August 13, 2016

第568話 こりゃ赤痢か??(ミャンマー編)

 マンダレーに着いたときは、一睡もしていないのだから、それはもうクタクタで目眩もひどかった。 が、、そのときは、体調不良は100%睡眠不足のせいだと思っていた。

 駅を出て手頃な宿を見つけ、部屋のベッドでゴロンとしていたら、どうにも腹具合がよろしくない。 で、トイレに入ると、それはもう酷い下痢で。 少し固形物が出たあとは、ほとんどオシッコがケツから飛び散るように排出される。
 これで気がついた。同じような症状を15年くらい前にフィリピンで経験していたのだ。あのときは医者からアメーバだと言われた。 微熱と倦怠感、猛烈な下痢。あのときとまるで同じである。
Photo  原因は大よそ思い当たるフシがあった。ヤンゴンの路上の串揚げ屋台。魚のすり身のようなボールを揚げてその場で食べる。これが案外おいしく、何度か食べたのだが、食べたときに揚げ方が充分でなかったのか、ちょっと温いなと感じたことがあったのだ。 多分、原因はそれのような気がする。
 うーん、こりゃ参った。もしそうなら、数日間はこの状態で悶々とせねばならん。

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August 12, 2016

第567話 うーっ、ミャンマーの鉄道は……

 

Photo_3 あまり乗り心地は良くないと聞いてはいたのだが……。

 ヤンゴンからマンダレーまでの移動、バスか鉄道かどっちにするか迷ったが、1等車に乗っても鉄道の方が安いし、少なくとも座席がゆったりしているらしいので夜行列車で移動することにした。
 17時。ほぼ定時にヤンゴン駅を出発。左へのカーブが続くので、線路を擦るような音が暫く続く。うるさいけど、クーラーは無いから窓を締めることもできない。
 夕景を眺めて缶ビールを飲んでいるうちは良かった。車窓からの長閑な風景も、まさにアジア的で旅の気分も満たされる。 が、、、
 さて、ひと眠りしようとリクライニングを倒してみたら、起こしている間はあまり気にならなかった揺れが尋常ではないのだ。ヤンゴンを出て暫くして線路の直線部分が長くなってくると、それなりにスピードも出すので、縦揺れ、横揺れ、これが半端じゃない。
 やがて揺れはいよいよ酷くなり、まるでトランポリンのように体が座席からジャンプするようになってきた。多分、5cm以上は飛んでいる。嘘だと思うなら乗ってみるがよい。掛けていたメガネが弾みで通路に飛んでしまい、そこをスナックの売り子が通り、メガネは踏みつけられてしまい、フレームが歪んでしまった。
 音も凄い。客車とデッキとの間の扉は、すっかりバカになっていて、列車が揺れるたびに、ガッシャーン!!。
 それでも後ろの席のインド人っぽいオバサンは鼾をかいて寝ていたのには驚いた。
結局翌朝8時にマンダレーに着くまで、1分間も眠ることができなかった。
 もう、ミャンマーで鉄道に乗るのはこりごりである。(因みにヤンゴン~マンダレー、約650kmで、900円くらいだった)
 

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May 13, 2016

第566話 そのにおい、ちょっとキビシイ (ベリーズ)

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 ベリーズは2度目は無いかな、そう思う別の原因は味覚にある。ちょっと苦手な、スパイスなのか、とにかくそのアフリカっぽい風味。現地の人には好みなんだろうけど。
 さて、夜行バスに乗った。取りあえず、ここまでは良し。
 通路を挟んだ隣の母娘がパックランチの蓋を開けた。途端に……
 ううっっ、何と言ったらいいのだろう。においを言い表すのは難しいが、ガイジンさんのワキの下にカレー粉をまぶしたかなようなにおいとでも言っておこう。日本にいたらまず嗅ぐことはない。狭いバスのなかである。忽ち「オエッ!」という臭いが立ち込める。 
 バスに乗ってすぐ食べるんなら、乗る前に待合室で食べてくださいっ!!

