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July 31, 2013

第490話 三江線

 今回の山陰地方の豪雨、他人事ではない。旅程が2日ずれていたら、モロにハマっていた。

 でも、穏やかな日に行かれるなら、山陰の山あい、日本の原風景が延々と見られるエリアだ。119kmを3時間40分もかけて走る。セッカチな人では乗っていられない路線だ。

 当然1両編成のワンマンカー。それでも乗客は多いときで10人くらい。江津ー三次を最後まで乗っていたのは、自分を含めて3人。夫々が、この三江線に乗ることを目的としていた。

Photo


 とにかく遅い。くねくね流れる中国地方最大の江の川に沿って走るから、なにしろカーブが多い。そしてカーブでは非常に遅い。フルマラソンのドンケツのランナーにも抜かれそうなスピードだ。途中、駅員がいた駅は2つか3つ。家が5~6軒あればそこに駅がある。

 パラパラと乗り降りする乗客。みんな限界集落のお年寄りばかり。不採算丸出しのこの路線はいずれ廃線の議論もあるだろう。そうなったらこの爺さん婆さんたち、どうなるのカナ。

 でも、こういう路線、嫌いじゃない。缶ビール片手に、景色に飽きたら文庫本を開き、そのうち居眠り。ストレスフリーの超鈍行の旅。

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