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August 23, 2011

第427話 薪ストーブ

 せっかく涼しかったのに、また蒸し暑い日に戻ってしまった。まだ2~3週間は我慢かな。ところでこの“涼しい”という感性は日本人はかなりこだわる。一方でフィリピンでは暑さ寒さの表現に“cool”というのはない。暑くなければ、いきなり“cold”なのだ。夕方にセブのトップスに行けば“very cold”というのが彼らの感性。我々日本人から見れば蚊がブンブン飛んでいて、全然寒くない。

 本当かどうか知らないが、彼らが言うには、タガイタイでは夜はとても寒いので、どの家にも薪ストーブがあるという。タガイタイはフィリピンでは避暑地かもしれないが、標高はせいぜい700m。朝の気温も下がっても20度近くはあるはず。薪ストーブは、ちょっと大げさと思うが、彼らにしてみれば20度は“very cold”なのだろう。少なくともセブ辺りでは体験できない気温ではある。

 ところで、この薪ストーブ、国内ではこの冬の人気アイテムだとか。電力不足や省資源(薪ストーブは主に老木や間伐材を燃料にする)もあって、今年はかなりの人気らしい。ただし、初心者にはなかなか難しいのが薪ストーブの運転。

 自分も月イチのステイヤーで小屋で冬には薪ストーブを使うが、初めのころは散々だった。細枝への着火から薪の燃焼に至らずに消えたり、一度は薪が熾き火になったのに油断していたら消えてしまったり。このあたりのスキル(ちょっと大げさか)を身につけるのに3シーズンくらい要した。要は薪の乾燥度はもとより、炉内の温度や空気の流入量のバランスを感覚的に身につけるには、暫くの時間は学習しなければならない、ということだ。放っておいてもチロチロと朝まで燃え、完全燃焼するようならベストだ。

 小屋でも11月には薪ストーブを必要とするようになる。山栗の原木の太いのはいくらか残っているが、去年の冬サボッた分だけ、今年は薪割りの重労働を覚悟しなければ…。

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August 04, 2011

第426話 フィリピン株?

 証券会社からフィリピン株投資のお誘いがきた。この会社ではブラジルレアルでは少々儲けさせてもらったが、フィリピン株となるとちょっと引いてしまう。

 指標で見る限りは新興国の中でも、停滞する中国やベトナムに比べて株価の推移がここ数年堅調で、インフレ懸念も少なく、安定成長が期待できそうなのだが、どうしても、国全体が今後飛躍的に発展する、というイメージに程遠いのだ。

 人口9000万人と言っても、実際に購買力があるのはどれだけいるだろうか。成長産業がコールセンターなどの根無し草のBPOビジネス、というのも何だかなあ…。輸出品に電子部品などの工業製品が増えてきているのは事実としても、これらは地場産業でなく、殆どが外国資本。すでにフィリピンに見切りをつけ撤退している企業も散見される。

 銀行などは比較的時価総額も大きく、信頼できそうにも見えるが、どうしても十数年前のPNBの印象がチラチラする。全体の所得が底上げされれば、不動産などは良さそうだが、所得が上がるということは、=外資が逃げ出す、ということに繋がる訳だから、これもどうかと。

 結局自前のこれといった産業がバナナ、パイナップルとエビしか見当たらない外資頼みの現状では、フィリピンの証券マーケットに手を出すのは、ちょっとリスクが大きいかな。gawk

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