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April 27, 2011

第407話 ザグレブ

 大体において、私は天気との相性は悪い方で、この1週間、ずーっと曇り空の中を旅してきた。それが、どうだ。帰国モードに入った途端に朝から快晴である。エアポートバスの方が安いには安いが、世話になったついでに空港までいくらで行ってくれるか、手振りを交えて聞いた。お婆さんは孫に電話をして聞いていたが、紙に€20と書いた。タクシーでは30~35くらいかかるらしいから、妥当な金額に思えた。来たときにバスターミナルに来ていた若い兄さんが来るのかと思いきや、迎えに来たのはビックリするくらい美人の若い女性。彼女もやはりお婆さんの孫だそうだ。いや~、何か手土産が残っていたら渡すところだったが、もはやそれらしいものは残っていなかった。 

 さすがにドゥブロブニクからザグレブは距離的にバスはシンドイので飛行機で移動した。ドゥブロの空港は一応“国際空港”ということになっているが、建屋は学校の体育館くらいの大きさでしかなく、これに比べればあのセブマクタン空港の方が遥かに立派だ。それでも荒涼とした広大な景色の中を歩いて小型旅客機に乗り込む様はなかなか絵になる光景で気に入った。

 さて、ザグレブでは、翌朝が早い、ということで空港近くの安いホテルをとってあった。「空港からタクシーで5分」と書かれていたので、タクシー代も大したことなかろう、とタカを括っていたのは失敗だった。道路が広くビュンンビュン飛ばすので、確かに5分だが2000円もかかってしまったのは痛い。

 問題はここと市内の往復だが、ホテルの近くに幸い中央駅まで行くバスの停留所があり、取り敢えずは往きは問題ない。バスも10分程度でやって来た。運転手に10クーナ支払う。運転手からペラペラの小さな乗車票を受け取り、車内のレジスター機に差し込み乗車時間を印字する。こうすれば、この小さな乗車票で90分ほどはどの市内バスも乗り放題ということになっている。

 バスは空いていた。向かい側には顔中髭だらけの年齢不詳の男性が座っている。こちらを見て何かを喋ったが何を言ったか、全く理解できなかった。すると突然持っていたギターケースからギターを取り出し、弾き語りを始めたのである。公共の路線バスの中ですよ。他の乗客と言えば学校帰りの中高生くらいだが、彼らのうち何人かも一緒になって歌っている。これが日常的な光景なのか、みすぼらしい東洋人旅行者へのサービスなのか、どっちかな?

Photo_2   ザグレブの市街地は、きれいに近代化されている分、サラエボ、モスタル、ドゥブロと移動してきただけに、今一つ印象が薄い。一番の印象はさっきの髭もじゃのオジサン、ということになる。

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Comments

 クロアチアのザグレブといえば、サッカーの三浦カズが短期間ではありましたが、所属したチームだったと思います。サッカー熱を感じるような光景には出会えましたでしょうか??
 「空港からタクシーで5分」というお話は、大変参考になりました。

Posted by: 旧エゾシカ | April 27, 2011 at 07:25 PM

サラエボほどではないにしろ、まだかなり寒く、シーズンではなかった、ということなのか、そんな雰囲気は感じられなかったですね。そのあたりは昨年のスペインの方が数段熱気がありましたね。

Posted by: 富嶽庵 | April 27, 2011 at 08:47 PM

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