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January 28, 2012

第442話 遠足・カンチャナブリ(3)

 声をかけてきたのはバイクタクシーなのだが、かなり年寄りの爺さんだ。おいおい、大丈夫なのかよ~こんな爺さんの後ろに乗って…。でも他にバイクタクシーは走ってないし…。ブリッジまでいくら?って聞けば40Bという。鉄道駅から橋まででも相場は40と聞いていたから、高くはないが…。躊躇していたら爺さんは30Bでいいという。私が躊躇していたのを値段のせいだと思ったのだろう。

 まあ、人の良さそうな爺さんだし、年寄りだからビュンビュン飛ばすこともないだろう。ということで後ろに跨った。爺さんは非常に丁寧な運転で、爽やかな風を切って走ってゆく。なんだ、この爺さんなかなかいいじゃないの。でもって、橋でおろしてもらい、30でなく、こちらも気分良く、最初に爺さんが提示した40Bを渡した。

 長距離バスには観光客は全く乗っていなかったが、さすが“戦場にかける橋”の鉄橋だけあって、ここはもの凄い観光客の数だ。橋は戦時中に爆破されたあと、今の鉄橋に作り替えられたが、今も使われているのだが、列車は滅多に通らないので、多くの観光客が徒歩でクワイ川に架かる橋を渡っている。

Photo_2


 ピピッ、ピピピピッピッピー♪とあのクワイ川マーチの口笛を吹きながら歩いた。穏やかな天気と穏やかに流れるクワイ川、なかなかいいのだが、映画の場面とはどうにもダブらないのだ。映画ではかなり山の中に橋が架けられていたが、実際にはここはのどかな平地だ。渡りきった先に何かがある訳でもないので、また戻る。どうも向うから汽笛が聞こえる。何と偶然にも鉄橋の上で列車とすれ違う、という“幸運”に恵まれたようだ。鉄橋の上には他にも人がいて、列車もそれは先刻承知なのでかなりゆっくり通過して行った。まあ、日本ではあり得ないことで、列車が通る橋の上に人がいたとなればニュースに出ること請け合いである。

 

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