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March 31, 2012

第452話 激安サフラン

 カンボジアは胡椒の産地だ。今回のお土産アイテムは出発前からベトナムのコーヒー、そしてカンボジアの胡椒と決まっていた。

 シェムリアップのオールドマーケットはかなり大きく、しかも中は迷路のようである。ブラブラと冷やかしながら見て回ると2時間くらいかかるだろう。周囲には屋台のような食堂もたくさんあって、見るからにグータラそうな欧米人たちが、まだ日が高いうちからビールを呷っている。

 乾物類を売っている店は案外すぐに見つかった。胡椒も山のように積まれている。値段を聞くと50g×3パック(=150g)で2ドルという。こりゃ値切る必要などないくらい安い!9パック買って、1パックおまけでよこせ、と言ったら渋々ながらもOKとなった。

 ところで隣に積んである黄色い粉末に目をやると、なんとサフランでないの。はて、カンボジアってサフランの産地だったのかいな?まあ、いい。値段を聞くとこちらも50g×3で2ドルだという。胡椒も安いが、こちらの方の激安ぶりは仰天ものだ。日本国内では1gで800円とかで恭しく売っていただくものだ。それが何だって?150gで2ドルだとぉ??国内で買えば3パックで12万円と言うことだから、800分の1くらいの値段と言うことになる。問題はこれが本物かどうか、でしょう。

 そのうちにパエリアをやってみよう。ホンモノだったら凄い。Photo

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March 28, 2012

第451話 日本人と韓国人の見分け方

 ところで、土産物売りに限らず、女性の斡旋などカタコト日本語で話しかけてくる輩がここシェムリアップでは案外多い。でも、どうしてすぐに日本人と分るのだろう。ツーリストは日本人以外にも韓国人や中国人だって少なくない。少なくとも顔はそんなに変わらないと思うのだが。

 屋台のような食堂でビールを飲みながら昼飯を食っていると、近所で土産物屋をやっているという兄ちゃんが例によって日本語を交えて話しかけてきた。「ところで、あなたはどうやってすぐに日本人だとわかるんだい?ここには中国人や韓国人だって沢山いるじゃないか。」と質問してみた。曰く「中国人は話し方がうるさいから分る。日本人と韓国人はよく似ているが、鼻が違うんだ。韓国人は鼻が小さい。でもはっきり分らないときは最初に日本語で話しかけ、通じなかったら韓国語で話しかけるんだ。」

 聞いていたM氏、「そうか、日本人は鼻の形がいいのか!どうりで女の子たちがチロチロと俺の方ばかり見ていると思ったら、そうだったのか、俺は鼻の形がいいからなのか!そうか、うん、そうだったのか。」

 ところで、気分が良くなったM氏は彼の店でしっかり土産物を買っていた。

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March 26, 2012

第450話 オニイサン、カッコイイ

 ちょっと値段は高いが、他に手頃なのがないので、近くのレストランで缶ビールを飲みながら昼食。ここには大きな溜池があって開放的なので、少しブラブラ歩きするのに丁度いい。

 歩いているとどこからか5~6歳くらいの女の子たちが寄ってくる。土産物を入れた籠を肩から下げているこの物売りたちはここではあちらこちらで見かける。売り物は大体どの子も同じで、絵葉書、ブレスレット、ストラップなど、小さなものだが、驚くのは多くの子がカタコトの日本語を喋って近づいてくることだ。カンボジアのこんな田舎で誰に習うのだろう。「ハガキ、10マイ、イチドル」「ヤスイヨ、カッテ~」「オニイサン、ドコ?トキョオ?オサカ?」など、知っている限りの日本語を投げかけてくる。日本人はこういうのに弱い、ということを充分に心得ているようである。ボロボロに擦り切れた服の小さな女の子にすっかり感情移入してしまったM氏は1ドルほど渡していた。Photo

 「オニイサン、カッコイイ」。声をかけてきたのは10才くらいの女の子。こんな言葉を教えたのは日本人だろう。M氏もふざけて「オニイサン、アイシテル」を女の子に盛んに仕込んでいた。それにしても言葉の感性はフィリピン人同様に良いようだ。このフレーズを彼女はすぐ覚え、少し後ろから歩いてきた男性グループ(多分日本人)に投げかけた。どっと笑いが聞こえてきた。M氏は「すげぇ、もう覚えて喋ってるよ」。ちょっと悪い悪戯かも。

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March 23, 2012

第449話 アンコール遺跡

 今日はトゥクトゥクを1日借りて(12ドル)アンコール遺跡を巡る。遺跡はとても広く、徒歩で歩き回るのは不可能だ。それでも欧米のバジェット派のツワモノ達が汗まみれで自転車を漕いでいる姿も多く見かけた。

