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March 13, 2014

第504話 アンナプルナトレッキング(2)

 アンナプルナトレッキングのルートに危険な要素はまったくない。牛や驢馬がノシノシやって来たときにぶつからないように気を付けるくらいだ。登山というよりは、長~いハイキングと思えばよい。

 登山口のナヤプルから暫くは、ジープも通るような車道がヒレという集落まで続く。チェックポストが2か所ほどあって、許可証を提示するが、すべてがガイドのラジュさんが手際よく済ませてくれるので、いっさい問題なし。

 ひたすら埃っぽい単調な道を歩く。車道とはいえ次第に傾斜は増してくるが、迷うところもまったくない。所どころ食堂のような店もあって、水も食料も持たないトレッカーもチラホラいる。

 ヒレの集落に着くと、ラジュさんは懇意にしている食堂でランチにしようと言う。メニューを見ると下界に比べて倍くらいの値段になっているが、仕方あるまい。モノを運ぶ手段がロバじゃね。焼き飯を頼んだ。理由は、それならそんなに時間がかからず出てきそうだからだ。が……、それにしても出てくるのが遅いぞ。

 おばちゃんが段々畑に降りて行った。ナント、焼き飯に使うネギを取りにいったらしい。しかも、ラジュさんに聞いたら、ご飯も注文を受けてから炊くと言うでないの。

 結局、たかが焼き飯だったはずなんだけど、出てきたのは1時間後だった。

 ウレリへ向かう急な石段にかかる。急傾斜の石段登りが標高差600m続く。こんな急な石段でも牛、馬、驢馬は通る。というか、彼らの方が“優先車両”なのだ。ここでは。それはいいとしても、ひとこと言いたい。

「いったい、どんだけクソしたら気が済むんだよっ!」

 傾斜が急になるほど彼らの落し物は増える。よけて歩くのもだんだん困難になってくる。糞に神経を集中させて歩く山登りも珍しいが、少しずつヒレの集落が小さくなっていくのを励みにガンバる。

 順調に高度を上げ、16時前にはバンタンティという小さな集落に着いた。ラジュさんが今日はここに泊まろうと言う。標高2200m。アンナプルナ南峰が見える!

「よっしゃ! これでビールだ!」Photo

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