょっとわざとらしい。しかも歩きにくい。橋の近くはクロアチア人側もモスレム側も土産物の小屋が並ぶが、この寒い観光客の来ない時期は閉め切っていて寒々しい。

 夕方も近づき、スターリ・モストはライトアップされているが、観光客の姿はほとんど見られず、記念写真を撮る姿もほとんど見られない。っていうか写真を撮っているのは自分だけ。さあさあ飯だ、ビール、ビール。

 小さな町だが、レストランはあちこちにある。が、どこもガラガラですいている。客が全くいないレストランってなかなか入りづらいものであるが、ビールやワインがあって何か食えるならどこでもいい、という思いのままに近くのレストランへ。一応モスレム側のレストランだから羊のケバブを頼んだ。羊のケバブは3年前にイエメンの道端で食べたものも美味しかったし、ロシアのウラジオストクのバザールのものも良かった。ので、期待したのだが…。肉はパサパサで堅く、この店で初めて羊ケバブを食ったなら、間違いなく金輪際羊ケバブは食わないと心に誓っただろう。どうやらこの店は、如何にも人の良さそうな店主のキャラでかろうじて成立している。Photo_2 「どうだ、ポール・ニューマンみたいだろ?」と言っていたが、どうカナ…?

 部屋に戻って、窓から山の斜面にへばり付く人家の灯りを眺めながら、日本酒をちびちびやっているうちにストンと眠ってしまったようだ。

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