 遺跡エリアの入り口で入場の3日パス(20ドル)を入手する。入場と言っても広いエリアに立ち入る為の通行手形のようなもので、あちらこちらで検問がある。写真を撮られ、顔写真付きの“通行手形”を首からぶら下げる。

 遺跡群ではワットが代表格であるが、ここは最後にする。池を前景にした佇まいは日没の夕日が一番似合うからだ。で、最初にトムに向かう。ここはかなり広大だ。どの観光客も南大門通ってバイヨンから入り、最後に東門に抜けるのがルートのようである。バイヨンは見事の一言に尽きる。特に巨大な石柱に彫られた観世音菩薩をあちらこちらに配し、壮大であり、何とも言えない威厳に満ちている。Photo

 それにしても観光客の数はもの凄い。狭い通路をすれ違うのもままならず、階段の上り下りでは多少の行列もできる。階段の傾斜もかなりだ。アンコールツアーは70歳以上の人には相当キツイことだろう。

 東門から出てトゥクトゥクを探したが、なかなか見つからない。何しろ同じように“主人”を待っているトゥクトゥクがもの凄い数で待機しているのだから、これは容易ではない。20分くらい待っただろうか。ようやくこちらに向かって手を振っている彼を見つけた。 自分の足元を見れば赤土の砂埃のせいで、まるでゾウの脚のような汚さだ。さーて昼飯かな。

 

 

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March 20, 2012

第448話 シェムリアップの両替

 シェムリアップの市街地へは空港からトゥクトゥクで15分程度だ。M氏は初めて乗ったこの乗り物がいたく気にいったようである。空港で両替をしていなかったことを思い出し、ドライバーに頼んで両替所に立ち寄ってもらった。

 カンボジアの1リエルは大体0.02円くらいである。1万円を出したら、なんとドルをよこしてきた??? カンボジアに来て金を使うんだから、現地通貨を普通はよこすでしょ。しかもよこしてきた円-ドルのレートは国内の銀行のものよりも遥かに良い。確かに成田で見た表示だと、ドルに替える場合、SとBで6円も開きがある。日本の銀行は手数料取り過ぎだよ~。

 ところで、両替所のお姉ちゃんがドルをよこしてきたのは後でわかった。どんな小さな売店でもカンボジアではドルが普通に使えるのだ。物乞いの子供だってワンダラー、ワンダラーと言って近づいてくる。ドル表示のものをいちいちリエルに換算して支払うのはかなり面倒な作業だ。結局1万円分のリエルはかなり持て余す結果となってしまった。

 さて、水シャワー(安いゲストハウスでお湯は出ない)を浴びて、シャツやパンツを洗濯し、そろそろビールを飲みに行くのにちょうどいい時間だ。さっきのドライバーが下にいたので聞くとオールドマーケットまで1ドルという。歩いたら15分以上はかかりそうだし、2人なら1人40円。乗っていくとしよう。

 ところで、あちらこちらの道端でバッタのような虫を煎っているのか炒めているのか、奇妙なモノが売られている。まさかゴキブリではないとは思うが、ちょっと試す気にはなれない。Dsc_0209

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March 16, 2012

第447話 シェムリアップへ移動

 今日はシェムリアップへ移動。ハノイの空港まではエアポートバスがあり、確か3ドル程度で行けるはずだが、ホテルのお母さんが大きく手を振って、あれは止めなさい、と言う。客が集まらないと発車しないので、どうも時間通りいかないらしい。

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 で、結局お母さんが勧める白タクを頼むことになった。15ドルというから来た時よりは少し安い。まあ、2人いるから、1人600円程度だし、いいとするか。時間まではマーケットに行くとしよう。如何にもアジアの混沌といった路地を10分ほど歩くと、もの凄い人だかりのマーケットがあった。目当てはベトナムコーヒーだ。自分は特にコーヒー通でも何でもないが、アラビカ種のここのコーヒーはとびきり香りが高く、まったりして美味しいのだ。

 相変わらずの薄墨色の単調な景色の中を40分程で空港に着く。出発ロビーで驚いたのは日本人団体旅行客の数だ。シェムリアップはアンコール遺跡があるにしても、この爺さん婆さんたちの数は凄い。

 座席指定で前の方に座っていたので、サッサと出られた。ここではサッサと出たい理由がある。まだビザを取得していないので、到着してからアライバル・ビザを取らなければならないからだ。申請順に発給されるから、列の後ろにいたのでは空港を出るのに時間がかかってしまう。

 それにしても、ビザカウンターにいる7人の係官は何なんだ?隣からきた書類にポンとスタンプを押すとまた隣に。これが6回ほど、あたかもバケツリレーのような動作で繰り返される。そして最後のオジサンがパスポートをめくって確認し、名前が呼ばれる。

