September 17, 2014

第513話 「れば、たら」 フィリピン株

 ここ暫く、日本株は上がりそうで上がらず、ストレスが溜まっている株主も多いことだろう。このまま中折れになって萎んでしまいそうな予感さえする。そんな中で、東南アジアの株が好調のようだ。

 自分が投資してきたのは、ブラジルのほか、中国、ベトナムだが、中国はどうもカオスの様相を呈してきたので、全て売却。ブラジルはオリンピックまでは頑張って保持しようと思うが、雲行きは?? ベトナムはひとときどん底に叩き落されたが、辛抱していた甲斐があって、かなり持ち直してきた。

 さて、フィリピンである。実は3~4年ほど前、投資しようかどうか迷っていたのだが、やらないことにした。理由は、市場での流動性がどれくらいあるかよく分からなかった、ということもあったが、あの国が本当に発展するのか? という感覚的なものが大部分だ。

 これは、フィリピンに数年間いたからこそ、の感覚でもある。いや、あの国で仕事をしてみれば、大概の日本人は誰もがそう感じるだろう。後先をあまり考えず、思いつきだけですぐに行動する国民性は経営者といえども例外ではない。そういう企業への投資となれば、慎重な日本人なら二の足を踏む。

 ところが、だ。ここ数年のフィリピンの株価指数はどうだ。自分が逡巡していた頃の指数は3000くらいだったのが、今では7500近くまで上がっている。2.5倍か・・・・・・。

 「れば、たら」を言い出せばきりがないが、あのとき、フィリピンのことをむしろ中途半端に知っていなければ、なのである。

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May 19, 2014

第510話 あの世が見えた

 先日、県内の国道で交通事故に遭った。見通しの良い直線でこちらはやや登り。

 対向車との距離100mくらいで異変を感じた。対向車が少しずつセンターラインに寄ってくる。

 50mくらいまで近づいたあたりでは既に黄色いラインを跨いでいる。

Photo 「ヤベッ! こっちに来るぞ!」

 クラクションをけたたましく鳴らし、急ブレーキを踏んで、左にハンドルを切るが、縁石があるので僅かしか左に寄れない。ガリガリ! 縁石に擦るようにして止まったときには、その制御不能な黒い塊は、圧倒的な迫力で目の前に迫っていた。

「だめだ! もはや俺もこれまでか!」

そのときだ。時間は止まり、全てのものが動きを止め、見えるものは、ぼんやりとした輪郭のない世界だった。そのコンマ何秒の世界はとてつもなく長く、今までも、そしてこれからもずっと続くかのようだった。

 ガッシャーン! バリバリ! 激しい衝突音がその世界を掻き消した。対向車は私のすぐ横に衝突し、再び反対車線に飛んでいった。

 カパカパになっていたが、ドアは開けることができた。ふら~っと出てきた夢遊病者のような男を見て、近くで見ていた婆さんが「いやだ、あの人、生きてる」と言って、目を丸くしていた。

 相手の運転手も大けがはしていないようだったが、少し足を引きずっていた。下を見ていてクラクションの音にも気づかず、ぶつかるまでわからなかったという。多分、スマホの画面でも見ていたのだろう。

 ちらっと見えた、あの世。同じものをまた見る日がいずれ来るのかな。

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April 14, 2014

第507話 マラッカ

 1カ月間のネパール滞在は、冬の寒さからの逃避行であったはずなのだが、暖房のないカトマンズやナガルコットは、まったくその目的をまっとうしてくれなかった。

 実は、ネパールに行く直前には1週間ほどマレーシアにも居たのだが、こちらはホント暑かった。まあ-10℃のところでうずくまって暮らしているよりは有難い。マレーシアに滞在した理由は、今回の旅はエアアジアを使ったから、という単純な要因からである。

 KLのLCCターミナルは、もともとの空港からはかなり離れているが、簡素ながらも、まあちゃんとした空港である。(それでもベンチとかが少ないので、多くの人は地べたに座っている)

 羽田を深夜飛び立った便は朝早くLCCTに到着する。ここからは各方面への中長距離バスがたくさん出ていて、まあまあ便利といえる。今回はそのなかのマラッカ行に乗った。1日に5~6便はあるようだ。マラッカまで3時間、約700円。

