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May 31, 2011

第413話 バケイション

 ルアンパバーンは世界遺産の町とは言っても旅行者が集まるエリアはだいたい限られている。だから、ミニバスで一緒だったマレーシア人男性とドイツ人女性ともメコンの川べりを夕暮れ時に散歩していたら、いとも簡単にパッタリ出会ってしまった。て、いうか、何でこの二人一緒にいるんだ?? まあ、いいや。一緒にディナーにしないか?というので、そうすることにした。

 マレーシア男性はアルコールはいいのかな?あまり強くはないようだがビアラオ大瓶1本くらいは飲んだから、モスレムではないのかな。ドイツ女性はさすがにビールはカポカポ飲んでいた。こういう時の会話は互いに、何処から来て何処に行くのか?とか、あそこは良かったとか良くなかったとか、大体そんな感じだ。マレーシア男性はバンコク→ビエンチャン→バンビエン→ルアンパバンとやってきて2日後に再びバスでチェンマイへ行くと言っていた。ドイツ女性はラオスに来る前にオーストラリアに滞在していて、この後何処に行くか、まだ決めていないと言っていた。

 まあ、あまり内容のない話でそれはそれで“国際親善”で良かったのだが、ドイツ女の一言は日本人を大いに傷つけるに足りた。要はこんなこと。彼らはそれぞれ2~3週間のバケイションであるが、こちらは1週間が目一杯の休暇だ。カルメン(ドイツ女)曰く「オンリーワンウィ~ク?そんなのはバケイションとは言わないよ~~」だってさ。Dsc_0101

(悪かったな、俺たちのバケイションはせいぜい1週間だよっ、俺たちはどうせウサギ小屋に住んでんだよっ、庭だって猫の額くらいしかないんだよっ、悪かったね!pout )

 ところでヤップ(マレーシア)とカルメンは同じゲストハウスに滞在している、と言っていた。勝手にしろ。 <写真の手前から右3人は途中でテーブルに合流してきた日本人旅行者>

 

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May 27, 2011

第412話 ルアンパバーン

 バンビエンを出てから6時間半ほど、3時過ぎにはようやくルアンパバーンに到着。ここは人口7万人ほどで、ラオスでは“大都会”というだけあって、確かにのどかなバンビエンよりは賑わっている。しかもここには国際線のフライトもあるため観光客の数が断然多い。

 ミニバンは町はずれのバスターミナルに到着するから、ここからトゥクトゥクで市街地まで5分ほど走る。乗合のトゥクトゥクで発車を待っていると、ゲストハウスの売り込みが結構やって来る。カーン川の川べりでエアコン付きの部屋を探している、と言うと、一人がそれなら俺のところだ、と言って略地図の入った名刺のようなものを差し出してきた。1泊12万キープ(1,200円位)というから、値段はまあまあかな。気の早いその兄さんは、運転手に向かって、あの客をどこそこで降ろしてくれ、みたいなことを言っている。

 やがて運転手から、ここだよ、みたいな感じで降ろされ、はて、どれかな?とキョロキョロしていると、メイド風の女の子がやってきて手招きをする。路地の中を50mくらい進むと、確かに川べりに白いゲストハウスがあった。あまり新しい建物ではないが、掃除は行き届いているようで、中はきれいだ。部屋を見せてくれ、と言うと、さっきの女の子が2階の部屋の1室を案内した。が、窓の外は隣の家の壁である。「ダメダメ、ここはリバービューじゃない」と言っても言葉は通じないから、手と首を振って意思表示。すると彼女は反対側の部屋の鍵を開けた。窓の外を見ると、木が伸びていてあまり良い見晴らしとは言えないが、一応カーン川は見える。また外に出て宿探しも面倒だし、何しろ早くシャワーを浴びて土埃を流したかった。

 ラオスのゲストハウスではトイレとシャワーはフィリピンの安いホテルと同じ仕様である。トイレとシャワーの境目がなく、シャワーを使えばトイレ全体がビシャビシャになる、あのスタイルである。慣れない人にはちょっと抵抗があるだろう。さて、シャワーを浴びると、ビックリするくらい茶色の水が白いタイルの上を流れていく。シャツや下着も石鹸で洗ったが、こちらも絞れば泥水となって滴り落ちる。さーて、さっぱりしたし、プーシーの丘に上がって景色を眺めるとしよう。Dsc_0099

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May 24, 2011

第411話 国道13号

 さて、きょうはバンビエンを出発してルアンパバーンに移動。予定では7時間とされている。途中は山岳道路で、クルマの中でゲーゲー吐く人が続出などと聞かされていたが…。

 ミニバンのチケットはゲストハウスで手配してもらった。朝8:30に迎えがきたが、トンデモないポンコツで(おいおい、これで7時間かよ~)と思っていたが、バスターミナルでちょっとはマトモなワゴン車に乗り換えとなった。窓がしまっている!ということはエアコン付き!だよね?