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May 12, 2016

第565話 なんで~ 物価が高いベリーズ

 外国を旅していると、「また来たいな」と思うところもあれば、「ここはもういいかな」というところもある。

 ベリーズは、どうも後者の方かな。滞在したベリーズシティという街がイマイチだったから、かもしれないけど。

 まず、物価が高い。何故だ?? 街には物乞いは多いし、旅行者が近寄ってはいけないと言われるスラム地域もある。 道路だって街の中心地を外れればデコボコだ。

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 それでいて、安い宿でもバストイレ共同で4千円くらいするし、昼メシでコーヒーとサンドウィッチ程度でも千円くらいする。 外国人料金か? と思ったが、街角で缶コーラに1US$払ったら、地元の人も同じ金額を払っていた。

 ここまでメキシコやキューバ、グアテマラと、フレンドリーなラテン系を旅してきていたので、アフリカ系住民が大半を占めるこの国には、そういう雰囲気はない。

 道路を歩いていても、好奇の温度感のない視線がどこからともなく集まる。

 あまり、居心地がいいとは言えないな。 さっさと1泊だけで切り上げて、夜行バスでカンクンに戻った方が良さそうだ。 

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April 24, 2016

第564話 グアテマラの ”残念な”バス

 メキシコ側はまだよかった。ブンブンぶっ飛ばす運転は別にして、バスもそう酷いものではなかった。が、川を渡ってグアテマラに入った途端……。

 外見もまるで廃車のスクラップ置き場から拾ってきたような体裁の車。「えっ? これに乗るの?」って誰もが思うだろう。でも他に無いのだから仕方がない。運転席もすごい。ケーブル類はもちろんすべて剥き出しだし、メーター類もそもそも無い。アクセルにつっかえ棒のようなものを差し込んであるのは何なんだ?? それが無いとツーって勝手に動きだしちゃうとか??

 道路も素晴らしい。普通なら国境に続く道、って言えば一応はメインルートだろう。それがどうだ。メキシコ国境から4時間くらい、旅行者をあざ笑うかのようなダートコースが続く。ようやく舗装道路になったと思ったら……。

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 やっぱ、そうなるのかよ~。オーバーヒートで止まってしまった。同乗していたカナダ人が車体のフロントについているエンブレムを見て、僕の肩をポンポン叩いて言った。

「おい、この車、トヨタらしいぞ。まあ、多分エンブレムはニセモノだろうがな。ワッハッハ!」

 肩身が狭いったりゃありゃしないよ。

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April 11, 2016

第563話 かなりいい加減なイミグレ(グアテマラ)

出入国の審査といえば、大概は手続きに厳格で、気難しそうで愛想のない表情の審査官。というのが相場だが、グアテマラはメキシコから入るときも、ベリーズに出るときも、そういうイメージを吹き飛ばしてくれる。

まず、せっかく書いた出入国のカードはろくすっぽ見もしないで、ポンポンと箱の中に放り込む(じゃあ、いったい何のために書くんだよ)。そして無駄話が多い。

「オー、ハポン! トッキョオ、オッサカ、オキナワ~。 ハウ アー ユー?」

イミグレの係官に求められて握手をしたのはここ以外では経験がない。

しかも、だ。出国の際には、出国税を取られるはずなのだが、たまたま忘れたのか、日本人だから免除してくれたのか、支払わずに出国できてしまった。

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 徒歩で、ベリーズの国境ゲートに向かったが、本当にこれでいいのか、何度か振り返ったが、誰にも咎められることもなく、そのまま国境も通過してしまった。

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April 05, 2016

第562話 マヤ遺跡は疲れる

 パレンケ、チチェニツア、ティカル…… ユカタン半島にはマヤの遺跡が集積しているので、ツーリストも多い。が、しかし、年寄りにはなかなか疲れる遺跡群である。

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アンコール遺跡などもそうなのだが、とにかくどれも歩く距離が長い。まあそれは仕方ないとしても、あの石段はどうにかならんものか。不当な言い掛かりではあるが。

一歩一歩の段差がまさに「よっこらしょ」なのである。それが高さで高いものは60mくらい登る。それがいくつもあるわけだから、終いにはまだ見るところがあっても「もういいよ」となってしまうワケである。しかも熱い熱帯雨林気候。汗だくの運動のおかげで夕方のビールが一段と美味くなるのは有難いが。

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March 22, 2016

第561話 えっ! 突然の時差の変更? (カンクン)

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「地球の歩き方」は、バックパッカーにとってはバイブルとまでは言わないが、ひとたび旅に出れば、無いと困るアイテムである。記載されている少なくとも「基本情報」は“一応は”誰もが信頼している。 のだが、

 メキシコのカンクンから古都カンペチェに向かおうとして、前日にADOのバスターミナルでチケットを買った。朝8:30発の次は11:20発になっていた。カンペチェまで7~8時間かかるので、夜着いてからの宿探しはやりたくないので、値段は約700ペソと高いが、8時半発、軽食付きのデラックスバスの切符を買った。

