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December 26, 2015

第552話 スロバキア時間?

 ここまでチェコ、オーストリアと移動してきたが、鉄道は概ね定時通りに運行されていた。 が、ここスロバキアに来ると、様子が変わる。

 まず、運行状況を知らせる電光掲示板の右端にDelayの欄がある。 そういう欄があるということは、そもそも日常的に遅れが生じている、ということのようだ。 何しろ、ほとんどの列車のdelayの欄には、何がしかの数字が表示されている。 うーむ、侮れんな、これは。

 トレンチーンに向かう列車のときは25分だった。 まあ、よかろう。 これくらいなら許容範囲と言えなくもない。 しかしトレンチーンから帰りの列車はちょっと如何なものかと。

 駅に着いたときは「35分遅れ」だった。 そして「じゃあ、そろそろホームに行くか」というころに「50分遅れ」となった。 で、またその時刻が近づいてきたので、乗客たちがゾロゾロホームに向かう。 だが待てど暮らせど列車は来ない。今度は75分遅れだとアナウンスがあった(らしい)。 で、ホームにいても寒いので、乗客たちは再び待合室に戻る。

 おいおい、一応はチェコ・スロバキアといって、ついこの間まで一つの国だったんだろ? チェコとスロバキア、何だか大違いだぞ。 ここはどうやら旧社会主義体制のカルチャーを維持しているようだ。Photo

 

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December 21, 2015

第551話 トレンチーン

 ブラチスラヴァから日帰りの遠足で、中世の街並みが残るトレンチーンまで行くことに。

 昼間の時間が短いので、朝は日の出とともに駅に向かった。ブラチスラヴァはその国の首都の中央駅とは思えない貧弱なもので、日本の人口10万人程度の地方駅よりみすぼらしい。

 欧州でも、このあたりの駅では英語は不可ということになるが、駅で切符を買うまではどうということない。駅名と人数を告げればよいのだから。 しかし、「どこ行きの列車に乗ったらよいのですか?」と尋ねたら、手で追っ払われた。 そしてインフォメーションの窓口に行けと、彼女は指さした。

 ところがまだ時間が早いのか、その窓口は閉まっているし、当分の間、開く気配が無い。 で、掲示板を眺めていたが、こうしていたってラチは開かない。 掲示板の中に「コシツェ行き」というのがあった。 方角的にはトレンチーンはそちら方面だ。 発車まであと数分。 「えーい、乗っちまえ」とホームに向かった。

 飛び乗ったところに車掌がいたので、切符を見せた。

「これはダメだ。この切符では乗れない。これはインターシティの列車だから駄目だ、だめ!」

 というわけで、追い出された。 どうやら、自分の持っていた切符は普通列車しか乗れないようだ(確かに安かったが……)。 追い出されたあと、10秒くらいで扉は閉まり、発車した。 追い出されたのは不幸中の幸いだった。 あのまま乗っていたら、検札で不正乗車扱いで高額なペナルティを取られていたかも。

 トレンチーンは良かった。まるで童話の世界の中世の街に来たみたい。

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December 17, 2015

第550話 おトクな切符(ウィーン~ブラチスラヴァ)

 チェコの古い街並みと比べてしまえば、ウィーンもそれなりの風情を残しているが、中世的な街の景観という面では少し見劣りするだろう…… というのは想定されていたことなので、一応の見どころを見たら、次の目的地に向かおう。

 ウィーンからブラチスラヴァまでは、片道で切符を買うよりも、何故か往復で買った方が安いらしい、ということは、いろいろ書かれていた。

 で、駅(ウィーン中央駅)の窓口に行って訊いたら、本当にそうらしい。しかもその「ブラチスラヴァチケット」と呼ばれるその切符は、ブラチスラヴァの市内公共交通が4日間乗り放題で、たったの16ユーロ! ウィーンからブラチスラヴァは距離は50kmくらいらしいから、まあ東京から茅ヶ崎あたりを往復して、現地のバス4日間乗り放題で2千円ちょっと、という感じだ。

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 うーん、これはかなりおトクでした。勿論、ブラチスラヴァのトラムやバス、散々乗り倒しました。

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December 07, 2015

第549話 乗替え時間6分 間に合うの? リンツ

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 その日は、チェスケーブディエョビツェで10時の列車に乗り、ウィーンまで移動。 途中リンツで乗り替えになる。 検察でやってきた車掌に尋ねた。

「リンツで乗替えになるが、インターバルが6分しかない。 6分間は、充分な時間ですか?」

「6分あれば、何の問題もない」

 車掌は大げさな身振りでそう答えた。多分、リンツは地方都市だから駅も小さく、ほとんど隣のホームで待つイメージなのかな? と楽観的に考えていたが、列車がゆっくりと駅に滑り込んでいくうちに、一気に不安が膨らんだ。大きな駅で、ホームがたくさんある! どこのホームに移動するべきか、まず確認しなければならないはずだ。 重い荷物を引きづりながらダッシュで飛び降りた。

 駅員に声をかけられた。

「どこに行くんだ?

「ウィーン」

「だったら、向こうのホームのあの列車だ。 急げっ!」

駅員は、離れたホームを指さし、ダッシュのポーズをとって促した。荷物を抱えて階段を走って降り、地下道もすっ飛んで、そしてまた、駆け上った。一番近いドアに飛び込んだ。数秒後に扉は閉まった……。

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December 05, 2015

第548話 チェスキークルムロフ の バス乗り場

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 雪が舞い、とても行楽日和とは言えないなか、足早にチェスキークルムロフを駆け足で観光し、チェスケーブディエョビツェ(コレ、カタカナでもなかなか読めない)の宿に戻ろうと、15時過ぎにバスターミナルに戻った。

 大きなターミナルで、停留所が20くらいある。

(さて、どこで待てばいいのかな?)

 ちょうど停まっていたバスの運転手に尋ねたら、上の段の一番奥を指さした。確かに行ってみると、かなりカスれていたが、そう書いてあるように見えた。 

 しかし、30分経っても1時間たってもバスは来ないし、その停留所に並ぶ人も他には誰もいない。 停留所には一応時刻表があるのだが、その時刻になっても、バスが来る気配は、まるでなかった。 やがて陽も沈み、一気に冷え込んできた。そうなると、不安も一気に増幅するものだ。

 かなり離れた、はなれたバス停にツーリストらしき人たちが大勢並んでいる。どうにも気になる。行ってみたらプラハ行きのバスだ。 運転手に尋ねたら、チェスケーブディエョビツェに立ち寄ると言う。 

(やった、これで何とか宿に戻れる!)

 あのまま、誰もいない寒空のバス停で待っていたら、果たしてどうなっていただろう……。

 

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December 02, 2015

第547話 チェコ 短い青信号

 信号機は、だいたい世界じゅう、どこへ行っても青は進め、赤は待て、である。 チェコも同じ。これ当たり前。 

 だが、どうにも、ここだけじゃないか、と思えることがある。 歩行者用の信号のことだ。

 青信号の時間が異常に短いのだ。 青になったと同時にダッシュで歩きだして、ちょうど渡り終えた辺りで赤になる。 普通の速さで歩いたら、8割くらいのところで赤になる。 スーツケースをゴロゴロ転がしていれば7割で信号が変わってしまうという塩梅。

 欧州は弱者に配慮された世界と思っていたが、杖を突いた老人なら、これでは道路を渡ることもなかなかシンドイ。 幸い運転マナーが良いので、ドライバーも待っていてくれるが、これが中国や東南アジアなら、クラクションを鳴らしながらクルマが突っ込んでくるだろう。Photo

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