 フィリピンなら1列4人詰め込まれるところだけど、さすがに欧米人乗客がほとんどだからそんなことはなく、1列3人のようだ。自分の隣にはマレーシア人の30歳位の男性が座り、その隣はドイツ人の20台後半の女性が座った。

 さてエアコンがようやく効きだした頃、前列にいた客がエアコンはいらないとか言い出し、こういう時は言い出した者勝ち、というのはよくあることで、スンナリとエアコンが切られてしまった。運転手も燃料が節約できて好都合と思ったであろうから、渡りに船、といった感じがあった。そりゃないだろ~、トホホ…

Dsc_0089  いよいよ道路はどんどん高度を上げてゆく。周囲の景色も素晴らしい。特徴のある鋭鋒には誰もが目を奪われている。エアコンがないのは辛いが、走り続けている限りはどうにか乾いた風が頼りになる。ところがここはラオス。幹線国道といえども全てが舗装道路と思ったら大間違いである。しかも赤土の粒子はよほど細かいと見え、対向車とすれ違う時など前が見えないくらい土煙が舞い上がる。メコン川が泥水のような色をしているのも納得、である。

 しかし、それでもエアコンをかけず、当然窓も開放状態だから、車内も土煙が充満している。でも欧米人たちはへっちゃらみたい。そんな状態が1時間くらいは続き、やっと舗装道路に戻ったときは天国に来たような気分だった。

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May 19, 2011

第410話 バンビエン(3)

 さて、このバンビエンという小さな町だが、ヒジョーに居心地がいいのだ。その証拠に、朝食の時に、泊まっていたゲストハウスで宿泊客(全員が欧米人)に聞けば1,2泊でここを去る者はおらず、長い人は2週間ぐらい居るようだ。

 何と言っても、のどかなアジアの原風景のような景色の中で1日中ゴロゴロしていることは、一度やったら止められない病みつきの生活パターンだ。朝は何となくダラッと起き、散歩して朝飯食って、川べりでまた寝転がって、昼飯でビールを飲んで何かを食って、昼寝して、また川べりでマンゴーシェイクを飲んで、少しは真面目に読書して、また散歩しているうちに日が暮れて、シャワーを浴びてまたビール。ラープかカオソイでも食って、4万キープ(400円)で全身マッサージをやってもらって、また川べりでビール。こういう生活は数日なら毎日同じでも飽きない。(写真のラープとビアラオで300円くらい)Dsc_0063

 改めて言っておくと、ラオスの食べ物は日本人にはバッチリだ。フィリピン料理も悪くないが、どちらが美味しいかと聞かれれば、躊躇なくラオスに軍配が上がる。マンゴーだって美味しい。道端で1個をすぐ食べられるように切ってあるもので50円くらい。

 あのトゥクトゥク野郎は別にして、他では値段を吹っかけられることもなく、快適だったなあ。最近欧米人が増えたせいで、やたらガンガン音楽を鳴らすレストランが多いのは困ったことだが、“町”単位で見ると、バンビエンはまた訪れたい町であることは間違いない。恐らく数年後には日本人の旅行者の間でもこの町はブームになるんじゃないか、という予感。Dsc_0060

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May 15, 2011

第410話 バンビエン(2)

 このトゥクトゥク野郎はとんでもない奴だった。リバービューのゲストハウスで20ドル以下のところを探している、と言ったら、「OK、とにかく乗れ」みたいなことを言う。いくらだ?と聞いたら3万キープ(約300円)という。距離が短いことは分り切っていたので「そりゃ高い。歩いて探すからいいよ。」と言えば「2万キープでいいよ。」となったが、なかなか発車しない。なんとさらに2人の女性旅行者も同じように乗せてきた。(おいおい、乗り合いかよ~だったら、もっと安くしろよな~)

 2人の女性は宿泊のバンガローが決まっていて、まずそちらに向かった。ところがトゥクトゥク野郎は行き先の所在地が分らず、当分の間探し回った。(早くしろよな~)ようやく、見つかり、2人の女性を降ろすと「あなたには良いゲストハウスを紹介する」みたいなことを言っていたが、信用できるか、こんな奴。小さな町だし、最初から自分で歩いて探せばよかった、などと呟いているうちに、とあるゲストハウスの前に到着。「ここだよ。」

 え~、嘘だろ~~。ここならトゥクトゥクに乗った場所から200mと離れていない場所でじゃないか。しかも降りる際にしゃあしゃあと再び3万キープを要求してきた。「バカ野郎!2万って言っただろうが!(2万でも高い)」。こういうときに釣り銭を貰うような渡し方をすれば釣りは返ってこないから、1万キープを2枚探し出し、椅子の上に叩きつけてその場を去った。

