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June 03, 2015

第544話 ホイアン(3)

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 ホイアンはなかなか情緒のある町で、居心地は悪くない。それでも小さな町だから、まあ3時間もいればひと通り回れる。で、薄暮の雰囲気を楽しんで、町はずれのバスターミナルに戻った。だいたい夕方6時頃である。

 行ってみると、いやに人気がない。売店や貧相な食堂もほとんど閉まっている。嫌な予感がした。その辺にいたおばちゃんに尋ねようにも、この辺りじゃ英語はまるで通じない。それでもバスターミナルで途方にくれている様子を見れば、何を聞こうとしているのか、分かるというものだ。おばちゃんはさかんに「トゥモロー、トゥモロー」と言っている。なるほど……。バスは今日はもう来ないよ、ということか。おいおい、まだ6時だぞ。 それではと、タクシーうんぬんと言うと、やはりおばちゃんは、しきりに手を振って、ここには来ないよ、みたいなことを言っている。

 とほほ、また20分歩いて、市街地まで戻るとするか……。

 

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June 01, 2015

第544話 ホイアンへ(2)

 車掌のおばちゃんはホイアンまで5万ドンだ、と言って、5万ドンの紙幣をヒラヒラさせている。だが、事前に調べた情報では、地元の人なら2万ドン(120円くらい)で、外国人にはその2~3倍の料金を吹っかけてくると書かれていた。まあ2~3倍取られても大した金額ではないのだが、精神衛生上の問題なのである。

 事前にポケットに銭を小分けに入れておいた。左のポケットに2万ドン。右のポケットに1万ドン。残りはカバンの中。おばちゃんに2万ドンを突き出す。おばちゃんは激しく手を振って5本の指を立てて、5万ドンだ、と譲らない。

 そこで、もう1万ドンを残りのポケットから出す。それでもおばちゃんはウーウー言っている。ポケットの中が空っぽなのを大げさに見せて「もうこれしかないよ」とジェスチャー。するとようやくおばちゃんは「しょうがないわねぇ」てな感じで、計3万ドンでケリがついたのだが、バス料金が交渉制という国はそうお目にはかかれないだろう。

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 一度話にケリがついてしまえば、案外あとはおばちゃんもフレンドリー。そのへんがベトナムの楽しいところである。1時間ほどでホイアンのバスターミナルに着いた。

 でも帰りが、また・・・・・・。

 

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