 「Hey !  Hiroshi!」 おいおい、なんでミスターも付けずに、下の名前で呼び捨てなんだよ。偉そうにふんぞり返っている。受け取りに行くと、「OK ! It's yours !」 なんとも感じが悪~い。 

 入国の審査官の感じの悪さは更に輪をかけた。ここでは全指紋を取られるのだが、読み取り機の反応が悪いのだ。2秒くらいかざして、もういいだろうと手を離すと、凄い剣幕で手を離すなっ!と言う。感知したらピッと言うのだが、5秒以上はかかる。こんな険悪なやりとりは2回ほどあった。

 むしゃくしゃした気分で外に出ると、そこは夕方の南国の青空。一気に気分は変わった。ゲストハウスのドライバーがトゥクトゥクで出迎えに来てくれていた。

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March 14, 2012

第446話 ハロン湾

 7時半ちょうどにガイドが迎えに来た。16人乗りのワゴン車だが、我々が乗って、ほぼ席が埋まった感じだ。国籍はマチマチ。私の隣にはブルガリアから来たという若い女性。

 問題は天気である。昨日と全く同じ曇天で、ガイドによれば海沿いも大体同じ天気になるだろう、だった。現地まで早くて3時間はかかると言われてはいたが、なんと運転手のノロノロ運転で4時間以上かかってしまった。

 現地に着いてからノロノロ運転の理由が分かった。どうやら、マイクロバス2台で舟が1隻ということらしく、相棒のワゴン車がかなり遅れていたかららしい。また、誰かが寝坊でもして出発が遅れたのだろう。

 波止場にはもの凄い数の舟がひしめき合っていて、さすが世界遺産、相当の観光客が押し寄せてきていることを窺わせる。12時頃舟に乗り込むと、時間的にもすぐにランチが出てきた。特に豪華と言うこともないが、こういう場面で出てくるランチとしては、まあまあだ。エビをつまみに2ドルの缶ビールで、やれやれと一息つく。

 岩峰群はすぐに現れた。これが青空だったらさぞかし素晴らしい絶景なのだが、キリも濃く、まあ“水墨画風の海の桂林”と無理やり見立てて納得することにした。そうでないと代金の32ドルが無駄になるというものだ。Photo

 案外あっと言う間に4時間ほど経ち、波止場に戻ってきた。帰りは運転手は往きとは人が変わったと思えるほどの猛スピードでハノイまで駆け抜けた。さ~て、また安い食堂でハノイビール、かな。

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March 11, 2012

第445話 ハノイ

 この時期のハノイあたりの気候は、雨温図で見る限りは乾期。だから快適な旅になるに違いない、と考えていたのが甘かった。タクシーの運ちゃんに聞いたら、ここ1週間は雨はほとんど降らないけれど、大体毎日こんな感じで曇っているという。明日はハロン湾に行くつもりだけど、この天気じゃなあ…。

 そのハロン湾ツアー、シンカフェで申し込むのが正統派というので、シンカフェがどこにあるのかホテルで聞いたらここで、シンカフェのツアーの申し込みが出来ると言う。シンカフェには偽物シンカフェが数多く存在するというから何が何だかよくわからないが、まあ、聞いて見て値段で判断しよう。提示された値段は34ドル。んっ、ちょっと事前情報より高いな…。「シンカフェで公式に提示されている価格はもっと安いはずだ」と言うと、32ドルにするという。ここには小型ボートに乗って湾内をひと回りするメニューも含まれているから、高くない、という。まあ、ホンモノのシンカフェを探しに行っていると日が暮れてしまうだろうから、まっ、これでいいか。

 明るいうちに近くのホアンキム湖をブラブラ歩きしてこよう、とホテルを出た。この辺りは旧市街なので、道路は狭く人通りがハンパじゃないうえ、その中をバスも走るので、相当気を引き締めて歩かないと何かが起こりそう。交差点を渡るときの危なっかしさは、アジアはどこでもそうだが、ベトナムはとくにオートバイが多い。(写真の交差点では真ん中で人がタクシーに乗り込んでいる)Photo

 今回は旧友のM氏が同行させてくれということになり、一人旅ではない。彼は道路を渡るのにかなり躊躇していたが、湖の周囲の公園まできてやっとホッとした表情を見せた。公園の中では、バドミントンのシャトルのようなものを人々が輪になって蹴り飛ばしている光景をあちらこちらで見かけた。

 ビールはなかなか旨い。安い食堂でビール大瓶を一人2本飲んで、春巻きやらスペアリブやら食って一人600円弱、といったところだ。Photo_2

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