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April 19, 2012

第457話 ホーチミン

 ベトナム航空の帰り便は真夜中発なので、数時間というヒジョーに半端な空き時間ができてしまう。プノンペンからやってきて2時過ぎに着くから、10時間近くどこかで時間を潰さなければいけない。時間的に市内をプラプラするくらいしかできないし、3年ほど前に市内は結構歩いたから、あまりモチベーションが上がらない。

 結局、まずはベンタインの市場に向かったが、土産類はあらかた買ってしまったので、ただ見てるだけ、である。M氏ももう買い物には飽き飽きしているようなので、安宿街の辺りに向かう。その辺りは、さすがにバックパッカーの集積地といった雰囲気が漂っている。木陰でビールを飲む。

 通りを眺めているうちに気付いたのだが、ここホーチミンの3年前と云ったら、もの凄いオートバイの数に圧倒されたものだが、クルマが増えてきたと見え、オートバイの数は減ってきているように見える。それでもまだかなりの数だけど。

 ドンコイ通りをブラブラ歩き、サイゴン川辺りを歩こうと大通りを渡ろうとするが、信号もないし、こりゃどうしたものかと思案していると、道路横断案内人とでも言うべき人が現れて、彼が道路に出て、手を拡げ体を張ってクルマを止めてくれた。これは3年前には見なかったサービスだが、そんな人海戦術より信号機を付けたほうが良いように思えるのだが…。Photo

 さて、最後の夜はやはり春巻きとビール、〆にフォーで食うだけ食ったし、そろそろ空港に戻るか。えーと、タクシーは…と探すまでもなく、停まっていたタクシーの運ちゃんから声を掛けられる。20万ドンというのでちょっと高いが、まあいいだろう。で、問題は降りるときである。運ちゃんは何と「1人20万ドンだから、2人で40万ドンだ」などと言い出した。(プッツン!) これ以上ないくらいデカイ声で『フ・ザ・ケ・ル・ナ !』と運転手の顔を睨みつけて怒鳴り、降りてからもドアが壊れるくらいバタンッと閉めてやった。これくらいやると運転手も怯むようだ。M氏も「おい、すげえ形相だったぞ~」だって。

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April 13, 2012

第456話 キリングフィールド

 さして見どころのないプノンペン。キリングフィールドとツールスレンを3時間ほどでひと回りしようとトゥクトゥクのオジサンと交渉。20ドルを提示されたが、何とか半額の10ドルで折り合った。ホテルのお姉さんは多分15ドル位と言っていたので、マズマズの金額。

 朝8時過ぎに出たが、既に激しい渋滞でタップリとディーゼルの排ガスを吸わされる。これは喘息持ちの身にはかなりキツイ。1時間弱でキリングフィールドに着いた。時間が早いので来訪者は疎らだ。

 キリングは killing だから、ここはポルポト時代の処刑のフィールドだ。頭蓋骨が山のように積まれた写真を見た記憶のある人は少なくないはずだ。しかし、あれからもう20年以上経つ。慰霊の祈念碑があって亡くなった人達はすでに丁重に弔われているのだろう、と思ってやってきたのだが、全く違う光景だった。

 頭蓋骨は記念塔のなかにまだ山のように積まれていたのである。そのことを知っていて見に来た人はともかく、この光景を見れば誰だって言葉を失う。もの凄い数の頭蓋骨。しかも、凄惨な拷問の末の頭蓋骨。それが生々しく目の前にある。ポルポト…。毛沢東思想に毒された独裁者。これはひどい。Photo

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April 09, 2012

第455話 プノンペン(2)

 さて、道端の“青空バーバーショップ”は日が暮れるとやはり営業は終わってしまうらしい。で、少し歩き回っていると、ちょっと瀟洒な美容室のような店が見つかった。「Ladies and Guys」となっているから、いいのかな?中に入って改めて尋ねてみると「どうぞ」ということなので、チェアに沈みこんだ。

 時間が遅いせいか、客は他にいない。ちょっと不安な感じもするので、値段を聞いたらトリミングとシャンプーで5ドルという。この国としては安くはない金額だが、ここで散髪しておけば日本に帰ってから1カ月は床屋に行かずに済む訳だから高くはない。しかも世話をしてくれるのはなかなかの美人のお姉さん。

