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June 07, 2011

第415話 メコン川ボートツアー

 さーて、托鉢も見たし、メコンのボートツアーだ。この手の手配はどこのゲストハウスでもやってくれる。往復4時間ほどで10万kip(千円)程度、往きだけは宿から船着き場までの送迎付きだ。

 ひとつのボートは6人の乗客定員だ。少し上流にあるパークーの岩窟を見に行く。お~、大河メコン川...川岸では住民たちの素朴な生活も垣間見える。日本では見られない自然のスケールに思わず深呼吸。をしているうちにだんだんと進行方向前方が気になってきた。どんよりと灰色の重苦しい空気がはっきり見える。こりゃあ、雨の中に突入だな。でもボートには屋根もあるんだし、ま、いっか。

 早くも数分後には猛烈な大粒の雨が落ちてきた。屋根で雨音がぱちぱち踊っていたが、やがて、1滴また1滴と天井から水が落ちてきた。しかも1か所だけでなく、あちらこちらからだ。初めのうちは頭にタオルを乗せていた人達もやがてこの狭いボートの中で皆が傘を差すようになってきた。船頭はボートの底にたまってきた水を洗面器という原始的手法でかい出している。今にして思えば、木の皮を葺いただけのあの粗末な屋根は日除けだったのかな?

 やっと雨が小ぶりになった頃、岩窟に到着。薄暗い穴の中に大小さまざまな像が並んでいる様は不気味でもある。写真マニアなら面白い写真が撮れそうだが、あいにくバッテリーの残量が乏しくフラッシュが使えなかった。Dsc_0113

Dsc_0115_2  帰りは同じルートをまた戻ることになるのだが、雨上がりの蒸し暑さの中で、すでに見飽きた景色のなかを1時間半。頭の中は、早くオカに上がって冷えたビアラオを飲んでカオソイ(フォーに辛い肉味噌が乗っかったもの)を食うことだけをイメージしていた。

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Comments

「底にたまってきた水を洗面器という原始的手法でかい出している」というのが笑えますね。蒸し暑いと体が beer を要求するのは、よく分かります。

Posted by: 旧エゾシカ | June 07, 2011 at 01:47 PM

カオソイとビアラオで200kip(200円)、これは良かったです。

Posted by: 富嶽庵 | June 07, 2011 at 03:40 PM

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