« 第405話 ミロシェビッチ | Main | 第407話 ザグレブ »

April 26, 2011

第406話 ハンバーガーとビール

 昼飯に何を食おうかと迷った時、そしてその国の食べ物がまだよく分らないときに手っとり早いのはハンバーガーだ。どんなものかは大体万国共通だから、トンデモないものが出てくるということはあまりない。

 ドゥブロブニクの旧市街でもファストフードの店はある。で、ハンバーガー2個とポテトフライを持ちかえりで注文。波止場のベンチで海を眺めながらのランチも悪くはなかろう。と思いつつ、出てきたモノを見て目が点になった。大きさが半端じゃなくデカいのだ。ポテトフライもこれでもか、というくらい詰め込まれている。こりゃとても昼飯で食べ切れる量ではない。結局、波止場のベンチでハンバーガーを1個だけ食べ、ポテトフライも大半は残ったので、一旦、宿に持ちかえることにした。こういうときは、旧市街の近くに宿があるのは非常に便利だった。まあ、ドゥブロでの最後の晩は宿のベランダから旧市街の灯りでも眺めながらポテトとデッカイハンバーグでビールで、というのも案外いいかも、と前向きに思考を修正。小さなスーパーは宿から東に数百メートルのところに1軒あったのは知っていたので、市内見物の帰りに寄ればいいだろう、と再びカメラとヴィデオを持って繰り出した。

Photo  プラッツァ通りでは何の行事かは分らないが、仮装大会のようなパレードでごった返している。観光地にありがちなパフォーマンスを繰り広げている人など、活気があってそれはそれで楽しいものだ。そのあとで、ロープウェイに乗ってスルジ山の山頂にも行ったが、曇っていたので写真は撮れなかった。この山頂からの写真はドゥブロブニクを紹介する際によく使われるほどで、見事なパノラマを期待していたんだけど、残念~。

 日も暮れてきたので、ビールとチーズでも買って、シャワーを浴びて、ベランダで…、と思いながらスーパーに向かった。

 が、ガーン…。店が閉まっている。さっき通った時は開いていたのに…。この店は閉めるのが早いようだ、と気を取り直し、すれ違った人にスーパーはないか、尋ねたら、何を言っているか分らなかったが、あっちの方と言いながら指差しているので、その方に300mくらい歩く。再びガーン…。ここも閉まっている。

 そう言えば、ヨーロッパの古い町では飲食店を除き、夕方の5時頃には全ての店が終わってしまう、と聞いたことがあるが、どうやらここもそうらしい。これは困った。ビールもなしにハンバーガーだけの晩飯など許される話じゃない。ここはアラビア半島じゃないんだから。いくつかの“解決策”が頭をよぎる。①プラッツァ通りのカフェでビールを2~3杯飲んで、あとで宿でシメとしてハンバーガーを食う②ハンバーガーはすぐに腐るものでもなかろうから明日の昼飯にするとして、今夜も外食とする。いずれにしてもまた旧市街に戻ることにした。坂道が多いから何度も行き来するのは辛いが、ビールの為には仕方ない。

 最後の晩だからと、まだ通ってない通路を歩いたのが正解だった。小さいながらスーパーを発見!ビールもチーズもある。たかがビールでこんなに感激したのはイエメンで中国産のビールに出会ったときくらいだ。散々歩いたし、やっと手に入れたビールだし、美味しかった~。

|

« 第405話 ミロシェビッチ | Main | 第407話 ザグレブ »

Comments

お気持ちよく分かります。コンビニでいつでも売られている物でも、駅前で配られているパチンコ屋のティッシュでも、今ここにないと意味がない・・・という経験。大した物でないほど失望感・欠乏感も大きいと思います。

Posted by: 旧エゾシカ | April 26, 2011 at 04:10 PM

飲むぞ、と決めていたビールがない。これはラブホでさっきまでいた彼女がいなくなったようなものだと思います。

Posted by: 富嶽庵 | April 26, 2011 at 11:14 PM

Thank you for the good writeup. It in reality used to be a enjoyment account it. Look advanced to more delivered agreeable from you! By the way, how can we keep up a correspondence?

Posted by: http://freegamesy.com/members/marjoriem/activity/111435 | October 02, 2013 at 08:09 AM

First of all I would like to say superb blog! I had a quick question in which I'd like to ask if you do not mind. I was interested to know how you center yourself and clear your head before writing. I have had a tough time clearing my mind in getting my thoughts out. I truly do take pleasure in writing but it just seems like the first 10 to 15 minutes are generally lost simply just trying to figure out how to begin. Any ideas or hints? Many thanks!

Posted by: kitchenaid cabinet depth refrigerator | March 18, 2014 at 08:17 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/91498/51498423

Listed below are links to weblogs that reference 第406話 ハンバーガーとビール:

« 第405話 ミロシェビッチ | Main | 第407話 ザグレブ »