 道路状況もよく、13時前くらいにはマラッカのバスターミナル着。ここのバスターミナルはマラッカ郊外に新しくできたもので、思っていた以上に広い。だから市街地に行く路線バス乗り場を探すのに苦労する。まあ、初めての人ならば、2回くらいは誰かに尋ねることになるだろう。そして、乗ったら乗ったで、降りるところも大よその見当をつけて降りることになる。海外に出れば、日本のように親切に停留所のアナウンスなどない。

Photo  だいたいの見当をつけて降りたら、ほぼドンピシャリ。すぐ近くに予定していたゲストハウスがすぐに見つかった。やれやれ、昨夜の便ではほとんど寝られなかったから、少しゴロンとするか。

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October 30, 2013

第492話 今朝の山梨日日新聞で

 先週、記者の方がお見えになり、お話させて戴いたのですが、その件が今朝の山梨日日新聞に紹介されました。

 2時間近くお話させていただきましたが、さすがにポイントを外さず呑み込んでいただき、言わんとしていたことが伝わる書き方をしてくださいました。

 最近の緩い教育や躾とは異なった内容なので、私の考えには合わない方も少なくないと思いますが、やがてはこの方向性が絶対に必要になる、という信念を持って書籍も書いています。

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August 28, 2013

第491話 拙書2作目

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9月3日配本予定で、2冊目刊行の運びになりました。

「幸せに自立できる女性に育てる、大切な6つのこと」

出版は前著と同じ学研パブリッシングです。

女の子の育て方は今まで、ふわふわした論調のものが多かったのですが、これからは女の子と言えども、生温い環境で育ってしまうと、大人になって立ち往生してしまうでしょう。

ですから、少し厳しい口調で申し上げている部分もあります。

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January 16, 2013

第478話 バンドン

 ジョグジャカルタは落ち着いた町で良かった。さて、バンドンはどうだろう。鉄道でも良いが、8時間近くかかるらしいので、やはりライオンエアで移動。こんどのフライトは久々に乗るプロペラ機。

 ここで困ったことになった。機体は天井が低く、棚が小さいのだ。持っていたボストンバッグが、どう押しこめようにも入らない。抱えて座席に座るしかないと観念したが、何しろLCC。座席間のピッチが狭く、まるでクルマのエアバッグが膨らんでしまったような、なんとも形容しがたい、見ようによっては滑稽な姿に見えたはずだ。アテンダントさんが見かねてやってきて、こっちで預かるから、と言って荷物を持って行ってくれた。

 約1時間でバンドン空港に到着。タクシーはカウンターでクーポンを買う。市内まで一律4万ルピア(360円くらい)だが、乗ったクルマのドライバー、英語が通じないのはいいとしても、かなり地理不案内なのだ。ゲストハウスがやや奥まったところにあるとはいえ、通りの名前や住所が書かれている地図を示しても良くわからないらしく、通行人に聞いている。それでもダメで、全然違うホテルの前で「ここだよ、ここ」のようなことを言って、降ろされてしまった。

 結局、近くの人に聞きながら歩いて行ったら、何のことはない、さっき目の前を通っていたのに、運転手が気付かなかったようだ。何しろ安いゲストハウスだから、フロントに明かりも点けてなく、何だか沈んだ感じ。まあ、いいや、明日のジャカルタまでの鉄道のチケットを買ってこよう。

 このゲストハウスの良いところは、バンドン駅まで歩いて10分ちょっと、と近いことである。駅までの道はまさに雑踏の中をかき分けて歩く感じだ。特に駅の近くはスラム街に近い雰囲気のところを通る。一応は人口200万人以上の中核駅なのにねえ。

 ジャカルタまでの特急は1時間か2時間に1本程度走っていて、6万ルピア(540円くらい)だ。15時過ぎの列車が取れたので、あとはブラッと歩いて晩飯かな。どこでもそんな値段だが、ビール大瓶2本とメシでだいたい千円くらいだ。