Dsc_0061  さて、ゲストハウスの方だが、建物は新しくてきれい。愛想のいい女将さんが、とにかく部屋を見てくれと言う。リバービューだと20万キープ、そうでなければ14万キープと言っていた。見た結果は、ちょっと高いが、断然リバービュー!バンビエンらしい景色が居ながらにして部屋から見渡せるでないの。ナムソン川を挟んで「ラオスの桂林」と言われる風景が目の前だ。しかもベランダもついている。宿泊したところでこんなに景色のいい部屋は、マウントクックのハーミテージ以来かも。さっきのトゥクトゥク野郎にも感謝せにゃならんな、これは。Dsc_0072

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May 12, 2011

第410話 バンビエン

 ビエンチャンからバンビエンまでのVIPバスは約700円(所要時間は約4時間)。これでも一般路線バスよりちょっと高いが、エアコンがあるというのでこちらにした。バス乗り場までは送迎があり、10時にゲストハウスを出た。

 さて、そのバス。8割くらいの席は埋まっていたが、ざっと7割は欧米人。2割は中国人。1割が日本人ってところか。中は蒸し風呂のようにクソ暑い。次第に乗客もブーブー言い出す。何たってエアコンバスって触れ込みだからね。で、車掌らしき兄さんがエアコンをかけるが、何故か今度は石油臭が車内に充満する。確かに空気の吹き出しから臭って来る。今度は乗客が臭いと文句を言う。という繰り返しで、やがてエアコンバス(のはずだった)は乗降口の扉を開けたまま走り出した。座席の窓ははめ込みだから開かない。

 車内を見ると、台中市営ナンタラカンタラってプレートがついている。なるほど。台湾のバスの多くは日本の観光バスが古くなったものがセカンドハンドとして流れていく。その台湾でも使えなくなったバスがここラオスに“サードハンド”で流れてきているのかな。であれば、エアコンが効かなかったり送風が石油臭かったりも納得。

 この時分のラオスは赤道が近く、晴れればかなり暑いが、曇り空のおかげで何とか凌ぎ切ってバンビエンに到着。ラオスの桂林と称されるだけにいきなり印象深い景色に感動する。が、問題は現在地がよくわからないことと、宿探しである。時間も3時前だし、歩きまわって探すのも手だが、早く落ち着いて、町の散策をしたかった。という気持ちを見透かしたかのようにトゥクトゥクのお兄さんが声をかけてきた。Dsc_0084

 

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May 10, 2011

第409話 ビエンチャン

 天はまたしても我に味方しなかった…。夕方に降り立ったビエンチャンはやはり曇天。乗り継ぎで立ち寄ったホーチミンやプノンペンは晴天だったのに、何でだよお~。でもクソ暑いよりはまだいいか、と前向きに。何たってホーチミンの地上気温は35℃って機内アナウンスがあり、乗客からは、えええ~…ってため息が漏れていた。それに比べれば26℃はまだマシ、と思うべきかな。

 ビエンチャンは一応70万人くらい人口があるラオスの首都である。が、いわゆる市街地はちょこっとしかないし、交通量も首都のそれとは思えないほど少ない(写真の通り目抜き通りでこの程度)。青信号でも交差点を渡れないホーチミンと違って、ここでは赤信号でも堂々と渡れるのが嬉しい。

Dsc_0029  着いたのは夕方だ。急がねばメコンの夕日も見られない。何といっても到着初日のメインイベントは暮れゆくメコンの畔で、ボーッとしながらビールを飲むことである。

 川岸には屋台風の“レストラン”が並んでいる。どこでもいい。こういうときに場所を選んでいると時間ばっかりどんどん過ぎてゆく。が、問題は別のところにあった。メコンの川の水量が著しく少ないのだ。これから雨期に入るタイミングだから天気は良くないのだが、川の水量は乾期のまま。何とも情けない、イメージとは違うメコン川がそこにあった。川床の大部分は干上がり、利根川の流れくらいしか川幅がない。利根川の川べりでビールを飲むためにラオスまで来たんじゃないよ!(写真は朝撮ったもの)

Dsc_0023  しかもビールを一口飲んだ頃から、空から大粒のやつが落ちてき始めた。雨水が散々降り注いだフライドヌードルなんて食えるかっ!と云う訳で、部屋に戻り、持参の魚肉ソーセージでビア・ラオという締まりのない晩酌となってしまった。

 明日のバンビエンへのバスの手配(7万キープ:700円位)は済んだし、まあ明日に期待しよう、明日に。

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