 散髪の腕前はちょっと頼りなかったが、シャンプーは良かった。肩のマッサージも丹念だったし、クドイようだが、何しろ美人のお姉さんである。それにしても5ドルじゃ普通のローカルの客相手でもないだろうから、「日本人も時々来るの?」と聞いて見た。「ヨーロッパ人やアメリカ人がよく来るけれど、この店で日本人はあなたが初めてです」という。

 ホテルに帰るとM氏が私の頭を前後左右から眺め、「虎刈りにはなってないな。どこ?俺も行くよ。来てよ、一緒に。」 「俺はもういいよ、行って来たんだから。」 「そうか、俺一人じゃ、ちょっとなあ。でも美人のお姉さんねえ。」

 明日は、午前中にツールスレンとキリングフィールドを見て、午後はホーチミンへ移動する。ホテルのフロントに聞いてトゥクトゥクの大体の相場は聞いておいた。

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April 05, 2012

第454話 プノンペン

 ゲストハウスのオーナーに手配してもらったより15分ほど早く、7時15分にピックアップのバスが来た。ここからバスターミナルまではウンザリするほど時間がかかった。理由は途中でピックアップする乗客が寝坊しているのか、随分と待たせる連中が多いからだ。

 バスターミナルはごった返すような人だかりで、チケットの紙切れを見てもどのバスに乗ったらいいのか分らない。それでもその紙切れを何人かに見てもらううちに乗るべきバスには辿り着く。さて、ここからが長い。プノンペンまで300kmというから東京から名古屋近くまでの距離を一般国道を6時間かけて移動する。途中はサバンナ気候の草原や疎らに乾いた林が繰り返されるだけで、ずっと起きて過ごすことは相当困難である。

 2時間半ほどで小休止となるが、トイレが見当たらない。車掌に聞いたら、「あの中にある」と言って街角のレストランを指差した。え~、あれは普通にレストランだぞ?客でもないのにトイレ、いいのお~?出来るだけレストランの客のような顔をしながら、一直線にトイレに向かう。行って見れば、さっきのバスの乗客の大半がそこにいたから問題なさそうだ。

 プノンペンに近づくにつれてやや渋滞気味になり、その為に予定より少し遅れて3時頃にプノンペンのバスターミナルに到着。ホテルに荷物を置き、早速付近の散策に出かける。

 プノンペンは、治安が悪く見どころも少ないとは言うが、欧米人のツーリストはかなり多く見かける。トレンサップ川の散歩道は比較的きれいに整備され、気分良く歩ける。西日に照らされる王宮付近もなかなか絵になるスポットである。Photo

 日が沈めば、もうビールである。カンボジアではアンコールビールとカンボジアビールの2種類が主流で、個人的にはアンコールビールの方が好みだ。中華料理店に入り、いつものように2人で6本ほど呷った。ホテルの近くで“青空バーバーショップ”がいくつかあったことを思い出した。M氏は「言葉が通じないところでトラ刈りにでもされたらどうすんの?俺はいいよ」というので、ホテルに帰ったあとで1人で出かけた。

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April 03, 2012

激安ゲストハウス

 マーケットで土産も買ったし、今日もシャワーを浴びたらいつもの屋台で晩飯かな。宿で手配するトゥクトゥクのオジサンとはすっかり仲良しになった。彼に宿まで送ってもらい、1時間後にまたピックアップしてもらう。宿と市街は1.5kmくらいで運賃は1ドルだ。Photo

 さて、明日はプノンペンに移動するので、宿賃の支払方々、バスの手配をしておく必要がある。いきなりでも乗れるかもしれないが、本数が少ないので確実にしておかないと何かと不安だし。

 さて支払だが、安いゲストハウスの多いシェムリアップでもここは本当に安い。ブッキングサイトのレビューでも評判が良かったのでここにしたのだが、朝食付きで1人あたり1泊4ドル!なのだ。吉野家の牛丼の値段と変わらない。1か月滞在しても1万円!これじゃ長期滞在の欧米人がゴロゴロしているのも頷ける。人の良さそうなオーナーもよかった。シェムリアップ最後の夜も屋台で二人でビール大瓶6本を飲み干し、近所の青空ローカルカラオケでさらに酒量を上げた。

 

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