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November 08, 2012

第469話 LCC (LION AIR) デビュー

 原稿も入稿し、11月27日の配本まで時間的な余裕が少しできたので、1週間ほど息抜きの旅に出ることにした。

 現地での移動手段は、普段はバスや鉄道が多いのだが、今回は時間的な制約も感じられるので、特定区間は空路を使うことにした。

 で、LCC。 LCC自体はセブパシフィックやエアヨーロッパなど、乗ったことはあるが、自分で予約し、チケットを取ったのは実は初めて。

 LOIN AIR のHP画面から日程や区間を入力し、料金を確認したりして次のページに進むのだが、このページが結構大変。10分経過すると元のページに戻ってしまうらしい。航空会社にしてみれば、販売機会を逃さないためなのだろうが、英文の注意書きなどいろいろ確認しながらやっていると、余裕のある作業ではない。モタモタしていられないのである。

 それでもどうにかチケットを取ることはできた。チェックインカウンターでトラブルがなきゃいいが…。

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October 15, 2012

第467話 水が出た!

 一昨日、2週間ぶりに地下水が戻ってきた。19本のパイプを繋ぎ76メートルの深さから汲み上げるきれいな水もポンプがちゃんと作動してこそ。

 山登りをやっているので、普通の人よりは少量の水でやり繰りすることはできる、とは言え、やはり不便な2週間だった。20Lのポリタンクで運ぶにしても、これがなかなか重く、頻繁にやっていると腰にくる。風呂は近所の町営温泉で、トイレや歯磨きは道の駅に買い物に行ったときに、などの「努力」で計84Lの水でやり繰りした。

 油ものの食器洗いはできないから、メニューは限定される。肉を加熱するときは、皿にラップを張ってその上に乗せてレンジでチン。スーパーで買ったトレイは皿に移さない。必然的に刺身や豆腐、蒲鉾、ソーセージにパン食が増える、など食生活そのものが変わってしまった。

  蛇口を捻れば水が出る、という当たり前の生活ができない。これは平均的な人なら相当ストレスを伴うだろう。

 それがやっと普段通りに戻った。蛇口から流れ出る水が今日はやけに輝いて見える。

 数日前から決めておいた。今日は野菜炒めとカレーじゃ。

 

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September 30, 2012

第466話 水はライフライン

 先週、父が他界し、いろいろ済ませて戻ってきたら、今度は井戸水のポンプの故障で水が出ないという生活。

 山登りでは1日2リットルで飲料水だけでなく食器を濯いだり、歯を磨いたりやっていたので、多くの人が想像するよりは何とかなる。取りあえず20Lのポリタンクを満タンにしたので、3~4日くらいはこれで凌げそうだ。

 但し、以下がその前提条件である。

トイレの(小)は外でサッと済ませる。(大)は近くの道の駅に行って済ませる。その際に歯磨きも済ませる。

風呂は近くの温泉で町民料金(300円)で済ませる。

油を使う料理はやらない。刺身や惣菜のトレーのまま食事をする。麺類をゆでた後の鍋は洗わずティッシュで拭くだけにする。要は食器洗いをせずに済ませることを考える。

手や顔の洗浄は除菌のウェットティッシュで済ませる。

ポンプの修復は最低でもあと1週間はかかりそう。2~3日なら問題ないが、だんだんストレスが溜まってきそうな予感が…

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September 06, 2012

第465話 LCC

 最近ジェットスターが日本に乗り入れて、提示されたプロモ料金には驚かされた。関西からマニラで片道4000円。諸経費を入れても往復で2万円以下だった。用事がなくても行ってみようかなという雑念がチラッと頭をよぎったが、その頃は原稿書きで遠出ができない状態だった。 

 今日はセブパシフィックのプロモ料金でまたビックリ。フィリピンの国内便だが88ペソという料金は東京から新宿までの電車賃と変わらない。国際線でもセブから香港やシンガポールで1088ペソ。これも都内から宇都宮あたりへの在来線並みだ。

 となれば、アジアのハブとなる空港まで行ってしまえば、こりゃアチコチ想像以上に安く行くことができそうだ。最終原稿が入稿したら、半月くらいアジア、だな。

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