 さて当日の朝、8:00には私はバスターミナルの待合室にいた。乗客の様子を見ているとほとんどのバスが遅延もなく順調なようだ。ふむ、メキシコのバス、なかなかちゃんとしとるな。

 で、8時半。あれっ? 乗るはずのバスが来ていない。でもまあ、多少の遅れはあるだろう。ここは日本じゃないのだから。

 8:50分。さすがに気になるので、近くの係員に尋ねた。もちろんメキシコでは平均的な人には英語は通じないから、チケットを見せて身振り手振りである。

 そのオジサンは、しばらくチケットを見てから「そのバスなら、もう行っちゃったよ」と言っているようだ。冗談じゃないよ。8時半のバスに乗るために、ここに8時から来て待っているのだ。僕は自分の腕時計を見せながらそう訴えた。

「あれ? あんたの時計間違ってるよ」みたいなことを言って館内の掛け時計を指さした。

 え~?? 僕の時計が1時間遅れているって~?? そんな馬鹿な。ハバナからカンクンについたときに時刻を間違いなく“セントラルメキシコ”に合わせたはずだ。それが何故??

 とにかく押し問答しても行ってしまったバスは戻ってこない。オジサンは「切符売り場に行け」みたいなことを言っている。

 負けたときの高見盛のように僕はトボトボとチケットの窓口に向かった。

 どうやら、昨年2月からこのエリアだけ時差を1時間早めたということらしい。……。知らなかった。時差なんてそうちょくちょく変わる筈はない(サマータイムを除いて)のだが「地球の歩き方」最新版にだってそんな変更は書いてなかった。くそ~、バス賃がダブルでかかってしまった。おまけにカンペチェに着いてから、夜の宿探しになってしまったじゃないか。

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March 12, 2016

第560話 激安 伊勢海老

 トリニダーもキューバにある世界遺産だ。ちょっと独特な古い街並みはブラブラ歩きも退屈でなく、居心地も悪くない。

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 この街でのもう一つのお楽しみは、ロブスターである。外国人向けの吊り上げ価格でありながら、それでもビックリするほど安いのだ。

 レストランのオーナーが声をかけてきたので、「ロブスターはいくらだ?」と尋ねてみた。

「15cuc(約1700円)だ」と言うから手を振って「高い!」と言うと10になり、8になり、最後には6cucになった。 まる1匹でサラダとライス、それにマンゴジュース付きだと言う。 日本での値段を考えると15cucでも充分に安いが、ここはキューバだからね。

 いや~、何年ぶりだろう。伊勢海老なんて。誰かの結婚式で食べたのが最後じゃないか? それも一匹の半分だったはずだ。それが、このプリプリがまる一匹。6cuc、つまり700円! そりゃもうかぶりつきましたがな。トリニダーには2泊したが、2日続けて晩飯は伊勢海老。もう2度とこういうことはないだろう。

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March 09, 2016

第559話 つり銭のチョロマカシ(キューバ)

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ハバナではCUPと呼ばれる現地通貨を使うと、物価はかなり安い。そりゃそうでしょう。いくら基礎物資の配給があるとは言っても、キューバでは1カ月の平均収入が20ドルくらいしかないわけだから。

 で、街角でサンドウィッチやハンバーガーを買うと、だいたい5cup(20円)~10cup(40円)くらいである。

 ある店でサンドウィッチを買おうとした。価格表には10cup(40円)と書かれていた。 ウノ(1つ)と言いながら20cup札を出して指でも1つであることを伝えた。売り子の少年は頷いて、パンにハムやチーズを挟むという動作をしながら、突然、「1つだな?」というようなことを訊いて来て、1枚の札をヒラヒラさせた。つまり、このおカネで一つ買うんだよな? ということだった。 「そうだ」と頷いた。

 外国に行ったとき、よほど慣れるまでは、どの札もなかなか区別がつかないものだ。僕は少年がヒラヒラさせていた札が、10cupであることに気付かなかった。10cupも20cupもデザインがよく似ているのである。

 彼はサンドウィッチをよこしたが、つり銭の10cupをよこさない。 「釣りをよこせ」と言って、催促したが、少年は「あんたが出した札はこれだ。10cupだ。あんたも、そうだ、って認めただろう?」みたいなことを言って譲らない。

 やられた。一種のつり銭詐欺だ。受け取った20cup札を、少し時間を置いて10cup札にスリ替えて、「あんたが出したのはこれだよな」みたいに念を押す。 似ている紙幣だから、こっちは気付かない。 後の祭りである。

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