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April 12, 2011

第403話 ドゥブロブニク(3)

 京都なら金閣や銀閣、鎌倉なら鶴岡八幡宮、といった具合に、どの観光地でも、来た人は必ずここを訪れる、というスポットがある。ここドゥブロブニクの場合は「城壁巡り」は必ず誰もが歩く。城壁の上が遊歩道になっていて、ぐるっと1周できるようになっている。入場料70クーナ(千円ちょっと)はちょっと高いが、ここまで来た以上やらないわけにはいかない。

 今はオフシーズンだから歩く人も少ないが、5月くらいから大勢やってくるようになり、そのため“反時計回り”の一方通行になっている。押し合いへし合いで危険でもあるからだ。何しろこの壁はかなり高く作られていて、下を見ると目眩がするほどだ。曇っているため肌寒く、歩きも早足になる。晴れていればオレンジ色の屋根と真っ青な空、これまた青い穏やかなアドリア海、感激的な風景なんだろう…。ガイドブックでは1周2時間くらいと書いてあったけど、1時間ほどで1周してしまった。Mov078_capture

 さて、昼飯。昨日のレストランの近くを通るとまた呼び止められそう。でもって、そこを避けて別の路地を歩く。メニューが外に出ているレストランの中を除くと良さげな感じ。地元の人がパンとスープだけの簡単な昼食をとっている。パンは頼まなくても勝手についてくる。で、シーフードリジョットとビールを注文。すると間もなく10人ほどの年配の日本人団体が入って来た。添乗員もついている。昼食込みのツアーのようで、添乗員が一言二言ウェイトレスさんと言葉を交わした。やがて自分のテーブルにリジョットが運ばれてきた。お~、なかなか美味しそう!団体さんの方はコース料理らしく、スープが運ばれた。でもおばちゃんたちの目は当方のリジョットに注がれている。貧しい粗食を憐れんだ目なのか、シンプルながらも美味そうという羨みの目なのか、そこまでは読み切れないが、食べ終わるまでずっと複数の視線がチラチラとこちらに届く。

パンもあるから、はっきり言ってこれでもう腹いっぱい。さーて、港の方でも行って、コーヒーでも飲むとしよう。

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Comments

おばちゃんたちの目・・・、他人の食ってるもんはともかく美味そうに見える。自分のよりも。つ~ことで、たんに卑しいというか、欲張りというか。否、ゴーツクバリという似付かわしい言葉がありました。

Posted by: 旧エゾシカ | April 12, 2011 at 04:23 PM

アxチのコース料理は品数は豪華でも、それほどの食指は動かされませんでしたね。視線には「あの人は日本人なのかしら?」のようなものもあったように見えました。

Posted by: 富嶽庵 | April 13, 2011 at 09:22 AM

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